草木染めは栗とかブナとかいたずらに自己流で遊んでいましたけど。本格的に「関善にぎわい屋敷」で開催している「草木染め研修会」なるものに参加!月に1度、いろいろな草木でいろいろな講師のもとで研修。
今回の講師は作山氏。とても丁寧なこころをこめた染めをする方でムラの出ない染かたを教えていただきました。もう時間のたつのも忘れて勉強しました。楽しかったです。残念なのは研修会ですので自分の作品が作れないことです。
その作山氏の説明を少しご披露します。
①道具 ・ステンレス製寸胴(ステンレスの鍋でも) ・ステンレスボール大2個 ・中1個 ・タライ(水洗い用) ・漉し袋 ・菜ばし ・ビニール手袋
②今回は絹の反物を切ってつかいました。呉服屋さんから古くなった反物を安く譲っていただいたそうです。
木瓜の木や枝や葉を細かくきる。
・適当な量(最低3ℓ位)の水に刻んだ木瓜を入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にしてときどきかき混ぜながら30分ほど煮る。
・煮出した液を漉し(1回目)、再度抽出し1回目の液と合わせていきます。
布の地入れをする…40℃くらいのお湯に布全体を浸し「繰る」という作業をする。丁寧に10分から15分くらい。
「繰る」…たえず液体の中で布を動かして気泡を入れないようにすることや、折れ目がつかないようにすることが大切。
アルミ媒染で染める
・抽出した液を漉し、水またはお湯を加えて5ℓの染欲を作る。50~60度くらい。
・地入れした布を絞らずにそっと入れ、20分染欲の中で繰ります。終わったらタライに入れたお湯(40度くらい)ですすぐ。⇒温度差がないように!
媒染欲⇒明礬8gを8ℓのお湯に溶かしてかき混ぜる。
・お湯ですすいだ布を絞らず媒染欲に入れ、40度位に保ちながら20分くらい繰る。終わったらタライに入れたお湯ですすぐ。
すすぐタライは、染欲と媒染欲と必ず別々にする。
これを3回繰り返す。
作山氏のご教授でした。 大変ありがとうございました。
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