自然の生命力を体内に摂り入れることの出来る、滋養強壮効果の高い食材がある。夏に旬を迎えるので冷凍保存で保管するその食材とは・・・・
「亀の手(カメノテ)」と言う。海で磯遊びなどをされた方はご存知だろうが、見掛けが少々グロテスクで本当に亀の前足のような代物であるのだ。
日本各地でも、波打ち際の岩の間にしがみつくように生活している
「カメノテ」は、大きくジャンル別けすればフジツボなどの貝の仲間と思われがちだが、実は「エビ」や「カニ」の仲間で、従って貝類に見られる産卵期の貝毒はない。シゲシゲと覗き込むように凝視しても、見た目だけは思いっきり「亀の手」のように見える。
牡蠣やアサリのように貝毒による食あたりは無いので、時期に拘らずいつ食べても良いのだが、流通は6月~8月が多いようで、一度食べ出したら止まらないカッパえびせん状態ほどの美味しさ。和歌山でも隠れた名珍味の謎の海の生物
「亀の手の塩蒸し\680」は、スペイン料理でも
「ペルセべ」と呼ばれる高級食材。ゴツゴツした皮(左下)をめくれば、貝柱のような(右下)深い味わいのコクと旨味が感じられ、磯の風味をたっぷり満喫できる。
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この3グラスの「和歌山の地酒飲みくらべセット\500」はあり難い。
和歌山の地酒は、九重雑賀の
「雑賀(さいか)」米は五百万石を使用してお値段を下げている純米吟醸酒。やわらかな旨味が口に広がる。他の超辛口とは異なり、米の甘味を楽しめるやや甘口。食事の邪魔にならないように香りは控えめで爽やかさだけが広がる。奇をてらわないラベルからも想像できるように、素朴で上品な味わいと、線の太い旨みが一体となる。
和歌山の地酒は、世界一統の
「南方(みなかた)」超辛口純米酒(生原酒)は、蔵元自信の超辛口。旨みがありながらも爽快感あふれる切れの良さ。全量山田錦を使用した特別純米酒で、夏の冷酒にぴったりの「無濾過生原酒」。キレの良さに米の旨味を醸し出す事で、余韻を楽しめるお酒だが、限定蔵元出荷500本のため、数に限りはあるが、地方に埋もれたお酒の代表格。
和歌山の地酒は、超久の
「超超久(ちょう・ちょうきゅう)」米の力を引き出す事に重点を置かれた蔵元限定品で、米の旨みを残した無ろ過生原酒(山田錦と雄町使用)を、-5度の氷室貯蔵庫で約3年じっくりと熟成させた純米吟醸酒。ひと口めは、純米吟醸特有のフルーティーな香りが楽しめ、口の中に含むと舌に多少の酸味を感じつつ、旨みとコクが後半から押し上げてくるような、味の輪郭がはっきりとした男性的な飲み口が魅力のお酒。
和歌山(紀州)は、梅の文化があるからか、地元の酒は酸を意識しているものが多いが、総てに渡ってキレがあり、独特な酒造文化と言えそうな和歌山の地酒は侮れない。
■居酒屋 城月(じょうげつ)
・TEL:073-423-4896
・所在地:和歌山県和歌山市雑賀屋町東ノ丁63
・営業時間:17時~23時
・定休日:日曜日
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