まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

金盃と銀盃

2024-12-09 | 暮らし
物が増えすぎるので、時折、整理しなくてはならない。
よく言われる「箪笥の肥やし」は着物だし、「押し入れ」の奥に入ってしまうものは「無用の長物」。
居間のクローゼットは収納スペースが多く、ついついそこに入れてしまう。
たまに点検し無用の長物を見つけて処分したい。
殿の金メッキの盃が出てきた。
会社の系列のスカイホテルでの催しで、得意げに持ち帰ってきたのを覚えている。
この箱書きから豪快に吞んだであろう殿の姿が浮かぶ。
何でも横綱はそうそういない。
ふっと笑えて大事に元に戻した。
思い出の品は慌てて捨てなくても良いと思う。これは大切なもの。



さて、今年表彰された時に頂いた銀盃がある。
今どき銀盃を頂いて喜ぶ人っているのかなあと、せっかく頂いたのに申し訳ないが思ってしまった。
会社にいた時も、永年勤続表彰で銀杯を頂いた。
その時もどこかの食事券でも、商品券でも、カタログで選ぶのでもいいので、使えるものが欲しいと思ったが、それはどうしたのか記憶がない。
とりあえず、目の前の銀盃を見ると、保証書に「純銀 99.9」「63g」とあった。早速、質屋をしている同級生にLINEした。
「今は、金も銀も高くなっているから、それなりの金額で売れると思う」とのこと、金ならその100倍だって!
結局、県から頂いたのに換金するなんて何という失礼なと思ったが、娘たちもいらないだろう。
弓道連盟からの花束とみんなの拍手のほうが、何倍も嬉しかった。

盃は持っていてもどうしようもなく、思い出にもならない。
それどころか、頂くまでの経緯を思い出すことの方が悲しい。
思ったより高く買ってもらえることとなった。
美味しいお菓子を持って、同級生の元へ。
コーヒーを入れてもらって、よもやま話をして、手数料は端数でいいとのこと。優しい❤


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