弓道協会の新年総会があり決算を終えて新しい年度となる。
一昨年からコロナの影響で活動が難しく、今年は会費の設定を会員の負担のないようみんなで話し合って決めた。
日頃稽古して試合とか審査を受ける正会員と、稽古を休んでいる準会員と、その中でも全弓連への登録をする人としない人に分けた。
脱会する人をくい止めるためにも価格の改訂はしなくてはいけない。
そのせいか、この仕事を何十年もやってきて、初めて脱会者ゼロとなった。
弓の稽古をしばらく休んでいる弓道仲間の同級生が会費を支払いに来てくれたので、しばしコーヒーを飲みながら話をした。
お互いに癌を患って、抗がん剤治療をしたので、その話になった。
指先が痺れるというので、実はわたしも痺れが取れ切っていなくて、寒くなると特に手や腕にも及ぶ。これは、抗がん剤のせいだよね。と、言いつつ証明できない。
医者に言っても治るわけではないし、経験したものでないと分からないことがある。日頃、誰に言っても分からないと思いうから黙っていたが、二人で話が盛り上がり、抗がん剤の是非に話が及んだ。
及んだところで発表の場もないし、最近はIPS細胞の研究も進んできたので、癌なんか風邪くらいの病気になりそうな気配だ。
治療中、指先の痺れがひどくて、料理をしていても、食材をつまんでいる感触がなくて、ひどいときには揚げ物をしていて油の熱さも分からないくらいだった。
「しびれるねぇ。もっと面白いことに痺れるならいいんだけど」
と、話しつつ「もしかして、これって後遺症じゃなくて、老化かも・・」
同級生と話していると年を取っていないような感覚になるが、高齢者ということに痺れの原因があるのではと気づいた。
何しろ、高齢者と区切られた年になった経験は初めてだから。
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