めぞん・ど・とぷ

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ポンペイの庭園

2009年12月11日 | culture


冷たい雨の一日でした。
身体がこわばってしまう、気温一桁の寒さ。
外に出るのが辛いですね。

作日、久しぶりに西洋美術館に出かけました。

目的は、『古代ローマ帝国の遺産』を観に行くため。
ヴェスヴィオス火山の噴火のために一瞬で、埋没してしまったポンペイ出土の、数々の美術品が展示されています。

360度観ることのできる皇帝の彫像や、フレスコ画。
精巧な造りの金銀の指輪やネックレス。

現代でも見劣りのしないデザインのものばかりで、とにかく驚き。
いずれも、2千年以上昔の紀元前のものとは思えないくらいです。

当時、すでに水道の設備も整っていたり、熊手や鍬などの鉄器が作られていたということは、製鉄技術もかなり進んでいたっていうことですよね。

そして、何よりも驚いたのが、現在でも発掘が続いているということ。

写真はミュージアム・ショップで販売していた蜂蜜キャンディ。
箱に描かれているのは、ポンペイ出土の壁画《庭園の風景》です。

口の中に広がるほのかな甘み。
2千年の時の流れに思いをはせつつ、味わっていると、
冷えた身体もこころもち温まるような気がします。

とぷ