道東沖のサンマ漁は、地震による停電復旧後、好調な水揚げが続き、9月中旬だけで全国1万2千㌧を上回り、水揚げ日本一の花咲は約7千㌧におよんだ。
漁業情報サービスセンターによると、8月からの全国サンマ漁獲量は、9月20日現在で累計2万5,254㌧と前年同期(1万3,099㌧)の約2倍となっている。特に、停電復旧後の9月中旬は2,000㌧以上の水揚げがまとまり、1万2,305㌧と前年同期の約3倍に増加した。
水揚げ日本一の花咲港は、9月に入り20日までに8,992㌧を水揚げし、8月からの累計で1万5,824㌧と前年の9月末までの累計(1万4,755㌧)を超えた。11日からは日量1000㌧を超える日が多くなっている。価格も17日からそれまでの㎏単価300〜400円から100円台に下がり、旬の味覚として消費が広がりそうだ。
花咲以外の道内主要港では、厚岸が累計2,862㌧、釧路が同1,464㌧となっている。