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秋サケ沿岸漁獲速報(11月20日現在) 1,560万尾と前年の81.3%、金額483億円・126.5%

2024-11-30 19:20:33 | 系統通信
 秋サケ漁は、一部を除き、多くの海区、地区で定置網を網揚げし、最終盤を迎えているが、オホーツク東部、根室北部が健闘し、尾数は前年の8割以上、金額は3割近く上回っている。
 道連合海区漁業調整委員会のまとめた11月20日現在の令和6年秋サケ沿岸漁獲速報によると、漁獲尾数は1,560万3,865尾で81.3%、漁獲金額は483億670万円で126.5%。平均目回りは3kgを下回っているが、一尾当たりの単価が3,096 円で前年同期の56 %高となっている。
 道漁連の水揚げ日報でも4万3,000㌧を超え前年比82%となっている。前旬から35万尾を上乗せし、最終1,570万尾、約4万4,000㌧と、後期に漁獲が極端に失速しなかったため、来遊予想をやや上回るシーズンとなった。一方で地域格差は大きく広がり、今後の漁業経営、増殖事業に影を落とした。
 海区・地区ごとの漁獲尾数と漁獲金額は次の通り(カッコ内前年同期比)。
【オホーツク】▷西部1,215,485尾(53.6%)▷中部=2,381,044尾(55.0%)▷東部=7,031,396尾(97.2)▷小計=10,627,925尾(76.8%)、33,751,201千円(122.2%)
【根室】▷北部=2,530,984尾(128.5%)▷南部=350,382尾(71.1%)▷小計=2,881,366尾(117.0%)、8,508,280千円(177.2%)
【えりも以東】▷東部=495,815尾(92.5%)▷西部=505,026尾(84.2%)▷小計=1,000,841尾(88.1%)、2,867,664千円(120.5%)
【えりも以西】▷日高=92,998尾(77.9%)▷胆振=57,589尾(83.3%)▷噴火湾=35,690尾(101.2%)▷道南=11,593尾(21.2%)▷小計=197,870尾(71.1%)、572,068千円(76.8%)
【日本海】▷南部=125,802尾(59.9%)▷中部=417,913尾(75.1%)▷北部=352,148尾(49.8%)▷小計=895,863尾(60.8%)、2,607,490千円(98.8%)
【総計】▷尾数=15,603,865尾(81.3%)、▷金額=48,306,703千円(126.5%)

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