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日本海沿岸ニシン漁獲状況速報(2月10日) 水揚げ量281㌧、銭函や厚田地区で群来

2021-02-21 14:36:45 | ニュース

 日本海沿岸ニシンの刺し網漁は、銭函や厚田地区で広範囲に渡る群来がみられるなど、2月に入り来遊が本格化。しかし、今年は時化が多く、2月10日時点の水揚げは281㌧と前年同期の38%にとどまっている。

 道水産林務部水産振興課普及指導員がまとめた2月10日時点の水揚げは、後志・石狩両管内が計281㌧と前年同期の51%。

 管内別では、後志47㌧(前年同期184㌧)、うち小樽市漁協20㌧(同92㌧)、余市郡漁協13㌧(同45㌧)、東しゃこたん漁協14㌧(同47㌧)。石狩は234㌧(同550㌧)、うち厚田支所102㌧(同228㌧)、石狩本所89㌧(同229㌧)、浜益支所は42㌧(同93㌧)。 

 また道総研中央水試の漁獲物調査が13日、小樽・厚田地区で実施され、小樽地区では尾叉長30㎝以上、平均体重345gの大型個体が全体を占めており、年齢組成は5年魚(2016年)が41%、6年魚(2015年)が37%、4年魚が20%。1回目の調査に比べて7年魚は減少し、6年魚が増加している。

 厚田地区では6年魚が47%、5年魚が36%と全体の8割を占めている。両地区ともメスはすべて完熟状態で、一部では「子ヌケ」個体も混獲されている。



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