先日、見習い達にも手伝ってもらい中間育成場所へ投入した”アラメ”が順調に成長したので、今回は植林場所への据え付け作業を行ってきました。
昨年も、同じようにアラメを投入しましたが、残念なことに大半が食害に遭い、大半が壊滅。
そこで今回は前回の失敗を教訓として、新兵器を投入することになりました。
それが、これ。
見ての通りのシロモノで、苗をこの囲いで覆ってウニ等から守ろう、というものです。
小さな魚や貝などはスルーしていきますから、効果の程は疑わしいですが、やらないよりはマシでしょ?
それに本体は鉄骨ですから、海藻に必要な鉄分の補給源となりうるかもわかりませんしね
で、これを
土嚢で固定します。
あまり波のこない場所なので、これ位の土嚢でもおそらく大丈夫です。
そして、これらの他に新兵器がもう一つ。
それは・・・
”海の中見るぞう”君。
見るだけでなく、動画・写真をSDカードに記録することが出来、今後の活動に大いに役に立ちそうです。
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が、一つ問題点が。
それはこのレンズ部分。
動力源がありません。
つまり”潮”任せなんです
大気中であればケーブルをひねることである程度はカレンズの向きを変えることが出来ましたが、さて、水中ではどうでしょうか??
多分動かないでしょうね~
ま、そんなことはさておいて、作業は順調に進んでいきます。
前回も含め、2回分の種苗が投入してある中間育成場。
ここから育ち具合が良く、根がしっかり張った”アラメ”だけを選んで揚げて行きます。
ここで一つ問題が発生。
一部の苗が早速食害に遭ってしまい丸ボーズになっていたのです。
幸いにもまだ種苗が筏に残っていたので、急遽運び入れ、これらにもう一度植え付け直して投入したのですが、食害にあったのは後から投入したアラメばかり。
投入時期が遅かったので水温が高くなり、十分育つ前に外敵が多くなってしまったのかもわかりません。
前回(見習い達は前々回)投入分の内、7個が被害に
順調に育った苗も、穴が空いていたりして、何らかの形で食べられた跡があり、引き揚げた種苗の中には、サザエの稚貝・バフンウニ・ニシガイ・チャンポコが食らいついていたものもありました。
こんなのを見ると、さすがに不安になってきます
引き揚げ作業も順調に進み、半ば流れ作業的になってきた頃、見覚えのある石が運ばれてきました。
石に、
お米
って書いてあります。
この間見習いが書いた石に間違いありません
植え付けたアラメもしっかり根を張っていました。
こんなのを見ると嬉しいですね~♪
引き揚げたのは合計で52個。
これらを植林場所へと運んで行きます。
据え付けるところはこんな場所。
まずはダイバーに苗を設置する砂地を選定してもらいます。
ナゼ砂地か?・・・というと、鉄柵の足を埋め込んで固定したいのと、昨年と場所を変えたかったので、砂地になりました。
で、選定が終わったら苗を投入していきます。
こんな感じでポイポイ♪と投入していきます。
全てを投げ入れた後、ダイバーが柵の中に収まるように据え付け直し、さらに柵と土嚢も投入ます。
そして柵を海底に固定したら作業完了です!
今回は全部で3箇所にアラメを据え付けました。
ぜひとも順調に育って欲しいものです。
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さてさて、みるぞう君、使ってみました。
やっぱりレンズの向きは自由になりません!!
しかもライトがないので、浅いところなら問題なさそうですが、少し深くなってくると曇りの日などは光量が不足しそうです。(※記事のUP後、daiさんからご指摘を頂き調べたところ、なんとLEDライトが搭載されていることが判明しました。大人が寄ってたかっていじくり回したのに、誰も気が付かなかったとは・・・)
今回は結局ダイバーがレンズを持って撮影していました。
本来の使い方とは少々違いますが、まあ、使えたってことで・・・