古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会 10月例会

2017-10-20 15:07:34 | 鶴亀句会

会日時   2017-10-20  10時

句会場        パレア9F 鶴屋東館

出席人数   8人 

指導者    山澄陽子先生(ホトトギス同人)

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  蘆の花

世話人    近田綾子 096-352-6664 出席希望の方は左

       記 へ。

次 会   11月17日(金)10時パレア9F 兼題 時雨  

山澄陽子選

枯葦や川面に広がるセピア色   純 子

葦の原湖水に映る波模様      〃

み仏に届けし菊の活けてあり    〃

名月や雲の流れに見え隠れ     〃

アーケード祭囃子の吹きぬくる   興

蘆の花小舟ゆらりとつき入れる   〃

葦刈舟とんと竿つくこと覚え    〃

曼珠沙華果てなく続く阿蘇路かな  〃

蹲踞に木の実落つおと密かなる  安月子

閑かなる独りの時を木の実落つ   〃

秋うらら五感の森てふ美術館    〃

遊廓のむかし偲ばん路地の秋   礁 舎

風に揺れ漣にゆれ蘆の花      〃

女子部員操る艇や蘆の花      〃

狛犬は遊女の寄進宮の秋      〃

新米のあと幾度かわが余生    武 敬

秋寒や妻の背中に貼る湿布     〃

江津湖畔汀女も見たる蘆の花    〃

散策の江津湖を渡る蘆の風    小夜子

蘆の花遠くに見ゆる観覧車     〃

栗飯のほっこり炊けて先ず亡夫へ  〃

嫁来たり今茹でし栗持たせけり  綾 子

いが栗を靴で踏み分け実の太し   〃

川舟に乗り込み下る蘆の花     〃

枯蘆のすきまの空にビル浮かぶ  優 子

(先生の句)

たまさかの遠出秋色湖中句碑

憂う日は晴れても冥し曼珠沙華

秋灯下親しみて読む相聞歌

蘆の花風を捉へて揺れ止まず

遠く旅して来しごとし蘆の原

 


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