「スケーリーフットワークス」の名前の由来になっているスケーリーフット。
深海の生物です。4~5cmほどの巻貝ですが、世界でたった一つだけ「体の構成組織に金属を持っている生き物」です。
和名はウロコフネタマガイ。
学名は『Chrysomallon squamiferum(クリソマロン・スクァミフェラム)』
うろこにおおわれた足をもつことから、スケーリー(うろこ)
フット(足)と名付けられました。
この鱗は硫化鉄で出来ていることがわかり、世界の注目を集めました
が、最近になって、黒い貝殻の表面も硫化鉄におおわれていることが
わかりました。と、言うことはスケーリーフットは体の表面すべてを
硫化鉄でがっちりコーティングしているということです。
しかも、体内の食道には共生細菌を棲まわせていて、その生存域でも
ある熱水噴出孔から供給されるイオウや鉄などを菌にあたえて、エネ
ルギー源を得ていることがわかりました。
初めて発見されたのは、1999年、中央インド洋の深度2km以上の
深海に広がる熱水噴出域です。
噴出域の水は硫化物と金属の濃度が高く、人体には有毒なものでも
あり、こんな過酷な世界に生き物がいるなんて驚きです。
2009年には、インド洋かいれいフィールドで更なる詳細な現場調査
が行われ、生きた状態で日本へと持ち帰ることに成功!
約30時間かけ日本へ到着、世界で初めて水族館で展示されました。
今では・・
「クロスケ(黒色)」「シロスケ(白色)」「ドラスケ(ドラ模様)」の3色が発見されています。
そのあと2015年に新種認定されるまで、紆余曲折・・15年(w)
その辺のお話は、当日会場で質問してくださいね!
ただいま大量のスケーリーフットが、我が家に・・(w)
出展ショップのマークはこちら↓このマークを目印に探してください。
→「博物ふぇすてぃばる!6」のHPへGO!
7月20日(土)※1日のみの出展です。
<開催情報>
「博物ふぇすてぃばる!6」
開催場所
科学技術館1階催事場(九段下「武道館」隣接)
東京都千代田区北の丸公園2番1号
開催日程 2019年 7月20日(土) 21日(日)
※スケーリーフットワークスは20日(土)の1日のみの出展です
20日(土)11:00~17:30
21日(日)10:00~17:30
(土日ともに入場は17:00まで)
入場料 1500yen
小学生以下無料(但し保護者同伴の元)
2日間フリーパス
パンフレット付き(こちらが2日間フリーパスの入場券代わりとなります。)
前売り券 1200yen
アクセス
【東京メトロ東西線】
T-08「竹橋」駅下車(1b出口) 徒歩約550m
T-07「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m
【東京メトロ半蔵門線】
Z-06「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m
【都営地下鉄新宿線】
S-05「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m
オーダーショップのHPはこちら ⇒スケーリーフットワークス
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