物忘れは激しいが、酔いつぶれたり、帰れなくなったりすることはない。初対面の方とも会話をし、どちらかといえば紳士的である。ただ、酒量の多さだけが心配であった。眠る為に呑んでいるのだろうが、認知症を進行させているのではと、複雑な思いがしていた。「呑み過ぎですよ」と言っても聞かない。
以前から「味が変わる」と言い、氷を入れてワインを呑んでいた。口が寂しいだけで、味は分かっていない。昨日、ノンアルコールワインにしようか迷っている旨のツイートをしたら、フォロワーさんがAmazonで探して送ってくれた。ドキドキしながらも、早速試してみることにした。彼が来るのは本日二回目。
一回目の夕方の来店時に三杯呑んでいるので、通算では四杯目。(おそらく昼に他店でも呑んでいる)裏でグラスに注ぐと、いつも呑んでいるワインとは明らかに色味が違う。だが、せっかくの機会なので、怒られるのを覚悟して、ノンアルを出すことにした。何事もなく、いつものように水の如く呑み始めた。
最後の四杯目まで、気づかれることはなかった。苦渋の決断で、いささか心苦しいが、彼は注文時に「赤いジュースちょうだい」「赤いジュース無いよ〜」と必ず言うので、店側は必ずしも間違えてはいない……と、思いこむことにした。一日でも長く生きてほしい。そして、ありがとうノンアルコールワイン*。
(4/1.4/2のTwitterより)
*当店が、このオジサマに提供しているものは、ノンアルコールワインではなく、脱アルコールワインでした。ノンアルコールワイン、脱アルコールワインと表記されたものでも、1%未満の微量のアルコールが含まれているものがあり、飲みすぎにはお気をつけ下さい。
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