ゴメスと言っても「金春屋(こんぱるや)ゴメス」のゴメスです。
野球選手ではありません
作者は西條奈加さん、ファンタジー小説です。
西條さんは「ゴメス」で「第17回日本ファンタジーノベル大賞」の大賞を受賞されています。
でもってゴメスって一体・・・??
説明したいけど、説明すると若干のネタバレになりそうなんですよね。
どうしたものか
ゴメスが超・超素敵な登場人物であることは間違いありません。
ゴメスはワンピースの白ひげとトトロとねこバスとダンプカーとターミネーターと
戦車とアウトレイジと湯川秀樹とマツコデラックスを足して割ったような感じのイメージです。
・・・・全然言い表せてないですけど
物語の舞台は21世紀の中頃、日本の中に「江戸」という独立国家が認められ
(この辺りがファンタジーです)日本の属国として存在している。江戸は鎖国をしている。
自然と共存し、文明や無用な進歩を放棄しているというような設定です。
誰でも江戸に住めるわけじゃないし、むしろ住みたくない人も多い。
江戸に住むのは本人の強い希望が大前提です。
(以下はゴメスと愉快な仲間たち、 特に意味はありませんがご紹介をば)
ゴメス、十助(じゅうすけ)、粟田、辰次郎、松吉、甚三(じんざ)、木亮(もくすけ)、
寛治(かんじ)、韋駄天(いだてん)、菰八(こもはち)、良太。※良太のあとに「ハナウタ」って入れたい
江戸の時代物、推理小説、捕物帳・・・などなどの要素が一つになった話です。
登場人物たちの仲間関係の楽しそうな様子が羨ましい、自分もこの時代に生きてみたいと
思ってしまった一冊です。
2冊目の「芥子の花」が、一冊目にもまして面白かったのがすごいと思います。