ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

ひとりよがりだったのか

2014年05月19日 | ⓭ 職人技

17,8年使っているちゃぶ台?こたつテーブル?のダメージがひどい。

買った時は一枚板の木製(そんなわけないかぁ)だと思っていたけど実は合板で、表面のコーティングも

とてもはがれやすかった。

濃いこげ茶色だったのに色褪せもあるし、傷だらけなのです。

 

そこで私は考えました。

傷を塗りつぶせばいいんじゃないと。

 

以来15,6年、定期的にせっせと作業を行ってきました。

黒の油性マジックでの傷の塗りつぶしです。

 

こんな感じにコツコツと。

 

 

 

脚は塗っても塗ってもすぐ剥がれます・・・・

寝るときにこのテーブルを別の場所へ移動するため、きっと毎日どこかでこすってしまうのでしょう。

私にその自覚はないのですが。

それにしても、加工弱すぎ

 

もう手間かけさせやがって、と思いつつこの作業が嫌いではなく

「どうどう?いいアイディアでしょ!」と我ながらこの思い付きが自慢ですらあったのですが

先日「あ、そろそろだな。」と思って嬉々としてマジックでいざっ!というときに言われました。

 

「・・・・もうやめてくれない? それ、すごく気持ち悪いんだ・・・・・・」と。

 

えっっ  まじっすか ほんとにほんとにそう思ってたの えええぇぇぇ~うそぉぉぅ!!!

みんなから感謝されている行為だと思っていたので、ほんと信じられなくて冗談で言ってるのかと思い

「でもさ、たまにはやっていいよね?」

なんてしつこく食い下がってるうちに

「・・・やめろっていってんだろ?」

と真剣に怒られました。

はっ!!本気で言ってるんだ

 

 

こういった次第で我が家から

伝統の技がまたひとつ消えてしまいました。

寂しい限りです。