顎関節症は非常に多い症例です。以下の原因でなることがありますので、
運動法を試してみてくださいね。
◎顎関節症の原因
1.ブラキシズム(くいしばり・歯ぎしりなど)
2.ストレス
3.偏咀嚼
4.顎や筋肉に負担をかける癖や習慣
5.悪い噛み合わせ 他
◎首と顎の関係
屈曲・伸展<o:p></o:p>
・頚が屈曲していると顎関節は物を噛むときに前の歯で噛むことが多くなります。<o:p></o:p>
なぜなら頚が屈曲すると、顎の骨の前の部分が上に上がるようにずれるからです。<o:p></o:p>
・頚が伸展していると顎関節は物を噛むときに奥の歯で噛むことが多くなります。<o:p></o:p>
なぜなら頚が伸展すると、顎の骨の後ろの部分が上に上がるようにずれるからです。<o:p></o:p>
※試しに頚を屈曲させてからゆっくりと歯を開け閉めしてみて下さい。上の歯と下の歯が接する瞬間、最初に当たる歯は前歯になります。(奥歯が最初に当たると頚にゆがみがある可能性があります)<o:p></o:p>
※逆に頚を伸展させてからゆっくりと歯を開け閉めしてみて下さい。上の歯と下の歯が接する瞬間、最初に当たる歯は奥歯になります。(前歯が最初に当たると頚にゆがみがある可能性があります)<o:p></o:p>
側屈・回旋<o:p></o:p>
・頚が右側屈の時には顎は左の歯で噛もうとします。<o:p></o:p>
・頚が左側屈の時には顎は右の歯で噛もうとします。<o:p></o:p>
・頚が右回旋の時には顎は左の歯で噛もうとします。<o:p></o:p>
・頚が左側屈の時には顎は右の歯で噛もうとします。<o:p></o:p>
人間はついつい楽な方で動いてしまいますので、噛みやすい方の歯の方ばかりで噛んでしまい、それが頚のゆがみの固定化につながります。すると最終的には顎関節にゆがみを与えて噛み癖を固定化させるという悪循環になってしまうのです。<o:p></o:p>
◎顎関節症の体操
顎関節症が出ている場合、軽傷ならば顎関節の体操を行うことで改善することも多いです。1日3回程度続けて下さい。<o:p></o:p>
全てではありませんが、慢性的な顎関節症は顎がスムースに動かないことが原因です。特に下顎頭のすべりがうまく行われないことが多いのです。下顎頭がうまくすべらないことで顎が開けづらかったり、クリック音がしたりします。<o:p></o:p>
1.口を開けれるだけ開けて15秒保持する<o:p></o:p>
2.次に顎を前に突き出して15秒保持する<o:p></o:p>
3.次に顎を引っ込めて15秒保持する<o:p></o:p>
4.次に口を右に寄せて15秒保持する<o:p></o:p>
5.次に口を左に寄せて15秒保持する<o:p></o:p>
割りばし噛み療法<o:p></o:p>
割りばし噛み療法で顎関節症を改善させる場合は、まずは自分の顎のゆがみや頚のゆがみをチェックすることが必要です。<o:p></o:p>
噛み合わせと頚のゆがみチェック<o:p></o:p>
まっすぐ姿勢を正して座るか立ってください。次に顎を指半分くらい開けます。その後かなりゆっくりと顎を閉じていきます。そして最初に歯が当たるのがどこかを感じてください。最初に歯が当たるのが、右前・左前・右後ろ・左後ろのどれかに分別してください。最初に触れる歯がどこかでゆがみがわかるのです。<o:p></o:p>
1.左右の前歯が先に当たる場合<o:p></o:p>
左右の前歯が先に当たる場合は、頚の少し後ろにずれていることになります。これをそのままにすると、顎が開きにくくなる開口制限が起こる場合があります。
2.左右の奥歯が先に当たる場合<o:p></o:p>
左右の奥歯が先に当たる場合は、頚の骨が前にずれていることになります。これをそのままにすると、顎関節症から頚の後ろが異常に緊張してめまいや耳鳴りが起こる場合があります。
3.右前の歯が先に当たる場合、または左の後ろの歯が先に当たる場合<o:p></o:p>
右前の歯が最初に当たる場合と左の奥の歯が先に当たる場合は、頚の骨が少し右に回転していることになります。この頚が右回転しているのが固定化されていると、顎のゆがみはなかなか治りにくくなります。
4.左前の歯が先に当たる場合、または右後ろの歯が先に当たる場合<o:p></o:p>
左前の歯が最初当たる場合と、右の奥歯が最初に当たる場合は、頚の骨が少し左に回転していることになります。この頚の左回転が固定化すると、顎のゆがみはなかなか治りにくくなります。<o:p></o:p>
割りばしの噛み方<o:p></o:p>
1.左右の前歯が先に当たる場合
割りばしを左右の奥歯で噛み50%の力で30回噛む
2.左右の奥歯が先に当たる場合
割りばしを左右の前歯で噛み50%の力で30回噛む
3.右の歯の全体が先に当たる場合
左の歯全体で割りばしを噛み噛み50%の力で30回噛む
4.左の歯の全体が先に当たる場合
右の歯全体で割りばしを噛み噛み50%の力で30回噛む
5.右前の歯が当たる場合、または左の後ろの歯が先に当たる場合
割りばしを右の奥の歯と左の前の歯で噛みしめるように斜めに<o:p></o:p>
入れて噛み50%の力で30回噛む
6.左前の歯が当たる場合、または右の後ろの歯が先に当たる場合<o:p></o:p>
割りばしを左の奥の歯と右の前の歯で噛みしめるように斜めに<o:p></o:p>
入れて噛み50%の力で30回噛む<o:p></o:p>
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