比較的涼しい毎日が続いています。
大陸の高気圧が張り出して、秋のような気候になりましたが、明日からまた真夏日が続くようです。
本町K邸では、増築部分の内装工事が終盤を迎えています。
玄関、階段、トイレだけの20坪程度の増築工事ですが、1時間耐火を要求され、石膏ボードを2重に貼るので、手間が掛かってしまいました。
造作工事よりも大半はボード貼りで、来る日も来る日もボード張りなのでした。
通常だと構造をあらわしにして吹き抜けにする部分も、梁はボードで巻かねばならず、電気配線も天井裏に回すとボード貼り作業に支障が出るので配線スペースを設けてそこに集中させています。
天井内の配線は、照明器具への配線のみです。
また、壁内はスイッチ配線とコンセント、弱電用で、この配線スペースが中間となって、分電板までつながっていきます。
壁をボードで2重貼りしてから、窓の上くらいの所に横に配線してもらいました。
これを、ボードで巻くことで、外から配線スペースだと分からないように工夫してみました。配線の増設もここをいじればいいだけで、楽になります。
これは、2年前の「塩の谷鮮魚店」の3階部分の電気配線の応用で、3階部分の天井が低く、小屋裏を開放的にして天井を高くしたときに使った手法です。
準防火地域や防火地域の準耐火建築物でどうしてもボードやダイライトで耐力壁をおこさなければならず、将来的にこれを剥いで電線を増設するのが困難な場合に有効です。
露出配線という手もありますが・・
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