べんりや日記

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木の狂いを計算する(2) 渡りアゴ

2010-11-23 19:11:27 | 伝統構法について
渡りアゴは伝統構法で基本的な木の組み合わせ方です。


渡りアゴも木の狂いを計算して用いると、がっちりと噛合う交差の仕方です。



材木の干割れの入り方
繊維と平行にヒビが入り、
そこに沿って開くように木が変形していきます。


この「開く」ことを計算し、渡りアゴに有効な方向になるように組み合わせます。
すなわち、ヒビが入る面同士が合わさるようにすると・・



お互いが「開く」ことを抑制しあい、
ガッチリと噛合います


さらに、上から大栓を打ち込めば、もっと固定されます。


伝統構法の特徴へ・・
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