市営住宅の廃止問題。今日もいろいろ意見を聞いてきました。
住宅ができてからずっと住んで40年以上という方も多く、「みんなまとめて移れるんならいいけど、そうでなかったら困る」「この歳になって新しい関係はつくれない。多くの人は引き込もってしまう」「出掛けることがなくなったら、杖が必要な人が増える」「このまま住みたい。エレベーターがつけられるならつけてほしい」などなど共通していました。
考えてみれば、以前取りあげた、あんしんすこやかルームの問題も共通している意見が多かったと思います。
問題は、廃止予定とされている住宅にあんしんすこやかルームが設置されているところがあるということです。
それぞれ所管局が違うので、対応が統一できないのかもしれませんが、廃止予定とされているのなら、せめて廃止まではあんすこルームとして活用してもいいのではないか、と思うのです。
三々五々集まってきたひとたちが、それぞれ好きなことをやって過ごしている、時には教えあったりしながら、互いに好きな時間を過ごしています。廃止するときめたとたんに、あとは自分たちでかわりのものをやって、と形を変えた自主運営に委ねてしまう、場所も自分達で見つけてというのはあまりにも無責任です。
前回の記事では、神戸市のロープウエイ構想のことを取りあげましたが、そんな費用はどこから出てくるのか?
あんすこルームの8000万円の予算は捻出できなくて、大規模投資にはいくらでも出せるというのか?
いったい市民の生活をどう考えているのか。とうてい納得できない話です。