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左側はイラク侵攻の時のブッシュ大統領
右側はウクライナ侵攻の時のプーチン大統領
『エコノミスト誌』の2つの画像を比べれば
エコノミスト誌の編集者が読者に
どのような印象を持ってほしいのか
一目瞭然ですね。
メディアは視聴者や読者にアピールするために、感覚や感情に働きかけることがよくあります。
しかし、私たち視聴者や読者にとっては注意する必要があります。上記の画像もその一例ですが、論理的に思考して分析したり価値判断したりする前に、同情や嫌悪感などの感情的な反応を惹起して思考を特定の方向に誘導されてしまうかもしれないのです。
全体の中での位置付けや背景を語らずに、感情に訴えるだけの記事は特に注意深く受け止めることが必要だと思います。
さて、今回もまたしつこく民主主義の話をします。民主主義は法や制度などの仕組みやかたちだけでは不十分で、運用がとても大切であることは以前のエントリーで書きましたが、民主主義の運用の二つの柱について考えてみましょう。
二つの柱と云うより車の両輪と表現した方が分かりやすいかも知れませんね。民主主義の本質は、主権者である国民の意思が政治に正しくフィードバックされることにあります。そのために必要なものが、主権者である国民が正しく判断するための能力を培う教育と、世の中の情報を正しく主権者である国民に伝えるための正常なメディアなのです。この二つのどちらが欠けてもまともな民主主義は成り立ちません。
現実の社会に目を向けると、今のメディアの在り様は上記の理想に照らしてみれば、その役割を果たしているとはとても言えない現状が目の前にころがっているのです。
正しい情報を入手できることはとても大切で、民主主義ということだけではなく自分や家族や友人の命を守ることにもなるのです。行政が国民の命を守る役割をしっかり果たしているとは、とても言えない今の日本社会の状況では特に重要になっているのではないでしょうか。コロナ然り、ワクチン然り。ウクライナの紛争でもロシアに対する制裁措置一つとっても、非友好国と認定された日本は光熱費などの値上げが予想されます。また、ロシアやウクライナは小麦の輸出国であり、ロシアは肥料の輸出国でもあります。混乱の状況によっては食糧不足になる可能性もあり得ます。食料の多くを輸入に頼っている日本にとっては好ましくない状況になるかもしれません。
世界の状況を冷静に分析し、日本の国民の国益を守るために行動するまともな政治家が出てくることを願うばかりです。
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>今からまともな民主主義社会を作るには30年40年かかりますね。
そうでしょうね、気づきは不満だらけの現状を変えてゆくちからになります。逆に気づかなければ現状に流されてしまうでしょう。
今私たちにできることは、私たちが気付いたことを一人でも多くの人に伝えてゆくことだと思います。
共感のコメントはとても励みになります。
今のマスメディア…特に日本国内の大手メディアは、子どもの頃からいい子ちゃんで育って体制に従順なのが身体の芯まで染み通っている人間ばかり採用しています。なのでジャーナリストの矜恃もなく、メディアの社会的役割など考えてもいない者が大勢を占めています。
教育についてはさらに絶望的で、デモクラシーの基本も「市民」「社会」の意味も分からない大人ばかり育てています。わざとそういう風に教育しているのかと思うくらい。
今からまともな民主主義社会を作るには30年40年かかりますね。その頃には日本国はもう存在していないかも。