出光美術館に行ってきました。
この企画展を最後に、出光美術館はお休みに入ってしまいます。
ビルを建て直して、美術館がどうなるのかは明らかにされていません。
入り口からエレベータで9階へ。
休憩スペースの窓から見える皇居のお庭も、無料のお茶も、これで最後かも。
ちょっと淋しい。
今回はフォトスポットも無いので、ここから、文字だけになります。
日本・トルコ外交関係樹立100周年記念の企画展とのこと。
トルコからは、トプカプ宮殿博物館、トルコ・イスラーム美術博物館からイスラム文化の宝物たちがやってきています。
最初は宝石や貴金属、七宝の装飾品やうつわ。
子供の頃に読んだアラビアンナイトの挿絵のようでした。
宝石付きの水晶のマグカップや七宝製のカップのセット、正しくお宝でしたよ。
それから、壁に貼ってあるトプカプ宮殿?の室内がとても綺麗で、本物を見に行きたくなりました。
続いて、中国陶磁、日本陶磁にトルコのタイル・陶磁が展示されていました。
トルコ、東西交流の場所だし、オスマン帝国って巨大なんだよね〜、と思わせる品々が並んでいました…焼き物は、もともとそんなに惹かれなくて、ちょっと流し見。
ただ、最初の宝飾品たちも、陶器類も、お花モチーフはチューリップとカーネーション、時々バラ。よく見ると、ここにもチューリップ!といった感じで見つかりました。
チューリップって、原産地はトルコなんですね。日本の子どもが描くコロンと丸っこくてギザギザの花ではなく、ほっそりした花弁が3枚で描かれています。
ぱっと見、大きな柄かと思えるのですが、よく見ると、細かい草花が組み合わされている繊細な模様だったり、手間がかかる細工がたくさんあって良かったです。
綺麗なものを堪能できました。
おまけ
1階から美術館に上がるエレベータのドア。スタッフさんに撮っても良いか、伺いました。
これも見納めになっちゃうのかな。
ご近所にも解体が決まっているビルがあったり、有楽町界隈、今後はどうなるんでしょう。
古い建物はできるだけ残して欲しいんだけどなぁ。