転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

第40回エース杯決勝レポート(その4)

2013-03-03 12:03:36 | 大会
<<<つづき>>>

鍵を守ることに成功したぴゅあらんだが、
祠は依然霧沢の《チャリオ》で守られ、
手札も赤1白1とより厳しいものに。
ここでもぴゅあらんは攻めこむことが出来ず、
代わりに1つ先の祠横で《バルキリー燕》+白1魔法1で耐えることを選ぶ。

このターンでライフが尽きる霧沢を含め、
3人全員が戦闘を挑む。
最初にぴゅあらんに触れたのはMIRAだったが――、

コバ「え?」

MIRAの戦闘予約が遅かったため、
コバに戦闘1番が回って来てしまったのだった。
どうやら2番手狙いだったのが、
当てが外れてしまった様子だ。

結局コバの無支援《キラーレディー》は《フィールドアーマ》で討ち取られ、
コバはここでライフアウト。
鍵は2番手MIRAが《スケールイータ》+《刹那の見切り》で奪い、
戦闘の回ってこなかった霧沢もここでライフアウトとなった。

コバ 2/3
霧沢 2/3
ぴゅあらん 1/3
MIRA 0/4

霧沢がライフアウトしたこともあって、
祠も空に。
漸く祠を1つ穫れたMIRAだったが、
距離が遠かったこともあり、
《ナイトキャット》を守れる手札を残すことは出来なかった。

コバ 2/3
霧沢 2/3
ぴゅあらん 1/3
MIRA 1/4

試合も50分を経過し、
マップも朝に変わって迎えたチェイサーターン。
一番近かったぴゅあらんが《アマゾーネ》で鍵を奪う一方、
霧沢は《チャリオ》+白2で祠を塞ぐ。
そしてホルダーターン開始とともに――、

ぴゅあらん「何で今日はずっとこうなんだー!」

移動できないのか戦闘で勝てるカードが無いのか、
またしても祠に攻め込むことが出来ない。
ここでも《ミスブラッディー》+黄1白1で立ち止まることを余儀なくされるのだった。

ぴゅあらんに近づけないMIRAがライフアウトする一方、
コバが《ミスブラッディー》で戦闘を仕掛ける。
ぴゅあらんの防衛に何度も手こずらされていたコバだったが、
ここでは《ウォーリアー》を《かすめ取り》させて鍵を奪取。
ぴゅあらんもライフアウトを迎えたのだった。

コバ 2/3
霧沢 2/3
ぴゅあらん 1/4
MIRA 1/5

こうして戦場に残ったのはホルダーとなったコバと、
手札を白2枚とした霧沢のみに。
遂に決着かと思ったその時――、

コバの手札、白4枚!

《プリティベル》、《ネオン》で最大限の努力を試みるも、
結局状況は改善せず。
手札を白3として、
元いた《ミスブラッディー》に戻り、
嵐が過ぎるのを待つことに。

これに対してぴゅあらんとMIRAが攻め込むが、
ぴゅあらんの侵略は無情にも《バルキリー燕》。
《かすめ取り》があれば逆転のチャンスがあったのだが、
《封じ込め》では《心眼》を防ぎきることが出来ないのだった。

1ターンで鍵を奪い返したぴゅあらんだが、
またしても手札の様子は芳しくない様子。
霧沢に《ポッコロ》を撃ち、
アイテムで白を補給して何とかして逆転の目を引こうとするも、
出来ることはここで得た白2枚を抱えて《バルキリー雀》で立ち止まることぐらいだった。

続くチェイサーターン。
戦闘に絡めずにライフアウトが間近な霧沢を含め、
全員がぴゅあらんに攻めこむ。
1番手コバの侵略は《ピアス》+《刹那の見切り》。
十分強力な数値だったが――ぴゅあらんの支援は《金剛杵》!
アイテムで引いた支援でコバはまたしても返り討ちにされ、
ライフアウトに沈む。
そして2番手MIRAの侵略は《ファントムゼリー》+《古代樹の実》
3番手が祠2つの霧沢ということもあり、
ぴゅあらんはこれをスルーするしかない。

ぴゅあらん「さっきから何なんだ…」

結局鍵はMIRAの手に渡り、
戦闘の回ってこなかった霧沢もここでライフアウト。
試合時間も60分を過ぎ、
各プレイヤーにも疲労の表情が見える。

コバ 2/4
霧沢 2/4
ぴゅあらん 1/4
MIRA 1/5

ぴゅあらんとは対照的に、
ホルダー率こそ低いものの祠へ行くチャンスには恵まれているMIRA。
霧沢がライフアウトしたこともあって祠も空となり、
そのまま2つ目の祠へ。
《ファントムゼリー》を配置して――《異形の力》で白3枚を確保!
奇跡の逆転勝利に望みを繋ぐ。

コバ 2/4
霧沢 2/4
MIRA 2/5
ぴゅあらん 1/4

開幕の先制から一転、
他の3人に祠2つを先制されてしまったぴゅあらん。
挽回の為に戦闘1番で攻め込むが、
渾身の《アサシン》+《アンデッドソード》に無情にも突き刺さる《トリックスター》!
フルパワーの攻撃を反射され、
ライフアウトに転がり落ちてゆくぴゅあらんであった。

コバ 2/4
霧沢 2/4
MIRA 2/5
ぴゅあらん 1/5

しかし《ファントムゼリー》の効果で手札がリフレッシュされたMIRAに対し、
2番手コバが繰り出した侵略モンスターは《バルキリー燕》!
これに《心眼》が付けられては、
《かすめ取り》の無いMIRAにはどうすることも出来ないのだった。

あとは祠、そして入城を目指すのみのコバ。
一方の霧沢は《アマゾーネ》+白2で祠を押さえている。
コバは少し考えた末、意を決して祠に攻め込む。
これでどちらかの入城で勝負が決まることになる。
勝つのはコバか、それとも霧沢か。

画面が切り替わるとともにギャラリーから歓声が上がる。
コバの侵略モンスターは、
彼の「嫁」ともいうべき《エンゼルピッチュ》だったからだ。
そして戦闘が始まる。

コバの支援――《心眼》。
そして霧沢の支援は――《聖騎士の紋章》!

霧沢のもう一つの支援は、
《アマゾーネ》を守るには力不足な《弱体化の霧》であった。

コバ 3/4
霧沢 2/4
MIRA 2/5
ぴゅあらん 1/5

<<<試合終了>>>

コバ「愛の力で優勝できました!」

65分を超える長期戦となったこの試合。
優勝を決めたのはコバであった。
侵略を何度も失敗しても諦めずに立ち向かう、
積極的なプレイングが実を結んだ形となった。

霧沢はモンスターの配置ミスというのもあったが、
後半守りに偏りすぎたのが裏目になった様だ。
MIRAは少ないチャンスで祠を獲ることが出来たが、
序盤の出遅れが響いた形になった。
ぴゅあらんはホルダー率・防衛成功率こそ飛び抜けていたが、
やはり肝心なところで祠に攻め込めなかったのが最後まで響いてしまった。
改めて「アヴァロンは祠を周るゲーム」であることを実感させる試合内容であった。

最後にコバは「アヴァロンを『ピッチュピチュ』にしてやったぜー!」と勝利の喜びをアピール。
激闘を締めくくったのだった。

<<<完>>>
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