今日は朝からテニスの予定だったのですが、雨が降ったので予定を変更し
知り合いが誘ってくれたテニスに昼から参加してきました。
その人は以前から時折交流させてもらっている方なのですが、2年近く前に
はっとする一言を言われたことがあります。
「あなたは弱さを見せないからね」
当時の私は、何を言われているのか分からないくらい、弱さを見せない自覚がありませんでした。
・・・というか、むしろ「弱いってどういうこと?」とガチで思っていました。
でも、テニスの勝負には決して強くはなく、どちらかというと結果が出ない方で
経験不足もあるのですが、勝負には不利な以下の考え方をしていました。
「勝ちたいと思えない」
このメンタリティで試合をすると、実力が上の人には当然の様に負けますし
逆に自分の方が実力が上の場合でも、相手の気合いに気圧されて負けることがあります。
で、勝ちたいと思えないのはなぜか?をずっと考えていたのですが、
納得する答えは出てきませんでした。
でも、答えが出なくてすっきりせず、なんかいつもモヤモヤしていました。
そんな中、今年の春に知り合いのコーチとテニスをしたのですが
その時に私のテニスを見て、こうコメントしてくれました。
「しっかりスピンかけて振り切ってほしい」
「勝つ人はみんな振り切っている」
「それをやらないで勝っても意味がない」
・・・最初「何を言ってるんだこの人は?」と思いました。
でも、当時の私は自分のテニスに行き詰まりを感じていて
ある程度から上のレベルの人には全く太刀打ちできない状態にいました。
でも、当ててコントロールしていればある程度は勝てるので
それを捨てて自分のテニスを変えるのには大きな抵抗がありました。
なので、わーわーと文句を言ったのですが、全く聞き入れられず。
ただ、その指摘にはなんとなく思うところがあったので
それからレッスン前には素振りを100回やる様にして
しっかり振り切りはじめました。
最初はミスの連発で負けが混み、本当に嫌な気分がしました。
テニスを辞めたくなりましたし、「センスが無い」「もう嫌だ」って何回も思いました。
ただ、当時から気づいていましたが
振り切っていいショットが打てた時の快感は
ハンパないです
相手に対して威力を見せられる快感もありますが
一番大きいのは、自分がやりたいテニスに正直でいられる快感です。
「私はこういう攻撃的なテニスがしたかったんだ」と、
やって見て初めて気づきました。
でも、やっぱり落ち込むことも多い。
あまりに辛かったので、親しい人にその葛藤を話してみました。
「振り切ってみてるんですけど、うまくいかなくて『もう嫌だ!消えたい!』って思うんです」
・・・初めて、人に弱さを見せてみました。
意外な答えが返ってきました。
「大丈夫!そのうちできるようになる!」
・・・本当かは分かりませんが、そう言ってもらえたのはとても嬉しくて
なんとか続けて今日に至ります。
その後の私については、前の記事をご参照いただけると分かる通り
テニスへの葛藤は相変わらずありますが、
振り切ることには葛藤はありません。
当たり前になっています。
また、なぜか試合にも以前より集中できるようになり
「勝ちたい!」という気持ちで相手に対峙できるようになりました。
おそらく、これは自分の弱さを受け入れて、それを人に表現したからで
自分の弱さにOKが出せたので、勝ちたい・強くなりたい気持ちにもOKが出せたんだと思います。
とある人のブログで読みましたが、人はポジティブな感情だけを感じることはできず
ネガティブな感情をしっかり感じるからこそ、
思い切りポジティブにもなれる
稲葉さんの歌詞にもよくあるパターンですね。
ネガティブに落ちている主人公が、最終的にガラクタに埋まるドアを開いて奇跡を起こす。
「野生のENERGY」ですね
(「野生のENERGY」は、大好きな曲なのでまた別の機会に個別に記事を書きますね)
なので、これからも落ち込んだ記事もたくさん書くと思いますが
「あー、こいつ、ネガティブを吐き出して
野生のENERGY出そうとしてるな」
・・・そう思って見守ってやってください笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日から夏休みで山陰に行ってきます。稲葉浩志くんの想い出ロードにも行く予定です!
明日からも素敵な1週間を。