志望理由書を書く上で注意すること その1 に続き、志望理由書を書く上で注意するべきことをお伝えしています。今回は帰国生が陥りがちな志望理由書の失敗例をお伝えします。
1.大学の要求に十分答えていない「志望理由」
「志望理由」も小論文です。小論文の最低の条件は、「課題に答える」ことです。「志望理由」の課題には、「なぜこの大学・学部を選んだのか」という一般的なものだけではなく、「大学に入学後、何を、どのように学びたいか」など、具体的な指示がある場合があります。このような要求に応えて「志望理由」を書かねばなりません。課題の要求を満たした「志望理由」が最低条件です。
2.小論文としての構成ができていない「志望理由」
「志望理由」も小論文である以上、形式的にも論理的にも構成が重要です。まず、全体の字数を考えて、要求されていることを十分に述べられるよう、適切な構成を考えることが大切です。それにより、論旨の流れもスムースになり、結果的に論理性が高まり、説得力のある「志望理由」となります。
3.論理が明確でない「志望理由」
特に、字数の多い「志望理由」を書く場合に起きる傾向ですが、論理に筋が通っていない(論理性のない)文章になる場合があります。特に、具体的な体験を書くときは、それが自分の大学や学部の選択に明確に繋がるように工夫して下さい。また、全ての段落が、繋がりをもって自分の選択の理由となっているかどうか、確認して下さい。
(con)