ダイビングショップ店長のサンマリン・ナラザキでございます。
先日ダイビングしたときに器材トラブルが発生しました。
エントリー前にしばらく時間を過ごしていると、
ゲストのセッティング済のBCが膨らんでいることに気付きました。
これはBCのボタン故障のサインです。
点検してみると、BCの給気ボタンを押していないのに、自動的に
空気が入り続ける状態になっていました。
原因は部品の潮つまりによる作動不良。
これ、本当に非常によくあるトラブルなので良く覚えておいてください。
2~3年オーバーホールしていないBCでは必ず起こるトラブルといっても
過言ではありません。
また違うケースとして砂地等で潜ったときに、給気ボタン部に砂や小石がつまり、
空気が入りっぱなしになる、ということも非常によくあります。
音もしない程度の微量なので、器材セッティングしているときに
見抜くことは難しいです。
このまま気付かずに潜るとどうなるかと言うと、
「何か、今日は身体が浮くなぁ」とか「今日は何か沈みにくいなぁ」とか
いった状況になります。
(たまにありませんか?)
これくらいで済んだら良いですが、場合によってはもう一段階故障
レベルが進めば、急浮上してしまう危険性もあります。
急浮上の危険性はここで語るまでもないでしょう。
今回のゲストは非常に丁寧に水洗いをされる方でしたが
それでもやっぱり年に1回のオーバーホール点検は必要だということです。
レンタルなら安心?全くそうではないですよ。
今回はどう対処したかというと、現場では応急処置が出来ない箇所
でしたので、BCの中圧ホースを外して、空気の供給源を絶った状態で
潜ってもらい、必要なときはホースを差して給気する、そしてまたすぐに
ホースを外す、といった面倒な作業でお願いしました。
上級者の方でしたので難なくこなされていましたが、見ていても
めんどくさそうでした(^_^;)
今回のようにバルブを開けてから海に入るまでに30分以上の時間が
ある場合はBCのふくらみで気が付きますが、ボートダイブのときは
直前にバルブを開けることが多いので、気付くことは難しいですね。
ちなみに私は、
バルブを開ける→空気を通す→残圧チェック→バルブを閉める
→しばらく放置→残圧が下がっている=どこかから空気が漏れていると
判断する、といったこともしたりすることもあります。
トラブル対応ができる人が上手なダイバーではなく、
トラブルを未然に防ぐことが出来る人が上手なダイバーです。
きちんとオーバーホールをしてトラブルを未然に防ぎましょう。
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ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました(^^)
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