「腹が立つ事、腹が立つ輩たち」
「威張るやつ 嘘をつくやつ ずるいやつ」
これは私が昔から一貫して嫌いで腹立たしいものの代名詞である。
〇このような人物の代表としてはまず政治家が挙げられる。
勿論皆がそうだという訳ではないが、政治家の場合はこの3つ全て当てはまる人物が多くみられる。特に副総理、元幹事長などは何であんなに偉そうな物言いなのだろうか。前首相はモリカケ問題、桜を見る会の問題では随分と嘘らしきものを重ねていたし、衆院議長は統一教会問題では黙して語らずであのずるさは相当なものである。
(そう言えば、春とか秋の叙勲に政治家が多いのは、やっぱり偉いんだろう。(とこの人たちは思っているんだろう。)また裁判官などの司法官僚とか行政官僚とかも多いが、高位の勲章は上級役職の人たちばかりである。昔は勲一等とか勲二等とかのランク付けがあり、今でこそ呼び名は変わっているが同じこと。人そのものにランクはないというが、そもそも何故このような制度が今でも残っているのだろうか。)
(当方昔から権力というものが嫌いで、若い頃は新聞記者になろうと思っていたものの、結局は普通のサラリーマンになってしまったが。)
〇新聞で反権力と言えば朝日新聞がその筆頭と言えるが、近年どうも変節してきたように感じる。新聞社と言えども民間企業で経営上、発行部数による収入の問題もあるし、また広告収入などスポンサーの意向も無視するわけには行かないだろうが、近年経営側が取材側にあれこれ口をはさむことが多くなってきたように感じる。
高知新聞記者時代、高知県庁の不正融資を暴く「県闇融資」取材班代表として日本新聞協会賞を受賞、社会部長を経て朝日新聞に移り、ここでは福島第一原発事故に焦点を当てた連載企画「プロメテウスの罠」の取材班代表として再度日本新聞協会賞を受賞、特別報道部長にもなったが、最後は朝日新聞の諏訪支局長として退職した取材記者がいた。これなど明らかに左遷と思わざるを得ない。何があったかは分からないが、経営側の何らかの意向があったとしか思えない。
東京新聞社会部の取材記者で、官房長官の記者会見で何度も質問を繰り返し、注意喚起や質問制限をされ、最後は取材拒否までされた女性記者がいた。いささか質問がしつこかった点はあるにせよ、官房長官独特のあの訳の分からない受け答えではしつこくならざるを得なかっただろうと思う。問題は権力をたてにしたこのような官邸側の態度である。
*通常、官房長官の記者会見は政治部の記者の出席が多く、質問も少なく短時間で終わるが、彼女はこれについて「私は政治部でなく、社会部の記者です。社会部で警察や検察の幹部とやりとりをしてきたなかで、執拗に質問しないと、肝心なことを答えないことを身に染みて知っています。答えをはぐらかし時にはウソもつかれます。」と述べている。
その後彼女はメディア関係の賞もいくつか受賞し、彼女の活動を追った映画も作られている。
(新聞記者やジャーナリストだが、どうも近年、権力のある相手にはおもねいたり忖度したりするような傾向が見られる。政治部や経済部などはそうでないと取材相手から記事になるような話が取れないということもあるだろうが、もっと信念を持って取材して欲しいものである。
この点、私が好きなのは社会部の記者で正義感が強く気骨のある人たちが多い。しかし社会部の記者と言えども近年サラリーマン化し、前述のような人たちが増えてきたのは悲しいことである。)
〇次に官僚及び役人だが、こちらも皆がそうという訳ではなく、また政治家よりはましだが、部署により非常に腹立たしい連中がいる。その部署と言うのは許認可権をもっているところ。
当方サラリーマン時代に輸入申請書類を役所に持って行ったところ、書類の書き方(文言)が悪いと言っていちいち難癖をつけてくる。腹が立ったので「(内容や意味は)同じことだろう」と言い返したが、後日個人タクシーの運転手さんにたまたまこの話をしたところ、「お客さんはまだいいですよ。私たちがそんなことを言ったら何カ月も許可を下して貰えませんから」と言っていた。
申請書類の場合「認可を貰う」という言い方があるように、多分この連中は自分たちは偉いのだと勘違いしているとしか思えない。
〇他に腹が立ったこととしては、「名古屋入管の問題」「滝山病院の問題」など。この二つに共通しているのは、よくあのような非人道的なことが出来るなということ。
どちらも密室の中での行為で、相手をばかにして人間扱いしていないということ。一体暴行を加えた連中はどのような環境で育ってきたのだろうか。或いは今の環境がそのようにさせたのか。多分後者ではないかと思う。自分たちは特別な人間だと思い込み、相手を見下しているのだろう。
(これらについて更に腹が立つのは、組織による隠蔽で、また平気で嘘をつくということ。
例えば名古屋入管の問題などは、証拠となるビデオはなかったと言い、あることが分かってもなかなか出さない、出したと思ったら一部分だけ、ビデオを見ることが出来るのは被害者の家族だけなど、念が入っている。また名古屋入管の上部組織もこれを擁護し、政府もこの件ではあまり動かないだけでなく、逆にこのような事態を防ぐのではなく逆行するような形の入管法改正案を国会で通過させてしまう。一体この人達に正義感と言うのはないのだろうか(ないだろうね))。
〇近年家庭での子供への虐待とか学校でのいじめ問題などが話題となるが、この時に腹が立つのは教育委員会(学校もだが)などの無責任な態度。事なかれ主義がそうさせているのだろうが、恥ずかしいとは思わないのだろうか。(蛙の面に小便で別に何も思わないだろうね。)
そして更に腹が立つのは、誰もこの人たちの責任を追求せず、結局はうやむやになってしまうこと。
(このような事があった時、記者達の質問に対する教育委員会などの答えは、「把握していなかった」「確たる証拠がなかった」というものが多いが、これについてテレビであるコメンテーター(弁護士)が「警察ではないのだから立証する必要はない」「(家庭などに)圧力をかければよい」と言っていた。)
〇政府や役所が(企業もそうだが)、何かあると会見の場で被質問者が「個別の事案については答えられない」とよく言うが、この他に「この件については回答を差し控える」「仮定の質問には答えられない」などと返答することも多い。質問者側もそれ以上質問をせずにこれで終わってしまい、テレビなどで見ているこちら側は消化不良でいらいらしてしまう。説明責任は一体どうなっているのだろうか。なぜこのような返答が許されるのだろうか。
これは相変わらず疑問のままで、未だに消化不良の状態である。
(書き出したら止まらなくなり切りがないので、一旦ここで打止にしておく。)
(これは良い方の話)
同じ役人でも、日本の街中の警察官はなんであんなに丁寧な言葉使いをするのだろうかと、常々不思議に思っている。日本人の私がそうなのだから、投稿サイトの外国人などは、警察官の市民への対応を映した投稿画像を見て驚きかつ感心している。自衛隊員なども災害救助などでは献身的によくやってくれている。税務署員なども丁寧だが、こちらは税金を受け取る(貰う)方だから分からなくもないが、いずれにしても同じ公務員とは思えない。(上級職は身内には威張っているかも知れないが。)
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