sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

金星の鏡

2023-06-09 11:43:45 | 自作詩
ある人が 林の中を 歩いていると 
白樺の根元に 丸い鏡が ありました

覗いてみると
そこには 不思議な 異国の風景が

おとぎの国のような
可愛らしい家が 並んでいます

思わず 「どこ」と 呟くと
「金星の国」鏡が しゃべりました

「私を ここに 置いたのは 金星の人」
地球とコンタクトを とるためだと

そして もう一度 覗くと

今度は 見たことのないほど
美しい 自然の景色

それは 心が 透きとおるようでした

その人は 鏡を
元の場所に 置きました

遥か彼方の 金星に
懐かしさにも似た 想いを 馳せながら


(2023年6月8日作詩)







*ファンタジー
コメント (22)
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