偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●永田メールはいずこへ

2006年02月24日 00時23分40秒 | ◎きっかけは~ホリエモン(期間限定)
 以前、立て続けに4箇所の別々の発信者名から豪華ウィルス付きのメールが送られてきたことがある。
 基本的にメール受信はいまだジュラ紀にリリースされたOSを搭載しているというオールドスタイルなマッキントッシュでしているので受信メールが原因で感染したことは一度もない。
 だからフツーならそのままほおっておくところだが、立て続けにきたのでピンときた。

 だれかおいらの知り合いのアドレス帳がやられている?…と。

 そこでメールのヘッダを見たら差出人が違うはずのメールたちは実は同じサーバーを経由してやってきていたことがわかった。
 そこから2人の友人を容疑者(というか被害者)と絞りこみ、さらに非サイバーな要素も加味して推理しつつ、そのうちの一人と特定し連絡してみたら、やはりその友人のパソコンは感染していた。

 その友人はバリバリの理系でパソコンも作っているような大手メーカーに勤務してるようなエリートで、おいらはといえばバリバリ(というかボロボロ)の文系で足し算もたまに(←…よく)間違えるようなダメ人間だが、現実なんてこんなものだってこと。
 ようは“見るつもりで”もの見なければならなければ、どんなエリート見落とすってこと。


 さて、メール・ヘッダーというと、最近話題沸騰中の永田メール…っていうか武部メール?の事件。フジテレビのニュースでそのヘッダを調べたら、どうもあのメールはガセ臭いというのをやっていた。

 ホリエモンがそれ以前に送られたとされるメールのメーラーのバージョンより古くなっているのは不自然…という内容だった。
 実際のところ民主党はかなり旗色は悪いらしいけど、メーラーのバージョンくらいで鬼の首でも取ったみたいに報道するのはどんなもんだろう。
 だって複数のPCを使っているとサブに使っているマシン内のソフトのバージョンアップが遅れてるなんてよくあることだ。特にノートパソコンの場合は。車の中によく置きっぱなしにするんでOSまで古いままなんて友人は数しれず。(それがハードウエア的制約に起因してるなんて場合もあるし)。
 これとは全く逆のパターンで、テスト用に少数のマシンだけに最新バージョンを入れるなんてこともあるし、互換性の確認とか各種検証用にあえて複数の世代のバージョンをいれておくなんてことだってある。とにかくパソコンソフトの使用バージョンの背景にはいろんな事情があるもんだ。

 あと、すごい民主党に対して好意的にデッチあげ…ぢゃなかった、推測するなら、移動用に急遽部下にでもセットアップさせたノートだったゆえに「自動署名」部分もテキトーになってしまった…
 もしくは後々に何かあったときにニセモノだと言い張るために様式を変えてみた…とかね。

 とにかく最初から悪者をきめて貧困な材料でハナシを進めるような浅はかな報道はイラつく。
これぢゃまるで今回のメールそのもののとかわらないじゃないか(笑)

 でも、一方でガセを掴まされた(現在はこの可能性が最も高い?)とすると、それを若手議員が信じてしまうに至った光景もなんか想像できちゃうのだ。

「だんな、自民党つぶしのいいネタがあるんでさぁ」
「なんだよ?」
「ほら、このメール」
「でもメールなんていくらでも偽造できるんぢゃないの?」
「いへいへ、このヘッダってとこ見てくださいよ。ここに送信者の情報が残るんですよ」
「ほう」
「例えばこれね、メールソフトはEudoraってのになってるでしょ?これは堀江の使ってるやつなんですよ。フツーはみんなアウトルックでしょ?」
「ほうほう」
「実は口座番号もおさえてるんですよ」

 …で、口座のほうは直接調査ができないからウラは当然とれるはずもなく。
手柄をあげたいエリート若手議員は冷静になれずにおもわず先走ってしまう
…それで現在に至った…と。

 でもメールがガセだとしたらいったい出どころは誰なんだろうか?
 これで誰がいちばん得するのか?という線で考察した場合、これがハリウッド映画のストーリーだったら、黒幕は自民党ってのがお決まりのパターンになるんだろうけど、現実はそこまで劇的ではないかもしれない。

 ホリエモンはフジテレビ問題の時点で充分に脱法的だったなんてモラルレベルの反省をするんだったら、メール云々の前にホリエモンの広島カープ買収に関して便宜を図るようにナベツネに働きかけてかけてたなんて事実が判明した時点で武部氏の責任を問えるんぢゃないだろうか?

 どっちにしても小泉首相は依然として強運で、民主党はそのアシストばっかりしてしまっている。

 金の振込が事実でメールだけがニセモノだったりしたら最悪だよなぁ。


 さて、冒頭のウィルスメールの件。ホントは劣等生のおいらがエリートな友人よりPQがあったなんて例ではないのだ。劣等生のおいらが地べたでバタバタとゴミ拾いをしてあげているうちに、エリートくんは何事もなかったかのように豊かな生活を続けている。それが現実…ってことだ。

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2 コメント

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お粗末 (iina)
2006-02-27 17:32:56
コメントしようもないほどに詰まらない。

ガセと分かった段階でも、ニセモノだが、

話は真実だという論法が理解できない。

ニセモノを沢山放つて、贋物を証明できぬなら

真実なのだという理屈になるなら大変なことですヨ。

第一、ホリエモンは選挙は広告として名前を売込む

のが真の目的なのに3000万円も支払う道理はない

と考えるが・・・。
返信する
>iinaさん (管理人)
2006-02-27 18:35:56
>コメントしようもないほどに詰まらない

↑だったら別にコメントなさらなくてもいいんですが…



 こういう趣旨でしたらトラックバックの時点で併せてコメントしてくれればよかったのでは?

TBしていただいた記事の内容がストレートにそういう趣旨になっていれば別にコメントの必要はないのですが

というか、それほど価値のないと判断された拙記事に対してTBする意味がわかりません



>ガセと分かった段階でも、ニセモノだが、

>話は真実だという論法が理解できない。



↑これに関しては多少私の文章力が稚拙だったのかもしれませんが、堀江氏と武部氏の間に金銭がからんだ癒着があったかもしれないのをという疑念です。

 ガセメールに関してはもちろん武部側の目くらまし作戦なんかではなく、まったく別の人の仕業かもしれませんが。



 ホリエモンの広島カープの買収へのアシストをナベツネに働きかけるようにと武部氏が経団連の奥田会長に頼んで(ナベツネ氏に)電話をさせたということからもあきらかなように癒着自体はあったのです。

 だったら“金が動く道理”はあると思いますが。



 どっちにしても永田氏の失態で4点セットへの追求自体に支障が出てしまっては残念だというこです。
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