偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

とりま政府紙幣を…みたいな

2009年02月19日 03時43分09秒 | ◎ツッコミ思案neo
 今週の週刊ポストに政府紙幣のアイディアがのっていた。やっぱり政府紙幣は借金ではないと書いてあるぞ。

 先週の建国記念日にやっていた◆情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ/読売テレビ系)でも景気対策しての政府紙幣が話題にのぼっていた。
 自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相も提唱していたアイディアとも紹介していた。
 ミヤネ屋ファミリーでは森永卓郎氏も推奨。だけどその日はビデオのみの出演。

 スタジオのコメンテーターはほぼ全員反対。

 坂本龍馬が発行したという政府紙幣「太政官札」の現物がスタジオに登場したとき大宅映子氏
「だってそんなの日銀の出来る前のハナシでしょ。そんなの先例になんないわよ」
と声を荒げてつっこみをいれた。

 その「太政官札」はこれから政府紙幣とはなにか?とそのデメリットなども含めて説明するために持ち込まれただけなのに。
 大宅映子氏、自称政策職人・池田健三郎が森永氏への反対コメントをしたときに「元日銀だしね」と援護射撃の“合いの手 ”をいれていた。

 日銀がそんなに大したもんならとっくになんか景気にいいことしてるっつーの(笑)

 実際の所、政府紙幣発行という施策がいいのかどうかは数字に弱いおいらには到底判断できないが、少なくともその日に限っていえば森永氏が説明が分かり易かったのに対してこのコメンテーターたちのコメントはただ反対といってるだけに見えた。
 ちゃんと噛み合った双方の意見が見えないとおいらたちシロウトには判断つかないぜ。
 池田健三郎に至っては「議論するに値しない」とものたまっていたので視聴者に説明する気などないのだろう。
「この人は年金問題は元はといえばすべて国民のせい」と言っていたような人だから視聴者なんてハナクソぐらいにしか思ってねーんだろうな。

 「こんなことより雇用対策を」と口を揃えていってたけど、そもそも日本って企業が儲かれば雇用もあとからついてくるって理屈でいままでやってきたんぢゃねーかよ。

 昨年のノーベル賞ウィナー、ポール・クルーグマン氏だってこーいう危機的状況のときはそれまで「悪」とされていたようなこともしなければならなみたいなこと言ってたぜ。

 つまり先例がねーとか、外国ではこーだとか言ってたら先には進めねーっつーことぢゃねーの?
 そもそも日本はアメリカ式経済学の教科書に従ってこのザマなんだから。

 ここで金にまみれたアメリカの中でちったぁマシな金持ちウォーレン・バフェット氏のコトバを紹介しよう。

ある分野の第一人者、たとえば、優秀なスポーツ選手や有名な芸能人が、畑違いの事柄にまで首を突っ込んで、一般大衆に身の処し方をあれこれ指南しようとする風潮に、わたしは強い違和感をおぼえる。われわれが投資で大きな利益をあげられるからといって、世の中のあらゆる事柄に関して良い助言ができるだろうか?こんな考えは常軌を逸している

 これってば星野仙一とかあのリーゼントの終わってる歌手だけぢゃないぜ。今回の池田センセーだとか大宅センセーもおんなじようなもんだ。
 キョービ、川島なお美やガッツ石松でさえ大学のセンセーになれちゃうんだから●●大学とか●●出身なんて肩書きは信用できねー。むしろ弁護士だとか元●●勤務みたいなのは実際には何の役にも立ってないことだっておおい。

 こう考えると“文化人”が出てくるテレビ番組ってムダだよなぁ。ネタも人材も枯れてきているのにデジタル化とか多チャンネル化とかってさらにムダだぜ。


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