真岡駅近くに店を構えていたベイシア真岡店が地震からの再開を断念、閉店となりました。「いせや(旧社名)」の時代から35年、真岡市中心部の大型店の1つとして愛され、個人的にもよく利用しただけに残念です。近隣の福田屋百貨店も今夏での閉店が決まっていて(現在は一部営業)、真岡市中心市街地が一気に寂しくなります。
高校生など鉄道利用者にとっては、駅に近いこれらの店舗は重要な存在でした。現在の真岡市は、西部の高間木地区や真岡IC周辺に店舗や事業所が集積し、市の機関が集まる荒町や駅周辺は段々活気がなくなっています。市街地の拡大、郊外化は地方都市ならどこでも起きていて、最近は中心市街地の再生が課題となっています。まあ、郊外に店舗の立地を認めておいて中心市街地の活性化をうたうのも、なんか矛盾している感じもしますが…。
福田屋やベイシアの跡地利用については、市も考えていると思います。駅近くの市中心部にあり、駐車場も確保できる土地なので、このエリアを寂れさせないためにも有効に使ってほしいと思います。
また、真岡女子高に近いイオン真岡店も店舗リニューアルのため近々閉店となるそうです。こちらは、撤退ではなくエリア1番店になるための大型化ではないかと勝手に予想しています。いずれにしても、今後の動向が気になります。
[追記]イオン真岡店は、業態変更しディスカウント店(規模はやや縮小)として再オープンしました。(2011/6/20)