最近のF1がなんか面白い
今年は佐藤琢磨が出走していないので、片手間にしか観てなかったんだけど、ここのところ色々な
人間ドラマがあって興味深い。
いろんな話題が満載な状態で行われたヨーロッパGP。
まず一番の注目だったミハエルが直前に「やっぱ首が痛い」と言うことでドクターストップ。
自腹でコース貸し切ってテストとかしてたのにね。
ミハエルの場合やることが予想の範囲を超えてます。
代役で急遽出走となったバドエルは・・・
今まで誰でもフェラーリのような速いマシンに乗れば結果をだせるなんて言われてたけど、ある意味
それが間違った見解だと証明しちゃったかな
一流のマシンは一流のドライバーによって速さが引き出されるなんて解説の人が言ってたっけ。
かなり辛口コメントに思わず仰け反る我がオット殿。
それから、ご当地ドライバーのアロンソは無事出走できて良かったね。
結果は6位だったけど、地元のドライバーがいるのといないのとじゃサーキットの盛り上がりは
全然違うだろうし・・・
ほんで優勝者はバリチェロでした。
前回のGPでバリチェロのマシンから落ちた部品でマッサが大怪我を
バリチェロとマッサは同じブラジル人で仲良しらしい。
チームが違うのに、「マッサ。コースで待ってるよ♪」的なメッセージをヘルメットに。
優勝後のインタビューでも
「この勝利はブラジル全体に捧げる。でも、特に最高の友達のマッサにね。
彼がすぐに僕とレースを戦うために戻ってくるのを願っているよ。」
とコメントして彼を気遣っていたのね。
怪我をした後もお見舞いに行ったりしてたみたい。
今までの言動やHONDAのシートを奪った(!?)バリチェロにあまり良い感情を持ってなかったけど、
意外といい人かもなんて思ったよ。
それからこの前の週末はベルギーGP。
今回の優勝はライコネンだったけど、主役はフィジケラでしたね。
彼は佐藤琢磨がデビューした時のチームメイトだったのよ。
フィジコは予選でトップに立つと決勝でも上位をキープ。
チームにとっても初ポイントが2位の表彰台と言う素晴らしい快挙
そして今日発表になったフェラーリへの電撃移籍
以前から噂は出ていたけど、「フェラーリから僕に電話はないよ♪」なんて言ってたのに。
でも彼は「イタリア人ならフェラーリに乗るのは夢だからねぇ」とアピールしてたんだよね。
そして念願かなってフェラーリへ
私の中ではフィジケラってなんかついてないイメージ。
初優勝は大雨でレースが中断した時だった。
荒れたレースで2位で表彰を受けたんだけど、終了後にオフィシャルの周回数のカウントミスが
判明して繰り上げ優勝者に。
だもんで初優勝にも関わらず表彰台の真ん中に立つことができず、次戦のレース前にトロフィーを
貰った優勝者から渡されると言うなんとも妙な状態に。
なんやかんやと不運にもめげず色んなチームを渡り歩き、弱小チームに移った時には下位チームに
移るくらいなら引退すればいいのになんて囁かれ、いさぎ悪いってなことまで言われちゃってた。
でも彼は頑張って現役を続けた結果、夢の移籍劇。
一部では現所属チームの借金のかたに移籍したんじゃないかってことも言われてるみたいだけど、
どんな理由にしろフィジコが夢のフェラーリのシートを獲得したのは事実。
今年も残り5戦。
その中にはフィジコの自国であり、フェラーリの自国でもあるイタリアGPも含まれてる。
今年で引退し、来年はリザーブドライバーになることを発表したフィジコはいさぎ良いんではないかな。
今までのアンラッキーにめげずに、諦めずに頑張って夢を叶えたってことに感動しちゃったよ私
なので残りのGPは全力でフィジコを応援します。
そして彼が活躍した暁には、我が家の冷蔵庫に眠ってるシャンパンで乾杯だな
それをずっと思い続けれるかどうかは本人次第なんだろうけども
他人にどう思われようが、自分を貫く姿勢は素晴らしいよね。
きちんとすすめる人は
ラッキーもアンラッキーも関係なく
夢も批判も関係なく歩きつづけられるんだね
その力に周囲の人がひきつけられて
さらに力になるのね~(^^)