座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

浦安の舞の練習

2016年09月08日 | 境内の様子

今朝本殿の扉を開ける頃は大変な大雨でした。

予報と違ってそれ以降は小雨が降ったり止んだりというところですが、天気を警戒してか神社を訪れる人も今日は少なく感じます。

週末までは祭典の予定も落ち着いていますので、本日巫女による神前神楽「浦安の舞」の練習会が行われました。

 

この舞は昭和15年、「皇紀二千六百年奉祝祭」を行うに当たって全国の神社で舞えるようつくられたもので、神楽としては特に新しい部類に入ります。

しかしその経緯から、今では各地の神社例祭などで数多く奉納されている舞の代表格ともいえるものになっています。

“浦安”とは心の平穏、つまり“平和”を意味しており、一聴では判りづらいかもしれませんが以下のような歌詞が歌われています。

 『天地(あめつち)の 神にぞ祈る朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を』(昭和天皇御製)


当神社では例祭をはじめ大きな祭事の時、また神前結婚式の時などにこの浦安の舞が奉納されています。

舞う機会はそう多いものではありませんが、神社の女性によって今も引き継がれています。