雀の手箱

折々の記録と墨彩画

年越し 

2019年01月04日 | できごと
 平成最後の年があけました。皆様には佳い年をお迎えのことと存じます。
 今年の私の年越しは、思いがけないものとなりました。
 通院とリハビリ以外の外出がほとんどないのを気遣った娘の企画は、ハウステンボスでの新しい年を迎えるという意外なものでした。思い立ちが9月で既に旅行社では予約が取れずホテルと直接交渉だったようです。1室だけ空きがあったホテルアムステルダムの最上階のローラーアシュレイのデザイナールームは、45㎡のゆったりとした美しい部屋で、目の下に広がるヨットハーバーを外海と隔てる堤防から、新年のカウントダウンに合わせて打ち上げられる花火の競演を部屋から眺めることができる豪華版でした。
 クラブラウンジでのアフタヌーンティーや、夕食後のホテルロビーでの年越しのハンガリアン アンサンブルのコンサートも、曲目が耳に馴染みのある懐かしいものばかりで、次の花火大会へと時間的にもゆったりと繋がる愉しいものでした。

 ホテルの前のアムステルダム広場では、80メートルのツリーの電飾のもと、ライブコンサートのステージのダンスに合わせた仮面舞踏会が繰り広げられて、次々にアーティストたちの歌が披露されていて、若い人たちの歓声が上がっていました。仮面は手にしても参加はせずに、私は周辺の建物の佇まいからも、かつて過ごしたリオのレヴェイヨンのAnoNovoの新年を祝う祝日を思い出していました。
 コパカバーナのレヴェイヨンの花火はブラジル10大花火の一つで年越しの正12時に始まりました。クラブでは誰もかれもがすぐ隣の人と頬にキスを交わし踊り始めたものでした。ハウステンボスの年越しで久しぶりに思い出しました。
 クラブラウンジに戻って、私はシャンパンを、娘は年越しそばをいただきました。ここでの花火もあの世へのよいお土産になります。





















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