雀の手箱

折々の記録と墨彩画

古い絵

2010年09月07日 | すずめの百踊り
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 八月は初盆と葬儀で慌しく過ぎていき、気持ちも乗らず、絵筆も手にしないで怠けていました。

 暑さに強くない私は、千年の記録破りとも言われる暑さに打ちのめされて、意欲も湧かず、古い画帖を繰っているうち、以前描いていた手法が懐かしくなって、美しい絵にして画いてみました。(マウスオンで2枚)
 やはり、いま一つ気持ちにしっくり来ずに、弱いと思えて、また、赤とんぼを画いてみて落ち着きました。

 台風9号を心配していましたが、風はたいしたこともなく、恵みの雨を降らしてどうやら無事に通過していくようです。


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2 コメント

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その時々の想い (ふくら雀)
2010-09-08 21:57:00
首都圏は思いがけない大雨で交通機関にも混乱が生じているようですが、大事ありませんように。

気力が萎えているときの回復法には、以前画いた物を繰って眺めることにしています。欠点がよく分かり、画きなおしてみようと筆をとることになります。それは、以前のものとはやはり色も線も異なったものになります。

オスカー・ワイルドの有名な逆説ですね。
ゴッホの向日葵を見て以来、向日葵はゴッホの画いたように見えて、それ以外のものは向日葵のイメージを損なうように思ってしまった日を思い出します。
12日の日曜美術館、田中一村を期待しています。ご案内ありがとうございました。

トンボは画き手に似たメタボ体になってしまいました。
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ずっと続けて ()
2010-09-08 13:17:13
 猛暑を凌いで精いっぱいの夏でした。何も描かないうちに日がたって。勤勉な雀さんです。 
 最近は田中一村のような個性的でくっきりした絵をお描きになるふくら雀さんですが以前のやわらかな作品もすてきです。木槿の描写もすばらしい。葉や蕾もよく観て描かれていますね。しぜんは芸術を模倣する でしたか、芸術は自然を模倣するのでしたか、昔も今もどちらも好きです。 その時々、表現は心を映しているのですね。下のは一枚目。浮葉の元気なトンボと 白で抜いた葉脈がおもしろく惹かれます。 
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