早稲田から徒歩。胸突坂を上って永青文庫さんへ。
大河ドラマ「麒麟がくる」で描かれるのは、近年研究が進んだ「明智光秀」像。
本展はその光秀と浅からぬ縁があった細川家に残る史料が大量に見ることができます。
光秀と細川家初代・藤孝は盟友であり、藤孝の息子・忠興の妻は光秀の娘・玉(のちにガラシャ)。
伝わる信長の黒印状から読み取れるもの。事実と感情と背景。時代。
その潮流に今まさに取り残されようとしている信長と、機を読み意を決して主たる信長を討った光秀。
明智家と深い縁を紡ぎながらも「義」を優先した藤孝・忠興親子。
その狭間で苦しみ、信仰に救いを求めたガラシャ。
多方面から見る「本能寺の変」の周辺は、想像以上の「ヒューマンドラマ」でした。
後期日程から原本展示されたものとかもあって、実はそれを待ってました。
どうせなら複製じゃなく実物が見たいなって。
こういうのが時代を経て目にすることができるのってすごいことだなと思います。
2021.01.31(日)まで。