SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【トイ+】1/18のバイク

2010-09-04 07:03:40 | Device
バイクを描く必要があったので引っ張り出してきました。
こうしたミニカーや模型はスケールダウンするに当たって各所にディフォルメや簡略を行っているのでそのまんま描くのは実は大変危険。
見て分かるとおり、このバイクもウィンカーやバックミラーが省略されています。何度そのまんま描いて大ポカやらかしたことか…
ですのでこれだけでは不十分で、他に実写の写真の資料を傍らに置いての作業となります。

だったら何故ミニカーなんぞ出してくる必要がある?…と思われるかもしれませんが、画面上でグリグリ動き回らせるためにはやはり立体物も必要と考えるのです。

…本当はね、自分で乗ってみるというのが何より一番「感覚」がつかめるので良いのです。
例えばレース物でも日ごろ乗っている技術力の拙い人と、普段乗ってないけど技術力がある人とを比べると、意外にも前者の方の描く作品の方がずっと読者にその魅力を伝えることができたりする…なんて話はザラにありますから…。

一応記事の体裁を保つため画像ではミゼットを乗せてみましたが、ベータミゼットもイプシロンミゼットも、実質1/16相当の縮尺のため、ご覧のようにややバイク小さめになってしまいますのでこれは仕事の参考にはなりません。
まぁ、元よりミゼットはデッサン人形には使えないプロポーションにしてありますので、最初からそれ目的で使う気は無いのですが…。

ただ、それとは別に、こうしてスケール違いのビークルに乗せることによって色々と考えるところも出てくるわけです。
まぁ、細かい考察はネタバレにもつながりますのであえてこの場では控えさせて頂きますが、端的に表現するのであれば…

人間の科学力って、まだまだ幼いなぁ…!

…ということ。もちろんこれは今現在のムービングテクノロジーが劣っていると言いたいわけではなく、まだ人間という種そのものの持ち得るべき技術概念が昇華し切ってはいないのかな?という感想。
その感覚のまま未来的なメカを迂闊に発想するのは、もしかしてとてつもなく滑稽なのではないかという危惧、を抱くのである。

ちょっと小賢しい言い回しをするのであれば、「テクノロジーの変遷に伴うディフォルメ力」が足りてないのではないか?
…な~んて、考えちゃったりしている…と、













ホラ、また作業の手が止まってる。未来のテクノロジーとか考えてる暇があったら仕事しろっての、俺っ!(世知辛いねぇ…)

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