単調な構造体に何故かドリルが付いていた『トルク』ジャケットのハンガーもまた、先日述べたとおり本来は簡易ビークルとしてのデザイン画が存在します。それがTOP画像のドリルタンク(?)。
タンク(戦車)と言ってもその駆動部は無限軌道ではなく、アルキメディアン・スクリューという、既に古代ギリシャで用いられていたスクリューシステムを推進力にしております。広義で解釈すればこれもドリルですし…。
ハンガーを機械的なデザインにする方針でやっていた頃はまだ何が200円カプセルで可能で何が不可能なのかをまるで理解していなかったため、今思うと無茶な高機能化ばかり図っていることが見て取れることでしょう。
このトルクハンガーもサーフィン方式のスタンディングポジションからハンドルを引き上げたライディングポジションの2通りの運用を考えております。確かにこれくらいやってりゃジャケット=ハズレなどと言い出す人はきっといなかったとは思うのですが…。
そしてこちらはほぼ同時期に描かれた別案。
非移動式の作業機械…といったイメージでデザインされています。よりワールド展開が最初の段階から望めていたのであれば、これはこれでありなアイテムではないかと個人的には思うのです。「周辺アイテムが大切」は当時から持っていた思想でしたので。
余談ですがトルクジャケットの一部の商品写真には、スクリューコーン式のドリルではなく十字アンカー型のコーンを持ったハンガーの写真が存在いたします。これは何かと言うと、市販品に至る前の試作品…いわゆる「トライ」の段階でのもので、何故トライのみがそのデザインで結局スクリューコーンに差し替えられたのかは、実のところ私にもわかりません。
で、もしもあのデザインになっていたとしても、私はきっとそれで通してしまったことでしょう。デザイナーの理屈など所詮は机上の空論、時には現場サイドの判断の方が正しかったりすることもあるのでしょうから…。
なーんて、偉そうに講釈ぶってますが、私もそれを実感したのは実のところイプシロンミゼットを作るようになってからなのですけどね…(汗)。
タンク(戦車)と言ってもその駆動部は無限軌道ではなく、アルキメディアン・スクリューという、既に古代ギリシャで用いられていたスクリューシステムを推進力にしております。広義で解釈すればこれもドリルですし…。
ハンガーを機械的なデザインにする方針でやっていた頃はまだ何が200円カプセルで可能で何が不可能なのかをまるで理解していなかったため、今思うと無茶な高機能化ばかり図っていることが見て取れることでしょう。
このトルクハンガーもサーフィン方式のスタンディングポジションからハンドルを引き上げたライディングポジションの2通りの運用を考えております。確かにこれくらいやってりゃジャケット=ハズレなどと言い出す人はきっといなかったとは思うのですが…。
そしてこちらはほぼ同時期に描かれた別案。
非移動式の作業機械…といったイメージでデザインされています。よりワールド展開が最初の段階から望めていたのであれば、これはこれでありなアイテムではないかと個人的には思うのです。「周辺アイテムが大切」は当時から持っていた思想でしたので。
余談ですがトルクジャケットの一部の商品写真には、スクリューコーン式のドリルではなく十字アンカー型のコーンを持ったハンガーの写真が存在いたします。これは何かと言うと、市販品に至る前の試作品…いわゆる「トライ」の段階でのもので、何故トライのみがそのデザインで結局スクリューコーンに差し替えられたのかは、実のところ私にもわかりません。
で、もしもあのデザインになっていたとしても、私はきっとそれで通してしまったことでしょう。デザイナーの理屈など所詮は机上の空論、時には現場サイドの判断の方が正しかったりすることもあるのでしょうから…。
なーんて、偉そうに講釈ぶってますが、私もそれを実感したのは実のところイプシロンミゼットを作るようになってからなのですけどね…(汗)。