SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発記録】汎用ロボット『スプリガンX』生産計画・6

2008-06-26 00:00:38 | Laboratory
本で調べたり、お世話になっているモデラーさんに聞いたり、お店に人に教えてもらったり等ゝ…色々と素材を試した結果、もう大体レジンの着色に関しては飲み込めて来ました。ほぼ失敗することなく製品に用いることが出来るだろうと確認。

その一方、やはり予想通り「赤」は作れないことも判明…いやぁ~…
ピンクだわ、ものの見事に(汗)。
これがピンクの部品であれば、この上なくきれいに着色できてますので何の不満もないのですが、赤じゃない…これはどう見ても赤じゃありません…。

結果当初の予定であった赤を使用したカラー案(下の画像)は出来ないということとなりました。

もちろんもっと顔料(ウレタントナー他)を注ぎ込めばもっと赤に近づけることは可能です…が、それでもせいぜい「濃いピンク」止まりですし、あまり顔料を混入すると斑になったり発泡がひどくなったりします。
また透明のレジンを使用すれば色に白が混じることはないのでしょうが、今度は色が透けて「不透明」にならなくなります。
そもそも顔料自体がその量に比して決して安価な素材ではありませんので、いずれにしろ手首足首のためにこれ以上のコストをかけるのは合理的ではない、と考えるのです。
きっと専門の業者さんでしたら何らかの解決方法を持ってはいるのでしょうけどね、市販の素材、且つ手作り作業で製作する以上、さすがにこれ以上はできそうもなさそうです。

ただ黄色や水色などはすでに白が混じっていることを前提に調合すれば何の問題もなく使えるため、修正案としては赤の部分を本体色である黒に変更すれば、多少地味ですが他の色は修正なくこのまま生産に漕ぎ着けそうではあります。
イメージはこんな感じか↓

以前の検討案と同じものなので決して悪くはありません…が、
ちょっとだけ、不本意です。

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