神奈川の平塚から野辺山に移り住み、平スポに行くには1日ががりになってしまうので、頻繁には行けないけれど、現在も大切なレース前などは行く事を欠かせない。
今回はメールで伝え、返信頂いた中の
「今になって始まったことじゃない」
という言葉が突き刺さった。
調子良くなったり、良くなくなったりしながらも、ケアーして頂きながらここまでやってきて、良くないの大きさが少し大きいだけで、「今になって始まったことじゃない」という事に気付いていなかった。
膝そのものの問題よりも気持ちの問題が大きいと気付かされた。
ある本に出てきた「気が散るというデーモン(悪魔)」という言葉が頭の中を駆け巡った。
ここ何ヶ月かはアスリートとしての気が散っていたと思う。
何年か前までは、自転車の他に特にやりたい事がなかったから、自転車の事を考え自転車に気持ち良く乗れていれば幸せだった。
シーズンが終わる頃にはオフトレで何をやるか考え、それをやるのが楽しみでさえあった。
自転車以外の事に初めて興味を持ってから、でもそれは上手く繋がって両立出来るものだと考えたから、自転車の事ばかりを考えていなくても、やる時にやれば良いのだと考えていた。
昨シーズンを終えて、やりたい事は沢山あったし、オフトレの事もあまり考えずにやりたいトレーニングをやっていた。楽しく。
時期が来れば、やるべき事さえ集中してやれば良いと思っていた。
オンとオフの切り替え。やる時にやる。その考えは確かに大切であるかもしれないけれど、アスリートとしてやらなければならない事は沢山ある。
考える事、学ぶ事、身体のケアーなどもそうであり、トレーニングさえやっていれば強くなれるものではない。
そういった事が欠けていた数ヶ月間だった。気が散るというデーモンにやられていたのだ。
私が自転車以外の事に興味を持った事で人間として学んでいる事はとても大きいし、全然後悔していないし、これからも興味を持ち続けていきたい。
ただ、そこにはやはりバランスが必要で、そこが崩れてしまっていたから立て直しが必要になったのだと思う。
こうして、失敗しながら色々学んでいけるのも、幸せな事なのかな。
若い頃と違って、自転車の事ばかりを考えている事は出来ないけれど、限りある時間の中でどれだけの事をつぎ込めるかっていうのは常にあると思う。
気持ちの問題という事が解ったので、あとはきちんとした覚悟を持って取り組めるかどうかだけとなった。
そして先に書いた3番目の支えを経て今に繋がっている。
私は、若い選手でもなければ、世界を目指している選手でもない。
いい歳して何て声が聞こえてきそうだけれど、ここに書いた3つの支えは、こんな私を叱咤激励する感じで、親身になってアスリートとして対応して下さっている事が本当に嬉しいし、感謝の気持ちで一杯です。
私はそんな支えに応えたいし、私もそんな支えを誰かに出来るような人でありたい。
勿論、支えは3つだけではない。
だから、頑張れるはず!
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