今年も暑い熱い全日本MTBが終了しました。
まずは、土曜日に行われた今年初開催のXCE(2分位で決着が着く短距離クロスカントリーレース)女子で、高校生のクラブ員 maillot SY-Nak の中島悠里選手が初代チャンピオンに輝きました。
高校の自転車部で毎日部活に励んでトラック競技とロード競技を行い、MTBレースも走る彼女は、様々な角度から自転車レースを楽しみ、その成果をこの舞台で発揮しました!
今年は全国的に猛暑が続く中、行われた日曜日のXCO(オリンピックディスタンスのクロスカントリーレース)。
暑さを考慮して競技時間が短縮されましたが、それぞれのクラスで密度の濃いレースが展開されました。
やはり全日本は他のレースとは違った選手達の緊張感や意気込みが感じられます。
選手一人一人にその戦いまでのドラマもあり、観ていて熱いものがこみ上げてきます。
ゴールした選手達になかなか声はかけられません。
かけたい言葉は色々あっても、言葉にすると薄っぺらな物になりそうで。
ここまでよく上げてきたなと思う選手、思うような走りは出来なくても我慢してよく走りきったなと思う選手。
凌ぎを削る熾烈な接戦を制した選手、破れた選手。
どんな形であれ、ベストを尽くす姿は美しいです。
結果が全ての競技かもしれませんが、結果も含めたその姿が全てを物語っているように思えます。
ゴール後は選手の様々な目があります。目を見れば感じるものがある。
目が合えばこちらからも目で送る。それはサングラス越しの見えない目であっても。
目を合わせる事さえ出来なかった選手も沢山いるけれど、感じるものが沢山ありました。
それが全日本選手権。
感動。
感じて動く。
走った選手も、それを見ていた人達も、それぞれの場所で。
またここから。