連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

障害者病棟での雑感

2018-02-27 14:22:28 | 健康・病気

今朝の、看護師からの要望に対する主治医の対応で、

看護師は、≪飲み込みが悪いので、絶食を指示してください!≫

主治医は≪緩和医療目的で入院してきているので、一口でも食べる意欲があるときは、食べてもらうわなくては≫

私は、そうそう、そうです!と内心で。

少しでもむせ返ると、すぐに絶食指示を要求してくる看護師には、驚きあきれている。

絶食指示を拒絶し、その後、むせることもなく食事をしている患者に対して看護師は何を感じるのだろう。

食べる楽しみ、口での感触で、いろいろ取り戻すことがあるとの報告もされているのに。

転倒骨折で、身動きが取れず入院してきた血液疾患の患者は、

リハビリの甲斐があり、自力歩行が可能となった。

看護師から≪認知症が進行してきたので退院はさせられないのですか?≫

新聞も、本も読み、回診時の会話も、耳が遠くなったせいの齟齬を除けば、周囲への配慮などを含めて何の問題ないと思っている主治医の私は、”認知症”との断定に驚き、どうしてそのような認知症判断が出てきたのかととうたところ、

看護師は≪徘徊、おむついじりがあった≫という。

患者は、日中の排泄は、トイレまで出向き、夜間はベッドサイドでとなっている。さらには、同室患者、病棟内の患者のレベルからすると自分は、この病棟の対象患者ではないと常々、私にはなし、退院に向けて努力していた背景があり、

私は、患者の心理を推し量り、看護師の手間を取らせてはいけないと、ベッドから起きだし、おむつを脱ごうとしているときに、巡回看護師に見つけられ、翌朝には、認知症進行が流布され停止待ったと判断し、看護師の話は聞き流すことに。

AIロボットであったらば、どのような対応を医師に要求してくるだろう?

仕事終了後の生活の無いAIロボットは、真摯に患者の変化を見逃さず、常との違いを見抜いたうえで、次の対策をするのではないだろうか。

体力的に優れ、元気溌剌、仕事としての看護職。仕事が終了した後の生活もある看護師よりも、

ひたすら患者と向き合うAIロボット看護のほうが良くはないかしらと思ってしまう。

 

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季節の挨拶:年賀状

2018-01-19 10:01:00 | 健康・病気
見ず知らずではないけれど、
日々会うこともなくなった人とのつながりのとして、
季節の挨拶は、ありがたいきっかけを与えてくれると感じています。
年賀状、お中元、お歳暮。

昭和62年、東北大学第3内科血液グループ宇塚門下としての第1例目の骨髄移植の症例は、
数々の困難を乗り越え、
数年後就職成ってからは、季節ごとの挨拶があります。
無事に過ごされていたのですが、
30年目の年賀状には、脳梗塞を患いリハビリ中と!
原疾患での化学療法、頭部照射、移植前の全身照射の影響は、あるのかないのか?

将来の医療のために、因果関係を追求すべきか?など、
新たな課題が湧き上がった一言が、書き添えられた年賀状でした。
この先も、私が死ぬまで、年賀状を届けてほしい。
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いまだ正中丹田ならず!

2017-12-26 08:41:28 | 健康・病気
2017年12月25日 太極拳教室離散会
2002年、友人が強く強く健康のためと誘ってくれ、始めた太極拳。
驚愕された姿勢は、徐々に徐々に改善。
10年ほどして、自己抗体の数値が 1/1000に低下。その後は、変化せずとも、無駄なタンパク合成しなくなった分、体は楽かもしれない。
日常の歩行も、重心を正中にを意識しているが、いまだし!
その最中に、練習継続の場所を失う。

歩行困難そうには見えず、外見は正常。
長い間、左足は伸びなかったのが、昨年から伸びを実感し始め
左足の感覚は、右足と異なり、知覚鈍麻。感覚が戻りつつあるといったほうが将来の回復に期待が持てるかな。
解剖生理学を教えている身にとって、人体の奥深い潜在能力、復活力に驚嘆することしきり。
わが身に照らし合わせてもです。

週に1回の太極拳練習は、皆勤に近い出席率。
否応なく、体のストレッチを週1回は、強制できたが、教室閉鎖で、今後どうしよう。
勤務日程で、日中には参加できず。
忘却に任せたくはない、套路。
24式は、いろいろ難点はあれど、注意点を留意しながら套路を過たずできる唯一の太極拳。
42式総合は、未完成!
32式剣は、何とか。
24式扇も、何とか。

知っていることと、教えることは別物と内心思いつつ、
カリキュラムが存在していないので、
長い練習期間、にもかかわらず、中途半端な套路の教授過程であった。

病後の体では、2段検定受験資格なしと、暗黙の示唆ありて、
資格取得は放置、放棄。

重心、虚実を意識した套路の完成度を高めたいという気持ちはある。
持続した意思で、自己研鑽あるのみ。
さてさて、どうしたものか。
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信じた治療の先に訪れる  

2017-11-11 16:50:19 | 健康・病気
もともとは、急性白血病などを専門として診療を行っていましたが、
今は、入院患者は、重度の意識障害者を受け持っています。

脳の悪性リンパ腫に対する、照射療法後の患者も対象患者です。
脳の疾患は、特殊で、治療も臓器特有の制限があります。
血管脳関門のためです。
血液系の疾患が、脳に発生した場合は、放射線療法となります。
放射線照射治療は、終了後も、細胞の変化が生涯続くと認識されています。
成人急性リンパ性白血病の血液学的寛解中に、
強烈な頭痛、吐き気を伴う、中枢性白血病再発。
髄腔内にメトレキセート注入、全脳照射。
メトレキセートと照射の併用は、白質脳症が起きることは周知ではあったのですが、
目先の症状を取り去ることが優先。
寛解にならなければ生命予後は、近い将来に絶たれます。
血液学的寛解を維持し、中枢性白血病も寛解となりました。
かなり経ってから、聡明だった彼女の表情が、幼児のような透明な表情に輝き始めました。
白質脳症が徐々に顕性となってきたのでした。
家族を傷つけるような言動、行動を示す変化ではないことは、救いでしたが、
治すことを目指した治療が、また新たな疾病を引き起こし、しかも治療法がない病変をつくりだした!
この衝撃は、大きく、カルテに向かう異様なたたずまいの私に声をかけてきましたが、
彼女の検査結果を伝えるために、心を平静に向かわせるのに時間を要しました。
もう40年も前のことです。

血液専門医というよりは、高度障害者の緩和的治療を求めて入院してくる患者に対応しながら、
立て続けに、脳悪性リンパ腫治療後の白質脳症患者を受け持ち、
いまだに、起きるのが必発とも思える治療を選択せざるを得ないのかという思いと、
信じて治療を続けた先がこれかという医者としての絶望感を、どうたてなおしたのかしら?
患者、家族は、治療に先だっての説明でも、避けられない現実で治療を受け入れ、
それでも、起こらない可能性に欠けて治療を受け入れ、
しばしは症状は消失、軽減に喜び、
しばしの後に、白質脳症の症状発現、そして病状宣告。
来るべき時を覚悟し、
認識できるうちにと語り、面会に訪れる家族。
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高血圧、不整脈の転帰

2017-09-06 10:20:08 | 健康・病気
学生時代に発症し45年以上にわたる膠原病関連の疾患履歴を抱えていはいますが、
一見は溌溂として、40年以上仕事をつづけてきております。
東日本大震災発生後、
病院継続体制の不安を抱え、
大学病院からの当直応援医師も途絶え、不安をかかえる患者とともに病院での起居を続けながら、
その時は、地区の班長もしていたので、その仕事も、日中こなしているときに、激しい頭痛に襲われ、
血圧が高くなっていました。
母は高血圧でしたので、自宅でたびたび血圧を測定し、収縮期120mmHg 前後で過ごしてきたのですが、
なんと、200mmHg 近かったので驚きましたが、持続的ではありませんでした。
病院存続問題は、努力の甲斐もなく解決は見いだせず、
閉院が決定し、2013年2月28日に向けて、
売却先の作業が始まりました。
診療の傍ら、宇塚先生ともども、複雑な気持ちで、作業音を聞かざるを得ない環境に身を置いていました。
滅菌室が、次の病院の開院に向けて、機械浴室への工事が始まる許可は与えていましたが、
まさか、売却成立する契約前の、1月26日に、院長室前の花木が伐採されてしまうとは!
診察室から戻ってきたときに、院長宇塚先生が、「あの音は何だろうと?」と問われて、外をみて驚きました。
院長室前の木々が、次の売却先の意向で伐採されてました。
慌てて、外に出て、西側区域の伐採は差し止めました。
もっと早く気が付き、伐採は、契約成立後と差し止めれば、
もしかしたらば、南面の花木も西区域と同じで、伐採されずに季節ごとの変化を見せてくれていたかもしれません。

血圧は、持続的に高くなり、もう一方の、勤務先の検診で、高血圧が指摘され、降圧剤を内服し始めました。
そうこうするうちに、
時々、脈の不整が、自覚的の、また強く意識させられたのは、自宅での血圧測定時の脈拍測定音で。
2016年には、春の病院の検診では脈不整はなかったのですが、秋の検診では、不整脈が頻発し、その場で指摘され、循環器内科の診察をどうしようと思い始めたのですが、
完成させ投稿までこぎつけたいと執着していた、急性白血病の化学療法の英文論文の投稿、発刊を確認後は、
不整脈の発生は消失し、血圧もほぼ正常化(家事をしなければと思うと血圧は上昇!)
食生活は、職業上知識もあり、を責務と心得ているので、
病的動脈硬化を招来するようなことは、しておりませんし、
糖尿病もなく、血管病変を悪化させるような要因は血圧以外はなかったので、
ストレスが、根本的に解消されつつあるので、
不整脈の消失、血圧の正常化となってきたのでしょう。
血圧測定を続けながら、低血圧のリスクがあると判明すれば、降圧剤の内服継続中止もありです。

梅は2輪、金木犀、山茶花朝倉は、復活して昨年2016年に花を咲かせましたが、
サンシュ、ヤマボウシ、モチ、月桂樹、ニシキギは絶え、
朴ノ木、栃ノ木は、花を咲かせるには至りません。
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がん患者の妊娠

2017-06-24 10:59:20 | 健康・病気
 NHKニュースで、”がん治療後の妊娠、出産”妊孕性温存へのガイドラインを癌治療学会がまとめたとの聞き、感慨を覚えます。http://www.j-sfp.org/ped/preserve.html、http://www.j-sfp.org/ped/dl/Cancer_treatment_brochure_M.pdf、http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061901002079.html

40年前の、第1例目の骨髄移植時には、治癒を目指して、移植技術の取得に始まりで、将来の妊娠出産を思い描くどころではありませんでした。現在は、彼女は仕事をしながら自立した生活ですが、独身であることは、重症疾患既往の影響かなと思うところがあります。

 慢性白血病は、今は、分子標的薬の開発という画期的進歩により骨髄移植適応から除外されましたが、
1980年、1990年、40年~30年前は、慢性骨髄性白血病は、骨髄移植適応でしたので、健康そのものに見えるひとが移植適応になり、男性患者には、生殖関連の説明をして、”精子の凍結保存”を試み、不妊外来にお願いしましたが、保存期間は1年のみという説明に、結婚相手もいないのに、1年では、受精卵提供の相手の目途がたたないと落胆し、でも。1年後に世界が変わっていることを期待してという症例が何人かおりました。残念ながら、精子利用の機会は訪れませんでした。

女性患者は、当時も、人工授精は始まっていましたが、卵子の凍結技術はまだで、不妊を半ば覚悟しながらでも、
完全寛解持続、抗ガン剤治療後に、無事に子を授かると、祝福にあふれました。

妊娠第1期に、出血で白血病が発見された患者は、DICを合併していたので、中絶手技で、絶命の危険高いということで、妊娠を継続し、胎児は無事生育し、妊娠8カ月目に、自然分娩で健児を得、現在まで健康で、何の障害もなく生活していることに安堵しております。
 
妊娠を強く希望し、人工授精も試みていた外来通院治療中の女性には、治療は必要であるが、受精確認出来たら、胎盤形成前までは、内服し継続。ということで、妊娠可能性に注意を払ってといいつつ、日常診療を行い、安産で健児を得て、その後も順調な成長。

 がん治療中である女性の妊娠はさすがに例外的ですが、男性患者は、様々です。
 妻の妊娠を知らされ、患者の治療状態にはハラハラドキドキしながら細心の体制で臨んでいるに加え、出産後の子供の様子にも気になりましたが、幸いに健児で、順調に成人しているようです。
 ですが、がん治療後の不妊は、女性患者に多く、自立した望む生活がおくれているかしらとその後も気がかりです。

一歩一歩、医学が進歩して、情報を提供し、その情報を活用して、
生き生きと苦痛なく生活し、寿命を迎える日まで、自立して人の手を煩わせないで最期の日を迎えられるように!

最先端を切り開いていく医療からは遠ざかりつつある身ですが、身近な人に、食を含めた情報を伝えるということで、医療者としての生涯を送っていきたいなと思っています。

 


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オブジーボ関連で思うこと

2016-12-27 15:05:48 | 健康・病気
肺がんの適応を受けて、医療破たんの元凶といわれ、
薬価の50%引き下げという、前例のない薬価引き下げ対象となったオプジーボ。
50%薬価引き下げで、欧米並みという。
薬価、適応疾患を肺がんにまで拡大したことについては、言及しない。

作用機序から、さらに適応が拡大されるだろうと思う。
免疫担当の”NK細胞”の活性化に起因しているのでhttp://yakkoyakuri.html.xdomain.jp/nivolumab.html、
突然発症して、急激に悪化する、免疫低下で発症してくる血球貪食症候群への適応拡大はどうなのかしら?
血球貪食症候群の、診断基準の8項目の一つに、保健適応ではないが、
NK活性の低下、消失(ほかの基準はhttp://www.3nai.jp/weblog/entry/41237.htmlなどのサイトを確認してください)。
中高年に発生する肺がんと違って、血球貪食症候群は、幼少時から、若年者を含め、広い年代層にわたってい発症する疾患。

大学入試直後に発症など、直前まで元気で未来への夢を持ちながら、あっという間に去っていった子にも使用可能にはならないのかしら
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病状改善は、症状改善には直結しない

2016-10-18 12:21:13 | 健康・病気
検診で、不整脈を指摘された。
自身の研究関連で、心エコー検査を、する機会があった。
膠原病関連の、心筋所見であった。
姿勢が良くなって、心臓に影響があるかもしれないと危惧をしていたので、
不安が的中?そのための不整脈?
それとも年齢相応の心臓の不整脈発現?

全身荒原組織の炎症の結果、体全体が固まって、箱が平行移動するような、リズミカルとは対極にある動き方ですが長年過ごしてきた。
太極拳を始めてから、ストレッチでゆっくり体が動くようになり、
ひきつれ、制限ははあるが、
首は回るようになり、
手もなんとかまっすぐに伸び、
折り目ズボンの線は、平行に前を向くまでに、両足は伸び
固有背筋は、左右確認でき(以前は、右のみで左は確認できず)
右側腹部と大腿上部の癒着はほぼなくなり
まっすぐ、正面を向けて立位を取ること可能となったのが、1週間ほど前。
動きを伴い、直立を維持できる筋肉はまだまだのようで、
動かないから痛くなかった、肩の痛み、腰痛、膝痛を味わっている。

”姿勢悪いようですけれど、どこか痛くないのですか?”と質問されていても、”痛くありません”と応じていたのですが、
”姿勢良くなりましたね!”と言われ始めてから、体のあちこちが痛み出している。

改善に、幸い、希望が持てるのは、

右手首の癒着がはがれ、手がまっすぐになったときは、数カ月、首が回るようになったときの、飲み込み時の疼痛は1年ほどで、消失。

今回の、膝痛は、改善するのか?正座するまで大変だが、正座をして痛いわけではない。
腰痛は、直立時の左の筋痛。
筋肉を鍛えれば、消えそう。
不整脈は、今以上に、固縮が改善すれが、治るのかしら?

かって、貧血で受診し、原因精査で、甲状腺機能が著明に低下していることが判明し、
甲状腺剤を内服し、正常値に戻ってきたときに、
”具合が悪い!数値が改善していると、言われても具合悪くなるばかりで、仕事もできない!”と患者からなじられたことを思い出している。
「こんな低値で、普通に仕事していては、生命に危険!」とばかりに、
甲状腺専門家に相談し、専門医も「即入院」を進めたが、
患者は、”仕事をしなければ生活できない”と拒否され、
外来で投薬し、改善してきた結果、”よくなったからといたって、具合は、悪くなる一方”
しかし、健常値が、維持する間に、楽になったようで、不平は消失。
極めて異常状態でも、徐々に悪化した場合の、人間のなれという代償能力に、脱帽です。
さらに、重篤になったときの耐える体の能力は、枯渇寸前ですので、並を保つことは大事
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検診を受けて

2016-10-15 08:59:42 | 健康・病気
労働安全衛生法の義務があるので、検診を受けました。
がんの検査も、希望すれば受けられます。
胃の透視を希望しました。後期研修時代の40年ほど前は、週2回、毎日10名以上時には20名程の胃の透視を行いました。
自分自身が受けて、年年歳歳動きが悪くなってきているので、骨粗しょう症が強く懸念される人は避けるべき。
造影剤が大腸で水分を吸収され硬くなり、バリウム糞塊となると、回復手術という事態になる予防策として、下剤を混和してあります。
検査日は、講義が立て込んでおり、緊張している間は、下剤刺激は起きませんでしたが、講義終了後からは、刺激性の腹痛と下痢の繰り返し。
それではすまなかった翌日。下痢の後は便秘。しかも、まだバリウムが残っていたようで。
日常の”bowel habitus"回復まで、3日間を要しました。
検査のつらさを実感しても、臨床に改善をフィードバックする余地はほどんどなさそう。
苦痛改善は、素早くと、下剤。個人差があるので! 専門分野の、骨髄穿刺も単純ゆえに改善できるのは素早くぐらい。

健康障害の原因を見つける検査に要求されるのは、感度、特異度が満たされて、疼痛なく、早く結果がでることでしょうか。
遺伝子検査は、手軽になりました。遺伝子変異と、その意味するところが照合できないと、その先に進めない。
症例の集積が求められます。集積までの道のりはまだまだ手軽にはいかないだろうと思う。

悪性疾患以外の遺伝子変異は?
先天的異常で、重症感染症に繰り返す症例、ある薬を使うと重篤な合併症が起きたりということはわかってきているが、人の体で起きる変化には、多数の遺伝子が関わっている複雑系なので、遺伝子検査がすべてではない
遺伝子検査は、予防に使える有用性はある。
検査しなくても、肉親の健康状態を改めて見つめて、予防策が見つかることもあるはず。
多くの病気は、遺伝素因があって、標準的な食生活、運動習慣、睡眠で防げるのです。
悪性疾患でさえ、生活習慣病と言われる要素の日々の繰り返しで発症が分かってきています。

脱喫煙、脱カロリー過剰摂取。
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事務職員のカルテ記入内容への介入、どこまで許容する?

2016-09-04 12:07:46 | 健康・病気
臨床医として外来診療をしている病院は、レセプト返戻、医療査定を避けるために、事務が積極的に介入しています。
カルテの記入内容まで介入してきます。
介入してくる医療事務職員は、医療に関する固有名詞は日々の入力作業で知っている。しかし、疾患変化を確認するためのデーター判断レベルに対しては素人と言わざるを得ない。
患者に対応が主となり、カルテ記入は、数値、矢印、+、-などで、変化を認識できるような簡略化した記号的記載となっている。
事務職員は、理解できないようで、
一般的日常語の掲載を求めてくる。

資格条項が必須の医療行為以外への、
非資格者の介入程度の許容範囲、熟慮中。
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高熱持続でも自宅療養が主?

2016-07-30 13:30:42 | 健康・病気
7月15日から39度以上が続き、だるくてしょうがない!という人が27日来院。
近隣ではなく、やや離れている地域からなので、受診状況を確認し、仙台血液疾患時代に加療し治癒した人の勧めという。

39度の発熱が2週間。当院来院前に、近隣の2医療機関を受診し、解熱剤、抗生物質の投与で、数日後にウィルス感染症だろうから抗生物質は効かないな。といわれたという。

末梢血液数の増加は無く、ウィルス感染症という診断は正しいだろうと前医の診断に同意したが、
屈強そうな中年男性の面影は残しているとはいえ、脱水があり弱っている。
補液で対応することにし、入院設備を持たない現状で、翌日も再受診を勧めた。
緊急連絡が入った、採血結果は、血清ナトリウムが、113という恐るべき低値だったのだ。
腹部がぎゅっとねじられているような感じとか、単なるだるさではないという、患者の訴えは電解質異常によると判明。
独身男性で、高熱が持続、ほとんど経口摂取できず、高熱による体液喪失の結果は、おそるべき死のロードレースに踏み込み始めていた。
採血結果に対応した補液などの対応で、けいれん用の症状は消失し、3日目にして解熱傾向となった。
患者は、先の2医療機関へは、不信感を抱き、持病もないから、もう受診しないという。
医療対応の今後への改善として、先の医療機関からの紹介ではないので、どのように連絡をすべきか?
顛末をお知らせして、不快と思われることも多く、悩むところです。
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乙武洋匡不倫と妻の介護

2016-04-06 11:25:16 | 健康・病気
乙武洋匡氏の妻以外の複数の人との性的関係報道から、
四肢は、機能する状態にないが、生存に必要な臓器は健常であると、
生活のための、筋肉動作をしないと、疲労が少なく、活動的状態が維持できているので、
性的衝動が強く、実行した。しかも、経済力がある乙武氏の、
このたびの乙武氏の多数の性的パートナー関係は、現代の将軍様。

乙武氏は、日常駆動のすべてを、自宅に担わせていたらしいということが、
妻の発現から類推できる。
四肢がない、でも肉体は健常活発な、男性の全介護をしていたということで、
重労働で、しかも、夫婦としての性的生活、そして、妊娠、出産。3人の子供の育児は、彼女一人。
乙武氏は、イクメンには、身体的になれなかった。
しかも、育児に対する妻への気持ちは、まったく無関心、無感動ではないのかと思う。
乙武氏は、五体不満足なので、つねに、他人にやってもらうことが、当然であり、
自らが行動しなければならないという観念がないのかもしれない。

最近妻の行動に称賛したりする人もいるようだが、
自分の妻としての、性的義務から解放されるために、巻き込んでいる人にたいする、経緯の欠如を感じる。
”私は、あなたを介護しているのよ!”だから、絶対に立場は、保証されているという確信があるような気がする。

五体満足で、稼いでいる男子の疲労に同情し、頑張ってくれとエールを送りたい。
介護の大変さを認識し、介護に対する経済的評価を再考するきっかけになればなと思う。

今回の、乙武氏の不倫を賛美し、この機会をチャンスとしている男性タレントがいることは、
最古の職業としての成立させた、男性優越的社会は当然だろうがと、宣言しているようで不愉快だ。

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同意書

2016-01-19 16:32:13 | 健康・病気
20年以上前の外科手術に際しての同意書内容について、
”予想外の患者の状態で、不測の生命に危険が及んでも了承せよ”という内容の同意書を患者側から取得していても、不測の患者に不利な状態が起きたときの責任回避のための同意書?”責任回避など出来るはずもない!”何の役にも立たないのではないかという議論が起きた。
20~30年前は、文書としての説明書を残すという風潮は皆無に近く、
患者、患者家族と医師は信頼の絆で、最善を尽くす、尽くしてもらえる時代だったのだ!と思い知る当今。

非常勤医師として、週1回、外来勤務をしている病院で、
骨髄穿刺が診断確定、生命予後のために必須の患者であった。
骨髄穿刺については、紹介元の先生からも説明を受けていたようで、同意は容易であった。
その患者は21歳と何か月で、成人。
大学生で親の扶養をうけている人だと思った外来担当看護師が親の同意が必要であると主張し、”親は外来に同伴していないので、遠方の親に電話で説明し、同意を得ろ!”と命令された。患者本人は、”親には、受診を説明してあるので、どちらでもよいですよ”というのであるが、担当看護士の、強要度合いは並ひとかたならず、電話での説明には、同調したくもないので、拒否すると、病院の立場がある、言って頑として引き下がらず、電話をかけ、父親にはつながらなかったが、母親にはつながり、電話口に出ているから説明しろという。
「骨髄穿刺をしますが、よろしいですか?」だけでは、済むはずもなく
確診に近い、疑っている病名を明らかにするためには骨髄穿刺検査は必要と説明した。
昨年末は、のどがはれ、耳鼻咽喉科を受診していたが、年明けは、元気で陸上競技の選手として練習に励んでいるわが子が、”白血病”を疑われていると告げられた母親は、電話口でも明らかな涙声となった。
患者側は、電話による、顔の見えない説明に、二の足を踏んだ通りの、波及心理状態に陥り、予想した事態に陥ってしまった。
不本意ながら、意に反した電話口での強要説明での事態で、釈然としないままに、
患者への説明責任の範囲を考えた。
特に今回は、病院側の保身が主なのだという説明の看護士の強要。そして、この看護士は、検査には、立ち会いません。検査時の注意点は、この病院では、骨髄穿刺に立ち会うのが初めてという訓練を受けていない看護士がほとんどなので、検査時、検査後、帰宅後の注意は、40年間で、数千例の検査施行実績がある私がすることになります。検査前に、不慣れですので教えてくださいと看護士側から聞かれたことはありません。


同意書 同意書 同意書
同意書取得に関する嫌悪感は、

同意書を取る側には、≪同意による身の保身、問題が生じた際の発言力の低下≫を意図しているからだろう。
説明責任を果たした証とするには、同意書は簡潔すぎるだろう。説明時間の長さの記入も必要ではないか?
電話での説明を、当日担当の看護士による強要を拒否しきれなかった、説を通しきれなかった自分の力量に落胆したのが大きいかもしれない。
病院の立場、見解を羅列してある同意書の場所を常備させ、その文責は院長にあるという点を明記、同意していただいた上での、2段階にしようかと思う。


医療は、患者の信頼に応えなければならないが、未知の部分も多い病気に対しては不本意ながらということもあるが、それでも、応える責任を果たすために、古今の文献を渉猟し日々新しい知識を得、全身であらわさねばならぬ。日々の努力を怠ってはならぬと:教えを実践された宇塚先生の下なので、同意書取得風潮にはなじめない!

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気が通る

2015-12-31 06:55:18 | 健康・病気
気が通る
実感できるようになったのは、太極拳を始めてから2年ほど経過してからのこと。
右手をまっすぐに伸ばすとイメージして、手がない!(出来ない動作が沢山あるのみで、五体満足です。)

今朝、重点的にストレッチをどこにしようと、気を感じながら全身の点検。
左右差はあるものの、両手はイメージできます。
右下腿の内側は、全く存在していない!
夏ごろから、やっと中底に体重を移動できるようになりましが、炎症後遺症の癒着で、ギシギシするので、連続動作で中底を保てることはできませんが。
太極拳を始めたころには、全く筋肉が無かった場所で、今は人並みになっています。
気を通してわかったことは
以前とは違う立ち位置ができるようになったは、なったのですが、
右ひざの負荷が並ではなく、屈曲に至るまでの、抵抗感、膝のい痛み。
正座してしまえば痛くないのですが、そこに至るまでに固い筋肉が伸びるときの痛みを伴い、
さび付いた回転ドアが、突然ばたんと閉まるような動きです。
2007年にも、気が通るで書き込んでいて、http://torasaru20031125.blog.shinobi.jp
”気が通る”への理解の度は進んでいないのを実感しました。

医療現場で、高齢者にに接していると、廃用萎縮、拘縮を見る機会が多く、
気を通そうという意欲が無くなったとき、
変形萎縮が並で、努力意識的結果として伸展可能だった筋肉はどうなっていくんだろうという自分自身に対する観察視点があります。
立位で体重を支える下肢の筋力の持続時間は、極めて短く、足がつる、足の指がつる現実に直面し、芍薬甘草湯が常備薬となってしまいました。
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パンドラの箱を開けてしまった?

2015-11-29 15:05:46 | 健康・病気
10年ほど前の、太極拳を始めた当時
これ程姿勢が悪い人がいるなんて!と驚かれた当時の痛みは、発熱を伴った炎症の痛み。
痛くないように、動かさない、振動させない日々で、体がどんどん固まっていた。
太極拳を始めてから、人並みの演武に近づけるためには、矯正が必要で、
日々のストレッチで、
右手首の固縮、
首の回転制限、特に全くダメな左向き、がかなり改善しました。
今年になって、反時計回り、右傾斜の姿勢が、ほぼまっすすぐに。
それに伴う、足が伸び、
右手首が、まっすぐになる代償は、2年以上の癒着剥離に伴う炎症性疼痛の持続。
首が回るようになるまで、嚥下時の疼痛は2年ほど。
首が回らなかったのは、左肩の炎症のためで、今、左手の肩まわしで、激痛と、肩こり。
最近まで、動かせなかったので、肩こりはなかったのですが、
肩こり、年齢相応のろくじゅう肩を味わっています。
今年の、夏ごろから、”姿勢が良くなった、足も曲がらず、腰も下ろせるようになった”と
ほめ言葉がをいただくころから、
両足の動きが悪いのです!
荷重のかかる足には、普通人と同じような筋肉が退縮、委縮してしまったようで!
さらには、固縮した筋?腱?が伸びなければならないようで、
立ち続けると、足が痛いは、曲げるとまた痛いし。
すっきりした姿勢と引き換えの、歩行困難、激痛は、2~3年経ったら、収まるのかしら?
パンドラの箱が開けられ、
終息に向かう可能性はあるのかしら?
動かないで、仕事し続ける支障はないのですが、
歩き出しは、固まっていて歩き始められるまでしばし、
正座も、最近は滑らかにできるようになっていたのですが、
今は、突然ぐしゃと、くずおれる感じで。
動き出しの痛み、階段を下るときの困難さが、このまま続くのではと。
でも、パンドラの箱は開けてしまったので、
なんとか、改善、収束に努力しないと日々の生活の能率が悪い。


かって、ぎょっとするほどの甲状腺機能低下に由来する高度の貧血の患者が、
甲状腺剤を内服し、データー改善してきたらば、具合が悪くて、
普通に介護を生業としていたのに不都合が生じたと、訴えられたことを思い出した。
甲状腺機能正常状態の、体に半年ほどで適応し、能率が良くなったと感謝されるようになったが、良くなったデーターと、身体の感覚の乖離。
不安だったろうなと、改めてかみしめています。




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