『現代科学に足らないものを、埋め合わせるものがあるとすれば、それは仏教です』・・・アインシュタイン
『過去数十年の間に、日本の物理学者たちが物理学の発展に対して大きな貢献をしてきたのは、東洋の哲学的伝統と、
量子力学が根本的に似ているからなのかもしれない。』・・・ハイゼンベルク
『西洋科学は東洋思想の輸血を必要としている』・・・シュレーディンガー
『原子物理学論との類似性を認識するためには、われわれはブッダや老子といった思索家が
かって直面した認識上の問題にたち帰らなければならぬ』・・・ニールス・ボーア
これらの言説は、『幸せの学校』という仏教系Youtube動画で見受けたもので、言説の真偽について私自身はまだ未確認ながら、
さもありなんと思いながらこの動画を拝見。
上記の言説に関して、これらノーベル賞に輝く科学者等が問題にしているのは、
量子力学上で起こる現象が、どうやら仏教思想を思わせることに由来しているらしい。
私もいくつか量子力学、特に『量子もつれ』(Entanglement)に関するYoutube動画を見て、愚脳が思い描いたのは
なんと西遊記の『仏の掌』の場面であった。
・・・石から生まれた孫悟空、ある仙人の弟子となって『七十二变化の術』『不老長生の術』『筋斗雲の法』をマスターし
世に怖いものがなく、天界をも我が物にしようと暴れまわって手のつけようがない…と、釈迦如来に玉帝が訴えた。
釈迦如来が諭すも、自己が持つ圧倒的パワーに酔いしれる孫悟空は言うことを聞かないため、釈迦如来はある賭けを申し出る。
『私のこの掌から飛び出すことが出来たら、お前の欲しい物をあげよう、出来なければ下界にもどって修行をやり直すのだ・・・』
それを聞いた、孫悟空。待ってましたと筋斗雲に乗り、一筋の霊光となってひとっ飛び!世界の行き止まりと思えるところまで来ると
前方に5本の柱が見え、ここまで来た証拠として柱に筆で『斉天大聖、ここに至りて一遊す』と書き残し、ついでに柱の根元に小便を
ひっけて戻った。釈迦如来に、『どうだ俺様のパワーを見たか〜!』と言い終わる前に、釈迦如来は孫悟空を一喝して叱りつけた。
『お前は、私の掌から一歩も離れてはいない』と言って、さっき孫悟空が指に一筆した証拠文を見せた。・・・・
この話は子供の頃みた、手塚治虫の東映映画『西遊記』にあったような気がする。
そして今、この話は私にとってまさに『量子もつれ』に戸惑う科学者が、孫悟空の『戸惑い』と一緒のことのように観えるのだが・・・。
Google Photsを見ていたら、我が家の孫悟空を発見。
尊大なありえない姿で料理する孫仁去来。筋斗雲に乗ったつもりらしい・・・。
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