豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

開口部の経年劣化…北斗市・本社

2024-08-28 17:13:43 | Weblog
開口部の経年劣化…北斗市・本社
建築物は、経年劣化を放置していると建物内部にまで悪影響を及ぼします。
特に私達が得意とする温熱性能の劣化は、電気料金や快適性など体感に影響を与えます。
「年々、家の中が寒く感じる」、「去年より電気料金が上がった」などは、検証が必要です。快適さに必要な機能を徹底した「ファースの家」も、20年以上を経るとメンテナンスしだいでは寒い、暑いとの事象が起こり得ます。

景観、採光、通気など促す窓は、窓枠と窓ガラス、ゴムパッキン等で構成されています。
アルミや木、樹脂、複合(アルミ+樹脂)等で成型されています。
窓枠と窓ガラスの僅かな隙間には、ゴムパッキンを挟み込み、密着されています。
ビートと云うゴムパッキンに保持された窓ガラスは、窓枠(サッシ)に固定されます。

窓は開閉を行う可動部分で風雨に晒される場所でもあり、常に振動を受け続けています。
ビートは、割れやすい窓ガラスの振動や衝撃を吸収、騒音や破損の発生を抑えます。
窓ガラスへのダメージを肩代わりしているビートは、衝撃や振動の他にも日射しや湿気、埃、排気ガス、油分などに触れる事で日々、確実に傷つき劣化しています。

一般的にビートの耐用年数は10年程度と言われています。
経年劣化で柔軟性が失われ、隙間風、雨漏り、騒音などが発生。
気に留められる事の少ないないビートですが、窓を構成する上で重要な備品なのです。

ヒビ割れ、硬化、伸縮は、冷暖房費の光熱費にも影響を与えるため取り換えが。
画像は、ファース工法専用トリプルガラスを採用する前に使用していた特殊ガラスです。

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