お施主様とそのご家族を守り育てる家づくりは、構想時点から既に始まっているのです。
建主さんの構想を施工業者が何処まで汲み取ることが出来るかが要点です。
家づくりには、建築基準法や構造的な約束事、それに施工業者が経験からも、素人の建主さんと、プロの建築家が、構想時点でその思惑違いに大きな問題が見つかる事があります。
その問題を解決するためには、ひとつひとつ意見を出し合ってクリアーして行きます。
建設的な意見を出し合えば、互いに良い知恵が湧いてくるものです。
住む人のために最善方法だと思った事が噛合わない事は日常茶飯事なのです。
家づくりでは、素人である建主さんと安易な妥協は後で悔いを残す場合があります。
建主さんにとっての家づくりは、夢を実現するための一生一代の大事業です。
建主さんの目指し描いた夢を居住空間に落とし込むためには、綿密な構想と設計段階での刷り合わせが必要です。今日は工務店と施主との意見調整で出社しました。
立派な施工者は、建主さんが住まいされた後の状況をしっかりと提言できます。
特に夏場の涼しさ、冬場の温かさ、光熱費やメンテナンスコストや建て替えまでの年月なども加味した提案でなければなりません。
それも知恵を絞れば解決策が見えて来るものです。
家づくりは、このような小さな課題をクリアーながら大きな問題を解決して竣工します。
お施主様は一生一代の大事業なのですが、施工工務店は日常化しており、流れ作業になることで、大切なお施主様の住まい思想を活かせない家を提案する場合があります。
お施主様からの苦情や苦言は、工務店の試練や経験となり大きな財産になるのでしょう。
試行錯誤の末に竣工にこぎ着けると言う事は、施主、施工者に得るものを与えるのです。
勿論「#SDGs」(写真)の理念もしっかりと落とし込んでおります。
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