豆日記

小豆原一朗の日記

ライブスケジュール&公園にて

2023年10月30日 | 豆日記

昼間は暖かいと思ったら夜は寒いし、
にわか雨、雷がきたり、大量の雹が降ったり…
あれ?秋ってこんなに過ごしにくかったっけ?
女心と秋の空。

ここ数年、秋になると
今まで作ってきた曲たちを聴き返すようにしている。
レコーディング期間やワンマン前というのもあるのだろう。
俯瞰で自分の辿ってきた道を見返したいのだ。

僕にとってそれは公園の木を眺めてるみたいなもんで。

「どの曲も同じくらい愛おしい」
っていう感覚ともちょっと違う。

その木、一本一本には優劣があるにはある。
美しいものから歪なものや拙いものもあるけど、同じものがないのだ。
その一本一本の違いが、この公園を形成してくれる。
厳かな京都の庭みたいに完璧じゃなくて良い。
どこまでも未完成で雑多な公園の木でいいのだ。

毎年曲を作っていく度に公園の全体像は変わっていく。
でも、ここは恐ろしく広い。まだまだ木を植えるスペースがありそうだ。
この公園の中で何か感じたり、遊んでもらえる人が増えることを祈りつつ…

以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●10/31(火)池袋Adm「ハロウィンコピバン大会」※21:40出演
まめしてほしい(THE BLUE HEARTS)
シーズンインザダイム(TUBE)
タクマレッチリもう弾けんだろ(Red Hot Chili peppers)
シャクーズ(Theピーズ)
怪盗V系シリーズ
開演18:15/開場18:45
前売2400円/当日2900円(各+1d)
※仮装して来たお客様セカンドドリンク1杯サービス
予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/2(木)池袋Adm※19:40出演
「十条の新店長爆誕NIGHT」
ulma sound junction
HUMAN DRIVE
クオーツ星
(o.a) 豊島"ペリー来航"渉(バックドロップシンデレラ)
開場18:30/開演19:00
前売2800+1D/当日3300+1D
e+
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/3(金) 大久保ひかりのうま※19:00出演
「ともだちのうた」
奥山漂流歌劇団(ひとり編成)
内藤重人
こいけみほ
小豆原一朗
開場18:30/開演19:00
前売2000円(+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月5日(日)郡山湯処まねきの湯※18:00出演
MANAMI
みっちー(シンガロンパレード)
クオーツ星
glassmond
けっぱって東北
駒音
sayuta
村民こだま
高岩大輝
益子里菜
12:00〜20:00開催予定
料金:¥850(入館料、入浴料込み)
各アーティスト毎、全体用投げ銭BOX設置

●11月7日(火)新宿紅布※20:55出演
「AND DO IT!」
山二つ
しんきろうのまち
井上杜和バンド
クオーツ星
和田地球(くぐり)
開場18:30/開演19:00
前売2500円/当日3000円

●11/13(月)越谷EASYGOINGS※18:35出演
鈴木実貴子ズ
それでも尚、未来に媚びる
THURSDAY'S YOUTH
クオーツ星
BLOWIN SMOKE
開場17:30/開演18:00
前売3,000円/当日3,500円(1D別¥600)
チケット予約はこちら
info@easygoins.net 048-963-1221


●11月18日(土)名古屋鑪ら場「関係2」

安部コウセイ×下岡晃 2man Live
※同公演は2人が同時にステージに立ち交互に1曲づつ演奏します。

opening guest:小豆原一朗(クオーツ星)

開場12:30/開演13:00
4500円(ドリンク代別)※ソールドアウトしています

●11/21(火)西荻窪ARTRION
小豆原一朗(クオーツ星)one man live
「いくつになってもハッピーバースデー」

開場18:30/開演19:30
前売3,000円(+1Drink)
当日3,500円(+1Drink)
ツイキャスプレミア配信2,000円
ご予約は
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月22日(水)池袋Adm
クオーツ星レコ発「変身したい!?」

クオーツ星
ハシグチカナデリヤ
toitoitoi
(O.A)おーたけ@じぇーむず(一寸先闇バンド)
開場18:00/開演18:30
前売3,000円(+1Drink)
当日3,500円(+1Drink)
eプラス はこちら
バンド予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月23日(木祝)金山ブラジルコーヒー
クオーツ星レコ発「変身したい!?」

クオーツ星
砂場(ウエスト)
イロマキトリドリ

開場18:30/開演19:00
前売2800円(+1Drink)
当日3000円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/24(金)京都livehouse nano
『よるのざれごと』
クオーツ星
降之鳥
Half Years ROM
Akane Streaking Crowd
開場18:30/開演19:00
前売2000円/当日2500円(+1drink¥500)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


●11/25(土)甲府naked&DJ TAICHI presents
「Music Mania Vol.15 〜Wレコ発〜THE 天国畑 JAPON & クオーツ星」
ぐっどないと
チャン・オータ
MANAMI
黒谷ギューン
toitoitoi
THE天国畑JAPON
クオーツ星
開場&開演16:00
¥3,000(ドリンク込み)

●11月29日(水)豪徳寺Leaf room
KAKU presents『幸せをあなたに...』
岩船ひろき
岩崎けんいち
小豆原一朗(クオーツ星)
開場19:00/開演19:30
2,500円(別途2drink1,000円)
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp
配信はこちら

●12/2(土)仙台spaceZero
ハシグチカナデリヤ-地雷ラライブtour 2023 winter仙台編-

ハシグチカナデリヤ
Pomodolo
MANAMI
クオーツ星
開場17:30/開演18:00
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

●12/8(金)大阪昭和町ノーユーノーミー
詳細未定

●12/9(土)名古屋ローリングマン
ハクイダイスケ
ファズモトフィロユキ
登山正文
小豆原一朗
刹澤尚志
開場18:30/開演19:00
前売3,000円(+1D)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12/17(日)豪徳寺leafroom「第7回leaf room音楽祭」

りさボルト&Hys
聞間拓
戸田大地
はらあやの
土佐拓也
玉梶かずや
小豆原一朗
RYOJIROCK
佳納子
ターキーのぶと
あおしぐれ
黒谷ギューン
山岡トモタケ

ご予約は

PassMarket(パスマーケット)| チケット情報・販売・予約・イベント告知

PassMarket(パスマーケット)| Yahoo! JAPANのデジタルチケット

passmarket


●12/20(水)吉祥寺Planet K「PK BandWagon」
ycm
ホピーハイボ
クオーツ星
東京カメレオン
WackMon
開場18:30/開演19:00
前売¥2,500(+1D)/当日¥3,000 (+1D)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

この街に住んでもう25年近くなる。

大して愛着があるわけではないが、
大して不満もない。
あ、でも大きな公園があるのが良い。

しかし、この公園ってのが広い。
色んな人がいる。

夜、

自転車に乗っていた夜。

前方から自転車に乗った20歳前半くらいの金髪の男が

逆走

無灯火

彼女らしきを後ろに乗せて
二人乗り

片手でスマホをいじり
ながら運転

見事なくらいに

軽犯罪のオンパレードである

しかも、逆走しておいてこっちに気付いてない。
このままではこちらに激突する!と
僕は面舵いっぱい金髪男を避けた。

そのすれ違い様

「チッ!」

と舌打ちをかましてきたのだ。

おいおいおいおいおい

10対0でこっち悪くないよな?

「おい!!」って怒鳴ってしまいそうだ。怒鳴ってしまいそうだ。怒鳴っ…

しかし、後ろに乗ってる女!女よ!
「ちょっとやめなよー」的なこと言うんでしょうね、とチラッと見た。

こいつもスマホ片手でなんかやってる。

25年住んだけど、引っ越そうかと思った。

普段考え事するのによく光が丘公園に行く。
作曲したり、歌詞考えたり、人生について考えてみたり。

ボケーっと考えごとしてたら、

すぐ近くで老夫婦が自販機の前で言い合っていた。

お爺さん「おかしい」

お婆さん「どうしたの?」

お爺さん「500円入れたのに、200円しか返ってこないんだ」

お婆さん「そうなの?200円じゃダメなの?」

お爺さん「1本、130円だろう。それを2本買ったんだから260円で、お釣りは240円のはずだよ」

お婆さん「まあ、でも200円出てきたってことはお釣りは200円なんでしょう」

その日は夏日で、35℃。立ってるだけで暑い日だ。

早く自販機から飲料水をとって水分吸収してくれ。

お爺さん「だから、500円から260円引いたらいくらになる?」

お婆さん「今ここに200円あるってことは…200よね」

これはすごい戦いだ。
両者譲らない。

お爺さん「だから違うって。200円出てきたのが間違いなんだって」

お婆さん「そんな間違いあるかしらねえ」

心の中で、最初は正しいこと言ってるお爺さんの味方だったけど、

もう、40円の損くらい良いじゃないか。

爺や、いい加減、自販機の下から飲料水を取り出して飲んで下さいまし。

お爺さん「これは簡単な算数の話なんだよ」

お婆さん「でもあなたの手のひらにあるのは何?200円よねぇ」

聞いてられないので
光が丘公園を一周して曲作りに励んだ。


1時間後、

まだ二人は同じ場所にいた。

お爺さん「この表示を見てみな、130円だろう?合わせて260円だ。私は500円玉入れたんだ」

お婆さん「本当に500円玉だったの?」

お爺さんの声がやや荒くなって一人称が「私」になってる。
高齢の男性がまあまあ怒ってる時の表現方法だ。

というか、炎天下にこんな長時間もよくやるわ…

愛なのか?

これが人生なのか?

ただ論破したいだけなのか

この街には色んな人がいる。
僕を刺激して止まない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&ついてない男'23

2023年09月28日 | 豆日記
前回書いた通り、体が衰えないように筋トレを日課にしている。
一昨日から。

10分くらい軽くだけど、今までやってなかったらか、とんでもない筋肉痛だ。
ブルーハーツのコピバンやった時よりもすごい。
 
それにしても
こんなに「何も考えないゾーン」に入れたのは久しぶり。
とにかく呼吸と鼓動が激しくて、生物としてギリギリの状態に追い込まれている。

先日、とある釣り好きバンドマンから打ち上げで聞いた話。
 
俺「釣りって、曲作りに活かされたりするんですか?」
バンドマン「いや、全然。むしろ音楽のことを全く考えず、あの時は唯一釣りのことしか考えてない。それがいいんだ。」
 
音楽や生活と切り離される瞬間。
これがあるから、色々なものとバランスをとってくれて気持ちの整理が出来るのだと言う。
自分も趣味として映画や読書、お笑いを見たりするけど、そこまでの境地に至ってなかった。
面白そうな表現や言い回しなんかを見ると、ヒントになる!と思って脳が「創作ゾーン」に入ってしまうのだ。
こうしてる今も来週のレコーディングのこと考えてたりする。散漫だ。
 
「何も考えないゾーン」
僕にとっては筋トレなのかもしれない。
今後しばらく動きが変かもしれない。筋肉痛で。
そんな姿が見れるかもしれない以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●9/29 (金)赤羽ReNY alpha
ハシグチカナデリヤ×AKABANE ReNY alpha presents
Kanadery universe vol.13
ハシグチカナデリヤ
SHACALANDA
ゼーゼーハーハー
クオーツ星
開場18:15/開演18:45
¥3000(D代別)
e+
TIGET取り置き




●9/30(土)水戸NINETY EAST※20:30出演
「NEMOTONARI vol.10」
小豆原一朗(クオーツ星)
朝日駿
清水貞信(ウスターズ)
小泉涼介
ゴロニャンズ
Hyu
ネモトリョウタ
開場17:30 開演18:00
3000円(1D込)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/7(土)西荻窪ARTRION
スペシャルスリーマンスペシャル
【吟遊詩人の調べ】
山田庵巳
徳綱政宗
小豆原一朗
開場18:30/開演19:30
前売2,500円(+1Drink)
当日3,000円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/21(土)京都GROWLY※19:15出演
karesansui主催「降るフェス2023」
開場12:30/開演12:50
前売3,000+1Drink
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/25(水)池袋Adm「手売りフェス~弐~」
助っ人集団☆ジャイアンツ
AMANOJAKU
クオーツ星
inch.
ハシグチカナデリヤ
前売2500円/当日3000円
開場18:30/開演19:00
チケット予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/31(火)池袋Adm「ハロウィンコピバン大会」
まめしてほしい(THE BLUE HEARTS)
シーズンインザダイム(TUBE)
タクマレッチリもう弾けんだろ(Red Hot Chili peppers)
シャクーズ(Theピーズ)
怪盗V系シリーズ
開演18:15/開場18:45
前売2400円/当日2900円(各+1d)
※仮装して来たお客様セカンドドリンク1杯サービス
予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/2(木)池袋Adm
「十条の新店長爆誕NIGHT」
ulma sound junction
HUMAN DRIVE
クオーツ星
(o.a) 豊島"ペリー来航"渉(バックドロップシンデレラ)
開場18:30/開演19:00
前売2800+1D/当日3300+1D
e+
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/3(金) 大久保ひかりのうま※19:00出演
「ともだちのうた」
奥山漂流歌劇団(ひとり編成)
内藤重人
こいけみほ
小豆原一朗
開場18:30/開演19:00
前売2000円(+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月5日(日)郡山湯処まねきの湯
MANAMI
みっちー(シンガロンパレード)
クオーツ星
glassmond
けっぱって東北
駒音
sayuta
村民こだま
高岩大輝
益子里菜
12:00〜20:00開催予定
料金:¥880(入館料、入浴料込み)
各アーティスト毎、全体用投げ銭BOX設置

●11月7日(火)新宿紅布
「AND DO IT!」
山二つ
しんきろうのまち
井上杜和バンド
クオーツ星
和田地球(くぐり)
開場18:30/開演19:00
前売2500円/当日3000円

●11/13(月)越谷EASYGOINGS
鈴木実貴子ズ
それでも尚、未来に媚びる
THURSDAY'S YOUTH
クオーツ星
BLOWIN SMOKE
開場17:30/開演18:00
前売3,000円/当日3,500円(1D別¥600)
チケット予約はこちら
info@easygoins.net 048-963-1221


●11月18日(土)名古屋鑪ら場「関係2」

安部コウセイ×下岡晃 2man Live
※同公演は2人が同時にステージに立ち交互に1曲づつ演奏します。

opening guest:小豆原一朗(クオーツ星)

開場12:30/開演13:00
4500円(ドリンク代別)

※ソールドアウトしています


●11/21(火)西荻窪ARTRION
小豆原一朗(クオーツ星)one man live
「いくつになってもハッピーバースデー」

開場19:00/開演19:30
前売3,000円(+1Drink)
当日3,500円(+1Drink)
ツイキャスプレミア配信2,000円
ご予約は
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月22日(水)池袋Adm
クオーツ星レコ発「変身したい!?」

クオーツ星
ハシグチカナデリヤ
toitoitoi
(O.A)おーたけ@じぇーむず(一寸先闇バンド)
開場18:00/開演18:30
前売3,000円(+1Drink)
当日3,500円(+1Drink)
eプラス はこちら
バンド予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月23日(木祝)金山ブラジルコーヒー
クオーツ星レコ発「変身したい!?」

クオーツ星
砂場(ウエスト)
イロマキトリドリ

開場18:30/開演19:00
前売2800円(+1Drink)
当日3000円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/24(金)京都livehouse nano
『よるのざれごと』
クオーツ星
降之鳥
Half Years ROM
Akane Streaking Crowd
開場18:30/開演19:00
前売2000円/当日2500円(+1drink¥500)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


●11/25(土)甲府naked&DJ TAICHI presents
「Music Mania Vol.15 〜Wレコ発〜THE 天国畑 JAPON & クオーツ星」
ぐっどないと
チャン・オータ
MANAMI
黒谷ギューン
toitoitoi
THE天国畑JAPON
クオーツ星
開場&開演16:00
¥3,000(ドリンク込み)

●12/2(土)仙台spaceZero
ハシグチカナデリヤ-地雷ラライブtour 2023 winter仙台編-

ハシグチカナデリヤ
Pomodolo
MANAMI
クオーツ星
開場17:30/開演18:00
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

-----------------------------------------------------------


 
〖厄〗 ヤク わざわい
  1. 《名・造》
    くるしみ。災難。「不慮の厄にあう」「災厄・厄介・厄年(やくどし)・厄日(やくび)・厄落し」。厄年のこと。
     「前厄(まえやく
     
数え年で、前厄である。

最近方々で言っているが、凄まじい。
まだ本厄が控えていると言うから更に恐ろしい。

ほとんどは自分の不注意なのだが、それにしても多すぎる。
子供の頃から注意散漫で、それが厄と相まって相乗効果をあげているのだ。
今年覚えてる「災い」を上げてみよう。

 

・MacBook Air(曲データとか入ってたやつ!)が原因不明の故障

・トイレに財布を忘れ、現金だけ抜かれた

・ライブ連チャンの週に謎の喉枯れ

・クオーツ星のライブ中、曲が止まるミスを3回くらいやらかした

・名古屋のライブで帰りのバスを逃した

・遠征ライブで自分も含めて誰かが必ず忘れ物をしている

・対バンの顔と名前が一致しない

・実家の犬が散歩中に逃げた

・母の日にレコードプレイヤーをプレゼントしたら犬が吠えて聴けたもんじゃなかった

・スマホの充電が全く出来なくなって壊れた

・新しいスマホに買い換えたが、バンド録音すると音割れまくり

・そのスマホを2週間後地面に落として、壊れた

・登山してたら家の鍵を落とした

・その合鍵を不動産屋に頼んだら、違う型の合鍵が送られてきた

・Uberを登録して数日後に自転車がパンクして、配達やる気なくなった

・あと自転車の電球も切れて、やる気なくなった

・味噌汁の出汁をとってたら蒸発して昆布しか残ってなかった

・目覚まし時計が壊れてバンドのリハに遅刻し、漫画みたいな言い訳過ぎて、何も言えなかった

・機材車が壊れた(2回)

・『スーパーマリオブラザーズ』を4D(値段ほぼ倍)で見に行ったら、面白かったのに前半で眠り、起きたらクッパが倒されてた

 

災いが多すぎる。
前厄、恐ろしや。

しかし、今のところ人生最大の災いとは言えない。

人生最大の災い…それは厄年でも何でもない…

 

5歳の時!!

 

フラッシュバック

 

 

朝目覚めたら母親がドタバタこっちへ走ってくる。
新聞紙を片手に床をバンバン叩いている。

でっかいゴキブリが素早くかわしている。

僕はパンツ一丁で布団の上に座り、それを眺めてた。

すると…

 

 

逃げ場を探していたゴキブリが…

 

 

僕のパンツの中に入った

 

 

パンツの中で走り回るゴキブリ。


頭が真っ白になり、呆然とする僕。

数秒後、ゴキブリは素早くパンツから抜けて、どっかに逃げてった。

ゆっくりパンツを見…叫んだ

 

 

その後の記憶はない

 

 

あの時の感触は今でも思い出せて、
今もパンツの中にいるかのようにゾワゾワする。
これを超える災いが来ないことを祈る。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&歌えるのはいつまでか

2023年08月31日 | 豆日記

皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕はよく冷えもしない部屋で作業していてます。

なんの作業かというと、
11月22日のレコ発に向けての作業。
去年もこのくらいの時期、レコーディングに向けて色々やってたなあ。
ライブで披露した新曲たちやしてないものも。良い感じの形に近づいている。
来月がレコーディングなのでそれまでに出来ることをやっておかねば。
そして、レコーディング入る前のライブが大事。
バンドのノリやらBPMやら感情やら…これでレコーディングのテンションが決まる。
そんな大事な以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------


●9/5(火) 新宿Marble
「このはしわたるべからず vol.21」
※アーカイブ期間2週間(〜9/19 23:59)
ハシグチカナデリヤ
ゼーゼーハーハー
クオーツ星
サーカス船のプッケ
開場18:30/開演19:00
前売り¥3000(D別)
チケット予約
ツイキャス¥1000

●9/6(水)池袋Adm
16代目梅雨将軍2man series
「toiBONE将軍」
HONEBONE×toitoitoi
(O.A)クォーツ
開場18:30/開演19:00
前売 3500円/当日4000円(各1drink別)
e+チケット発売中

●9/12(火)京都磔磔
イロマキトリドリワンマンライブ
「ゴクサイ。」
gest:クオーツ星
開場17:30/開演18:30
charge:2500yen

●9月13日(水)名古屋ローリングマン
「線を引けたら」
小豆原一朗
ニッタパン
itami teeth
川口タイガー祐介(SENTIMENTAL MOTHERFXXKERS)
開場19:00/開演19:30
2500円(+1Drink)

●9/14(木)名古屋MUSIC FARM ハシグチカナデリヤpre 「地雷ラライブtour2023 autumn 名古屋編」
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
逆に、ゆうちゃんバンド
愛沢絢夏
クオーツ星
開場18:00/開演18:30
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

●9/16(土)江古田ロックンロール以外は全部嘘
中原チャーリー
シャク(シャク&リハビリーズ)
小豆原一朗
堀孝輔(みずすまし)
THEともだちたくさんズ
開場18:30/開演19:00
2,000円+1Drink
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/17(日)甲府naked 「naked5周年!2day2日目」
廣瀬哲也(テツヤムクン)
オクヤマグナム(The quilt) ぐっどないと
moqji
シャク&リハビリーズ
Jimisen(solo)
裸足の季節
クオーツ星
ticket charge ¥3000(ドリンク込み)

●9月22日(金)池袋Adm
「カナデリクエストⅡ 空と海と大地とカピバラと地雷ラライ」day4 ミナデインの日
ハシグチカナデリヤ
近野淳一(鴉)
安藤弘司(ANCHANG)
(O.A)小豆原一朗
開場18:30/開演19:00
前売り¥3500
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



●9/24(日)下北沢MOSAiC
革命メロイック
ナズナ
小豆原一朗

QiNARI

開場11:15/開演11:30
前売 2,400円 / 当日 2,900円(+1Drink 600円)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

 

●9/26(火)吉祥寺NEPO [1F LOUNGE]
【川とアルファ】
アサトアキラ
小豆原一朗(クオーツ星)
開場19:00/開演19:30
前売2800円 当日3300円
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/29 (金)赤羽ReNY alpha
ハシグチカナデリヤ×AKABANE ReNY alpha presents
Kanadery universe vol.13
ハシグチカナデリヤ
SHACALANDA
ゼーゼーハーハー
クオーツ星
開場18:15/開演18:45
¥3000(D代別)
e+
TIGET取り置き




●9/30(土)水戸NINETY EAST
「NEMOTONARI vol.10」
小豆原一朗(クオーツ星)
朝日駿
清水貞信(ウスターズ)
小泉涼介
ゴロニャンズ
Hyu
ネモトリョウタ
開場17:30 開演18:00
3000円(1D込)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/7(土)西荻窪ARTRION
スペシャルスリーマンスペシャル
【吟遊詩人の調べ】
山田庵巳
徳綱政宗
小豆原一朗
開場18:30/開演19:30
前売2,500円(+1Drink)
当日3,000円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/21(土)京都GROWLY
karesansui主催「降るフェス2023」
開場12:30/開演12:50
前売3,000+1Drink
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/25(水)池袋Adm「手売りフェス~弐~」
助っ人集団☆ジャイアンツ
AMANOJAKU
クオーツ星
inch.
ハシグチカナデリヤ
前売2500円/当日3000円
開場18:30/開演19:00
チケット予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/2(木)池袋Adm
「十条の新店長爆誕NIGHT」
ulma sound junction
HUMAN DRIVE
クオーツ星
(o.a) 豊島"ペリー来航"渉(バックドロップシンデレラ)
開場18:30/開演19:00
前売2800+1D/当日3300+1D
e+
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/3(金) 大久保ひかりのうま
「ともだちのうた」
奥山漂流歌劇団(ひとり編成)
内藤重人
こいけみほ
小豆原一朗
開場18:30/開演19:00
前売2000円(+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/21(火)西荻窪ARTRION
小豆原一朗(クオーツ星)one man live
「いくつになってもハッピーバースデー」

開場19:00/開演19:30
前売3,000円(+1Drink)
当日3,500円(+1Drink)
ツイキャスプレミア配信2,000円
ご予約は
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月22日(水)池袋Adm
クオーツ星レコ発「変身したい!?」

クオーツ星
ハシグチカナデリヤ
toitoitoi
(O.A)おーたけ@じぇーむず(一寸先闇バンド)
開場18:00/開演18:30
前売3,000円(+1Drink)
当日3,500円(+1Drink)
eプラス 8月29日10:00〜発売
バンド予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11月23日(木祝)金山ブラジルコーヒー
クオーツ星レコ発「変身したい!?」

クオーツ星
砂場(ウエスト)
イロマキトリドリ

開場18:30/開演19:00
前売2800円(+1Drink)
当日3000円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12/2(土)仙台spaceZero
ハシグチカナデリヤ-地雷ラライブtour 2023 winter仙台編-

ハシグチカナデリヤ
Pomodolo
MANAMI
クオーツ星
開場17:30/開演18:00
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

-----------------------------------------------------------

夏が終わろうとしている。
道端に大量のセミの死骸。
これを見ると「終わり」を連想させられる。

ミーーン ミーーン

先日、先輩ボーカリストと呑んだ

俺「いまだにこんなにライブしてるのすごいですね」
先輩「だって、こんなこと、もうすぐ出来なくなるからね。」
俺「え!?…なんか病気でも抱えてるんですか?」
先輩「いや、そうじゃないけど、肉体的にまともに歌えるのはあと10年が限界だと思う。そう考えると今あるライブオファーを断りたくないんだよね」

人間としてはこの先まだまだあると思うけど、
現役シンガーとしてあと何回と考えたら、そんなに長くはないのか。
ライブが明らかに衰えていく先人達は見てきた。
そうなるくらいならいっそ引退ってことらしい。

俺、10年以上通ってる漬物屋がある。

10年なんてあっという間だよ。

 

ミーーン ミーーン

 

バンドマンといるとこんな話題がよく出る

「将来どうしたいんですか?」
「いつまでにどう売れたいとかあるんですか?」

もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対。

じゃないけど、

もう売れたくないなんて思ってる奴いないよ絶対。
まだ見ぬ人に届けたいし、大きな会場でもやってみたいし、お金があればやりたいことも出来る(色んなレコーディングやら楽器購入やら)

それと同時に。
毎年曲作ってライブをやってる今もそれはそれで掛け替えのない楽しい時間なのは事実。
そもそもバンド始めたのも21歳、歌うたいだしたのも24歳からで。目標もなくふらふらしてた。
いつまでにどうなる!なんて決めるのってつまらない気持ちも正直ある。
そもそもお金や時間で割り切ってたら、こんなこと何年もやるもんじゃないな。

 

ミーーン ミーーン 

 

「もうあんな演奏は出来ないな」っていうミラクルなライブは過去に幾つかあるが、
年々、ライブの平均点は上がってると思う。過去のライブ音源を聴いてて思う。
ストロークひとつにとっても未だ発見が尽きないし。

作曲の方も今年良い曲ばかりで豊作だ(お題ワンマンありがとうね)。
自分なりに確実に成長してるとは思う。

でも、生き物としていつか衰えは来るんだと思う。

地面でお腹を白くして転がってるセミを見て思う。

 

僕はあと何年歌えるのだろう。

 

ミーーン ミーーン 

 

そもそも、この歌詞の量。
そらで覚えるの大変だ。記憶力が弱ってきたら無理だ。
譜面台とか用意したとして。そのうちくる老眼で見えなくなる。
絶対あのA4びっしりの細かい量の文字を読めないだろう。

あと、このハイトーンボイス。
忌野清志郎やつんくなど、声の高いボーカリストは喉に病気を患うイメージがある。
そうでなくても、線が細いハイトーンボイスの方は割と旬は短い。

 

それ以前に。

バンドメンバー。
毎日のようにジャンクフードを食べてる不健康思考ニッタパン。
いつも体の節々が痛いって言ってるトニー。
おまけに二人はワンデーコンタクトを10年眼球につけっぱにしてる。

「ワンデーつけたまま眠るのは危ないよ」と言うと
「瞳にくっついてて、取ろうとしたら角膜剥がれちゃいそうなんだよね。あ、コンタクト目の裏側にきた」
などと『悪魔のいけにえ』も真っ青なホラー人間。
なんであんなに素晴らしい演奏出来てるんだろう…
奇跡。アンビリーバボー。

もしも上記のような問題にぶち当たった場合、
しょうがない。別のフィールドで戦うことにしよう。
一番最初に考えたのは

「ボカロ」

プレイヤーではなく、裏方に回る。
作曲能力に全振りして、科学の力に歌ってもらおう。
きっと今の僕でも出来ないような超絶早口、ハイトーンボイスも再現できるだろう。

メンバーも死んでしまったし(勝手に殺すな)、もう東京にいる意味もなくなる。
実家の広島の田舎で隠居しながら、パソコンでコツコツ作業するジジイの僕。


しかし!
ここでひとつ大きな壁が立ちはだかる。

A.I(ドーン!!)


2023年現在、A.Iの進化がすごい。
「こんな絵が見たい」とか検索したらポンとオリジナルイラストを出してくれる。
まだ精度は低いかもしれないが、あと数年でとんでもないことになる。この10年のスマホの進化具合を考えてみよ。
あと20年でも経ちゃ「こんな曲聴きたい」なんて言ったら一瞬で大衆が求めるオリジナルソングを作ってくれるんだろう。
そうなってくると、バンドで売れるより難しい。

ボカロどころか、ほとんどの職種がA.Iにとって変わってる。
ガソリンスタンドも、ファーストフード店も、ビルの清掃員、警備員も、単純作業はほとんどA.Iだ。
こうなってくると、ジジイの僕にはバイトもないので収入がなくなる。

ああ、終わった。
人間は機械に勝てないんだ。

飢餓状態、白髪まみれの僕は考える

機械どもめ。
すべて奪いやがって。

機械は衰えないし、歳をとらない。なんだよ、無敵じゃないか…

そこでふと窓を眺める。
田んぼの上空を飛んでいる鷹。
その下の田んぼの草と草の間を飛ぶカエル。

 

はっ!!

 

そうか、人間は衰えるし、歳をとるから、良いんじゃないか。

 

コロンブスの卵、コペルニクス的転回…

 

奴らA.IはPCやスマホの画面の中、はたまたホログラム、メタバース。
いくらそれらしくしても、「生」には勝てない。
演奏家が目の前にいる。それがどれだけ貴重なものか。

ライブが極上のエンターテイメント。きっとそういう時代が来る。

いつの時代も人は「必死な命」に感動する。

楽々と大空を飛ぶ鷹よりも、
精一杯ジャンプするカエルに人は人生を重ねるし、心奪われる。

ピークをとうに過ぎたジジイが力を振り絞って、歌う姿がどれだけ感動的か。

あらゆるものが満たされた将来、これがとてつもないエンターテイメントになるかもしれない。

しかし、

 

 

もう

 

 

体も頭も言うこと聞かないんだああああ。

 

終了。

 

ミーーン ミーーン

(おーい、こんなオチでいいのか)

 

というわけで、少しでもミュージシャンとしての寿命を延ばしたい。
体力の劣ろえを補うためにも毎日散歩と適度な運動をしている日々。
先輩みたいに「あと何年!」とかは今の僕には決めれないし、決めたくない。
ジジイになっても今のクオリティーを落とさず(むしろ上がって)やってたら絶対面白い。

 

まあ、真面目な話。

 

目の前にご飯あるのに「明日何食べよう?」
なんて考えてたら目の前のご飯を美味しく味わえない。
それと同じで将来の不安なんて言い出してたらキリがないし、今日を楽しめない。

「あと何年」とか「あと何円」とか「あと何人」とかそんなことばっかり考えてたら
「なんでこれがしたいのか」が分からなくなってくる。

続けるため最低限の数はある程度必要だけど、
頭を乗っ取られてしまうくらいに、数の奴隷になってはダメだ。
楽しいって数値ではないから。

まだ見ぬ不安に怯えるくらいなら、目の前のことに一生懸命取り組む。
それを続けて死ねたら幸せだ。

人も時代も変わっていく中で「何かを続ける」ことは大変だ。
だからこそ何かをやり続ける人生ってすごく魅力的だと僕は思う。

 

だけど

 

メンバーには10年間つけてるコンタクトは捨て、
新しいコンタクトをつけてほしい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&もってくれよぉおお

2023年07月29日 | 豆日記
猛暑、酷暑、皆様、お気をつけを。
水、紅茶、野菜生活、アルコール、色んな形でこまめに水分をとっています。
 
家の作業部屋にスポットクーラーを置いてるのですが、おかしい。
 
最初の5分程涼しい風が出て、そこから25分ほど外の熱風が流しこまれてくる。
また5分くらい涼しい風が流れて、25分の熱風で全ておじゃんに。
 
外と同じ気温、むしろ、外より暑い瞬間さえある。
自ら部屋を熱して、涼しい風を流して、また熱する。なんというマッチポンプ。
サウナと水風呂を繰り返してるように、整うわけもなく、
意識朦朧としながら、作曲しています。
 
くそ!お題ワンマン、時期をしくった!!
そんな僕の以下、ライブスジュールです。
 
-----------------------------------------------------------
 
●8/2(水)西荻窪アートリオン
ARTRION 10周年ONE-MAN
小豆原一朗(クオーツ星)ワンマンライブ
【メイド・フォー・ユー】
開場18:30/開演19:30
前売¥3000/当日¥3500 (+1drink)
ツイキャス配信はこちら ¥2000
ご予約とお題(7/1締切)は toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/5(土)西永福JAM「バニフェス2023」〜MINI ALBUMリリースパーティー〜
出演者多数(画像参照)
前売 3,000円 / 当日 3,500円
開場14:00/開演14:30
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



●8/6(日)豪徳寺leafroom
『バニフェスアフターパーティー』&『アコバニリリースパーティー』
O.A.しょーんずはら(小豆原一朗(クオーツ星)&ショーン(Boiler陸亀)
アコバニ
黒谷ギューン
開場18:00/開演18:30
前売2,800/当日3,000円
予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/12(土)池袋Adm &ペンタステージ
「ブクロック!フェスティバル2023夏」
クオーツ星の出演※16:15-16:45Admステージ
出演者多数
e+でのご予約はこちら

●8/13(月)池袋Adm&ペンタステージ
「ブクロック!フェスティバル2023夏」
小豆原一朗の出演※19:40-20:10ペンタステージ
出演者多数
e+でのご予約はこちら






●8月14日(月)池袋Adm
「納涼コピーバンド大会」
君がとても好き、大好き、麻理絵(渡辺美里)
【Vo藤江麻里絵(Admオーナー夫人)、Gt小豆原一朗、Baニッタパン、Dr金井他】

開場18:00/開演18:30
前売¥2300+1D
ご予約は toumeinotuki@yahoo.co.jp


●8月21日(月)東新宿ラブTKO 「遠く遠く離れていてもVol.3」
アサトアキラ
田高健太郎
町田直隆
大貫永晴
タテヤマサチオ
秋山カラスウリ
小豆原一朗
開場18:00開演18:30
3000円(1d別)
ご予約は toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/22名古屋伏見ROLLING MAN
「名古屋は車で日帰り余裕ですvol.1」
シャク(シャク&リハビリーズ)
小豆沢一朗(クオーツ星)
井上鉄平(BAZRA)
たかてぃ〜ん(Agorophius)
開場19:00/開演19:30
2500円(1ドリンク)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

 

●8月23日(水)豪徳寺Leafroom
KAKU presents『幸せをあなたに...』
小豆原一朗(クオーツ星)
丸山永司
のうじょうりえ
開場19:00/開演19:30
2,500円(別途2drink1,000円)
配信閲覧チケット 2,500円 
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/27(日)江古田ロックンロール以外は全部嘘
多田羅幸宏
小豆原一朗
JOHNNY SATO
開場18:30/開演19:00
2,500円+1D
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp




●8/28(月)池袋Adm
クオーツ星
サナダヒデト(BAND) 
開場18:30/開演19:00
前売り3000円(+1Drink)
チケット先行はコチラ
バンド予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/12(火)京都磔磔
イロマキトリドリワンマンライブ
「ゴクサイ。」
gest:クオーツ星
開場17:30/開演18:30
charge:2500yen

●9/14(木)名古屋MUSIC FARM ハシグチカナデリヤpre 「地雷ラライブtour2023 autumn 名古屋編」
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
逆に、ゆうちゃんバンド
愛沢絢夏
クオーツ星
開場18:00/開演18:30
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

●9月22日(金)池袋Adm
「カナデリクエストⅡ 空と海と大地とカピバラと地雷ラライ」day4 ミナデインの日
ハシグチカナデリヤ
近野淳一(鴉)
安藤弘司(ANCHANG)
(O.A)小豆原一朗
開場18:30/開演19:00
前売り¥3500
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



●9/30(土)水戸NINETY EAST
「NEMOTONARI vol.10」
小豆原一朗(クオーツ星)
朝日駿
清水貞信(ウスターズ)
小泉涼介
ゴロニャンズ
Hyu
ネモトリョウタ
開場17:30 開演18:00
3000円(1D込)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

 
 

只今、帰省中。

関西地方ではもうお盆で初盆のお経を唱えてもらいました。
父が他界してから半年。まだ半年しか経っていないのか。
病院通いしていたのが遠い昔に感じる。
 
それにしても、スマホの充電がうまくいかない。
去年から位置をズラしてなんとか充電出来てる状態。以前ブログにも書いたけど、修理も中途半端でまだ直ってない。
 
深夜高速バスで広島までの移動中も気が気じゃなく。
電池残量30%。
なんとか手で抑えて、充電を保っていた。
少しでも手を離せば充電が切れてしまう。
 
すると、途中の停車駅で僕の横の席にインド人(多分)がくる。
僕は予約した通りの場所に座っているのだが、
数十秒、こっちを驚いた表情で見ている。
恐らく、向こうが予約とった時には隣は空席だったのかな?
まぁ、何にせよ日本語はしゃべれないらしい。
数分後、納得していない表情で僕の横に座った。
母国の香辛料の匂いがした。
 
0時になり、消灯。ここからあと7時間半の旅だ。
真っ暗の中で目立つ、オレンジ色のスマホ充電ランプ。
こんな小さな丸なのに、かめはめ波くらいの衝撃がある。
睡眠中の皆様の視界に飛んでいかないことを祈る。
 
しかし、祈ったところで故障してるスマホは言う事効かないもので、ちょっとの拍子で充電が途切れ、途端にスマホの待ち受け画面が輝き出し、真っ暗な車内に界王拳30倍くらいの衝撃を与えてしまうのだ。
 
俺の指よ1mmも動くなよ。。。
深夜バスで広島駅まで行き、そこからまた高速バスを乗り換えて、実家の母と待ち合わせ。
そして、この深夜バスで充電を進めなければ実家まで充電チャンスはない。
田舎の高速バスに充電なんて設備はねぇ!!
そして、母と連絡がとれなくなったら、アウト。
実家の住所なんて覚えてねぇ!!
こいつぁーやっべぇぞ!!!
 
オラの指よ、もってくれよぉおおお
 
 
こんな壮絶な戦いを繰り広げてるにも関わらず、隣のインド人はいびきをかいて爆睡中。
これは幸いだ。
「お前のスマホの灯りで眠れないぞ!!」
なんて母国語で切れられたら、それこそ深夜高速バスにビックバンアタック直撃だ。
 
気持ちよく爆睡してるのはいいけど、
座席のラインを踏み越えてインド人の太ももがこっちの太ももにあたっている。
あちらの体温と香辛料の匂いも相まって、なんとも暑苦しい。
 
また手がズレて、画面がパッと光りだす。
界王拳30倍!!!
 
これは朝まで一時も気が緩められない。
当然、一睡も出来ない。眠いのに。
 
少しでも乗客の視界に入らぬよう、カーテンの向こう側へ手を伸ばし、スマホを充電する。
これはこれで俺の視界からも消えて、充電されてるのか分からない。
ん?どう?充電してる?
 
そっとカーテンから手を戻す
 
してなーーーい!
一時間無駄にしたぁーー
 
しかも、残り15%!!
 
このショックたるや、クリリンが死んだ時くらい。
 
前の座席にある網にスマホを挟んでみた。
これが、絶妙にスマホを押さえてくれて充電出来る。
おお!手も放せる!このまま朝まで眠れる!
 
すると、カーブで車内に揺れが起き、
充電が途切れる。バックライトピカー!
もはや界王拳50倍だあーーー!!!
 
 
はぁ、
はぁ。。。
残り5%。
 
もう無理かもしれない。
 
 
っていうか、何もしてないのに充電の減り早くないか?
この度重なる充電とバックライトピカー!が充電食ってるのか?
あと、3時間近く音楽もラジオも何のエンタメもなしに、ただただ充電してるのは令和5年では苦行でしかない。
なんという精神と時の部屋。
この激安バスの固いシートでの長時間同じ体勢もつらいし。。。
 
ん?体勢?
 
ひらめいた。
 
この太もも裏にスマホを挟んでみたら、どうだろう?
 
すると、オレンジ色のランプは途切れることもなく熱を上げて充電を始めた。
これは、今までと手応えが全然違う。
チラッと除いてみたら、まさかの、急速充電状態!!普通の充電の10倍はあると言われてる急速充電!!
噂には聞いてたが、本当に見れるとはな。ふっ。カカロットめ。
 
急速充電
こいつはまさに
スーパーサイヤ人だあーーー!!!!!!!!
 
急速充電の熱とインド人の太ももで暑苦しくて眠れない。
 
 
フリーザーーーーー!!!!!!!!
 
寝不足のまま、実家到着。
帰りは絶対に新幹線だし、帰ったら絶対にスマホ買ってやる。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&脳死系ワード

2023年06月29日 | 豆日記

こんばんは。
ムシムシする毎日。皆様どうお過ごしでしょうか。

昨夜、新宿のライブ帰りに電車に乗ったのですが、
ドア付近に立っている僕の真横の椅子に座った50歳くらいのサラリーマンの男性が

「にゃー」

と鳴き出したのです。
近くの僕にしか聞こえてないのか、周りの人は知らんぷりしてるのか、
僕は昨日のライブ録音を片耳で聞いていたのですが、すぐ様それを止めて確認しました。

やはり

「にゃー」「にゃー」

とはっきり鳴いているのです。しかもずっと。

あれ?猫かな?と思ったのですが、
鞄から難しそうな資料を出して読んでました。

あぁ、よかったサラリーマンだ。

読み終えたサラリーマンはまた「にゃー」と鳴きました。
やっぱ猫だ!

更に鼻をすすって音程を変えてまた「にゃー」と鳴きました。

あ!より猫っぽくなってる!!

この話にオチはありません。
どうでもいい話、8割9部9厘のブログ。

と、以下、大事なライブスケジュールです!

-----------------------------------------------------------


●7/13(木)吉祥寺NEPO ※21:10出演
「Mumbai Calling - Day4」
佐藤達生
killerbonze+JIM
tokyo lil boy
クオーツ星
湯野川広美
開場18:30 開演19:00
前売2500円 配信1500円
ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●7月22日(土)豪徳寺Leafroom
黒谷ギューン
MANAMI(from福島)
小豆原一朗(クオーツ星)
アコバニ(Vanityyy)
開場18:30/開演19:00
2500円(+2drink代)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●7/23(日) 愛知 吹上鑪ら場
クオーツ星
谷澤ウッドストック
雨市
ぞうつかいになった。
開場18:00/開演18:30
charge ¥2500(ドリンク別)
ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●7月24日(月)京都PUB VOXhall
"choir"voice.53.5 「ない詩はつづれない」
クオーツ星
sanbun ill in agaru(footloose×chori)
竹垣伯羽
役者でない
開場18:30/開演19:00
2400円(+1drink)
ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp
●8/2(水)西荻窪アートリオン
ARTRION 10周年ONE-MAN
小豆原一朗(クオーツ星)ワンマンライブ
【メイド・フォー・ユー】
開場18:30/開演19:30
前売¥3000/当日¥3500 (+1drink)
ツイキャス配信はこちら ¥2000
ご予約とお題(7/1締切)は toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/5(土)西永福JAM「バニフェス2023」〜MINI ALBUMリリースパーティー〜
出演者多数(画像参照)
前売 3,000円 / 当日 3,500円
開場14:00/開演14:30
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



●8/12(土)池袋Adm &ペンタステージ
「ブクロック!フェスティバル2023夏」
クオーツ星の出演
出演者多数
e+でのご予約はこちら

●8/13(月)池袋Adm&ペンタステージ
「ブクロック!フェスティバル2023夏」
小豆原一朗の出演
出演者多数
e+でのご予約はこちら




●8月21日(月)東新宿ラブTKO 「遠く遠く離れていてもVol.3」
アサトアキラ
田高健太郎
町田直隆
大貫永晴
タテヤマサチオ
秋山カラスウリ
小豆原一朗
開場18:00開演18:30
3000円(1d別)
ご予約は toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/22名古屋伏見ROLLING MAN
「名古屋は車で日帰り余裕ですvol.1」
シャク(シャク&リハビリーズ)
小豆沢一朗(クオーツ星)
井上鉄平(BAZRA)
たかてぃ〜ん(Agorophius)
開場19:00/開演19:30
2500円(1ドリンク)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/27(日)江古田ロックンロール以外は全部嘘
多田羅幸宏
小豆原一朗
JOHNNY SATO
開場18:30/開演19:00
2,500円+1D
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp




●8/28(月)池袋Adm
クオーツ星
サナダヒデト(BAND) 
開場18:30/開演19:00
前売り3000円(+1Drink)
チケット先行はコチラ
バンド予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/12(火)京都磔磔
イロマキトリドリワンマンライブ
「ゴクサイ。」
gest:クオーツ星
開場17:30/開演18:30
charge:2500yen

●9/14(木)名古屋MUSIC FARM ハシグチカナデリヤpre 「地雷ラライブtour2023 autumn 名古屋編」
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
逆に、ゆうちゃんバンド
愛沢絢夏
クオーツ星
開場18:00/開演18:30
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

●9月22日(金)池袋Adm
「カナデリクエストⅡ 空と海と大地とカピバラと地雷ラライ」day4 ミナデインの日
ハシグチカナデリヤ
近野淳一(鴉)
安藤弘司(ANCHANG)
(O.A)小豆原一朗
開場18:30/開演19:00
前売り¥3500
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

なるべく使いたくない言葉があったりする。
たとえば

「とりあえず」
とか
「なるほど」
とか
「ヤバい」
とか…
ほとんど何も考えずにポンっと出てしまう系の言葉である。
これを僕は「脳死系ワード」と名付けている。
会話の流れとしての用法を守ってるなら良いのだが、
自分の頭を使うことなく、間を埋めるだけのテンプレートを貼り付けたような言葉だ。
誰かとの会話だったり、テレビだったり、ラジオなりを聞いてたりすると、世の中そんな言葉のオンパレードである。
特に「ヤバい」は万能だ。万能すぎてヤバい(ほら、使える)
相手の会話をほとんど聞いてなくても、「ヤバいっすね」だけで乗り切れる。
って言うか実際、相手の会話か聞き取れない時にたまにやっている。
その度に後悔の念に駆られる。
そんな「脳死系ワード」を使ったり聞くと、
「間をうめるだけの適当な会話してるわ」なんて心の中で嘲っていた。
なんて暗いやつ
しかし、近頃そんな考えも改めなくてはいけない。と思った。
現代詩人の最果タヒさんがこんなことをエッセーで書いていたのだ。
言葉というのは時代によって移り変わるもの。
今使われている「ヤバい」という言葉は今の人達だけが使える共通の感覚だと思う。
そんなモヤモヤした言語化出来ない気持ちをひとまとめしてくれてる「ヤバい」はすごい。
(うろ覚えで引用)

何も言い返せない。流石言葉のスペシャリスト。
俺の隅っこをつつくような狭い解釈を一蹴してくれた。
ついついみんなが使ってしまう。と言うのは「その時代特有の感覚」。なのだ。
「俺が思う正しい用法を使え!」なんて、まるで老害みたいじゃないか。
知人や芸能人の会話を「脳死系ワード」なんて嘲っている僕なんか激ヤバクレーマーだ。

まるで映画は黒澤明しか認めない人みたいだ。
ビートルズ以外のミュージシャンは偽物とか。M-1優勝者以外の漫才はつまらないとか。
いやいや、現代にはもっと面白いものが幅広くあるのに、過去の大衆受けした遺産だけで満足してますよ。と。
「正しい日本語」なんて言い出したら、旧仮名遣いも使えんのかい!って話にもなってきそうだし。
とにかく(早速使ってる)なんてくだらないことを気にしていたんだと思えた。
こんな思考、ヤバいよなー
にしても、なんで「ヤバい」をこんなにも使ってしまうか
1つの言葉で否定とも肯定とも解釈できてしまうからだ。

曖昧な日本語表現には両方の意味を内包する言葉が昔からある。
「達者ですね」もそのままストレートにもとれるし、皮肉にもとれる。
それは時代を経るにつれ、どんどん増えてる気もする。
ふと、思い出すのは小学校三年の時。
友達のシンゴくんとゲームの話をしてたら、
「俺の兄ちゃんストⅡマジで強い。鬼だわ」
えっ鬼?
悪い者の代表のような鬼を「強い」という肯定的な意味で使っていたのだ。
僕は驚きのあまりその後の会話もろくに入ってこなかった。
また、こないだやった大阪ライブで
「クオーツ星のライブ、もうあかんわ!キモいわ!」
あかん
キモい
褒められてるのかどうか怪しくなってきたが、最大限の褒め言葉らしい。
「クソうまい」
「ゲロうまい」
なんて言葉も食事してたら平気で出てくる時代だ。
更に料理人に「料理うまいですね」なんて言葉は失礼にあたるし、
「つまらないものですが」なんて贈り物を渡す日本人。ええい、まどろっこしい。
だが、受け入れるよ、幅広い視野を持って。
あと100年後にはこうなってくるのかもしれない。
馬鹿丸
「キモ!キモい!なんてキモいんだ!!
君のキモさといったら、猫に噛み殺された路上のドブネズミの死体みたいに!!
これ、くっさい香水あげます。
あと、安物のしょうもない指輪です。
全然好きじゃないけど、僕と付き合って下さい!!」
阿呆世
「いや!最悪!ブサ!ウザ過ぎなんだけど!
もう二度とそのツラ拝みたくないわ!本当しょうもな!!
あと関係ないけど、口臭いわよ
結婚式のナレーション
「お二人はこのように反吐が出そうな出会いでお付き合いを始め、
2年の付き合いの後、曇って本日、結婚しました。末短くご不幸に」
親戚・友人・知人一同
「ブー!!ひっこめーー!!」
「殺せ!殺せ!殺せ!」
「ご祝儀返せーーーー!!!」
それから30年…
馬鹿丸
「きみはなんて美しいんだろう。
 いつまでたってもこの気持ちは変わらないよ。
 他の人なんて絶対に愛せない。
 全くもって君以外、眼中にないんだ。」
阿呆世
「嬉しい。
 私もあなたしか愛せないの。
 他の人に心を許すことなんて一度もなかったわ。
 永遠に離れたりしないわ。」
不倫を原因に二人は別れ、
祝福の言葉を浴びました。
この予言ブログが100年後には評価されるであろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&サミット

2023年05月30日 | 豆日記

梅雨ですね。

むしむし…うずうず…

というわけで発表しました!

8/2小豆原一朗ワンマン「メイド・フォー・ユー」

8/28クオーツ星の梅雨将軍「サナダ豆将軍」

今年の夏は楽しみが盛り沢山。

ワンマンのお題は随時募集中。
お題を飲み込んで、自らを追い込んでおります。
クオーツ星もライブで叩きに叩きあげて良い感じ。

来月も初の場所や遠征やいろんな場所でやるのが楽しみ。
福島のフェスは路上ライブみたいだし、
京都は大好きなタカツキさん(SUIKA)との2マンも。この方のラップもトラックも1リスナーとしてツボなんです。
あと、名古屋鑪ら場の昼ライブもどんな空気になるのやら。ノーユーノーミーは本当にバンドでやれんのか。

というわけで色々盛り沢山な以下ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●6月4日(日)
「福島まなフェス2023」
10:00~16:00
福島県福島市・情熱通り※福島駅前通り(東口側)
観覧無料 物販&投げ銭あり
※14:30-14:50出演



●6/7(水)高円寺SHOW BOAT※19:10出演
『Rock Bivouac-生誕祭SP-』
SUNdals
クオーツ星
元気堂
助っ人集団✩ジャイアンツ
27〈HATANANA〉
開場18:00/開演18:30
前売り2,400円/当日2,800- (1ドリンク代別¥600-)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/8(木)池袋Adm※21:35出演
「Sunshine Under Ground」
モノノケノノモ
クオーツ星
ZipOut
SAWA
DOPEY
開場18:00/開演18:30
前売¥2800+1D/当日¥3300+1D
チケット:e+
バンド予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6月17日(土)京都 PUB VOXhall※20:50出演
"choir"voice.50
「東京・京都・ムーンウォーク」
open 18:30 / start 19:00
charge 2400円(+1drink)
act タカツキ / クオーツ星
夜の口開け ミズノミカ

ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


●6/18(日)名古屋鑪ら場※14:20出演
はるきちとやすのり
クオーツ星
びあぢ(牧場に鯛)
開場12:30/開演13:00
2400円(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/19(月)大阪昭和町ノーユーノーミー※20:35出演
NYNM 4th Anniversary
「Message In A Bottle」
松本敏将(tobaccojuice)
クォーツ星
キタアカゴN(than)
ニシヤマユウタ(giv strange car)
開場18:30/開演19:00
charge 2,500(+1d)


●6/20(火)豪徳寺Leafroom
KAKU presents『幸せをあなたに…』
戸田大地
かずお爆弾
小豆原一朗
開場19:00/開演19:30
2,500円(別途2drink1,000円)
ご予約はこちらへ toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6月22日(木)池袋Adm 「半径30cmでウンザウンザを踊る12cm目」
バックドロップシンデレラ
アルカラ
O.Aクオーツ星
開場18:30/開演19:00
※ソールドアウト

●6/23(金)新宿WildSideTokyo※19:30出演
それ以染に企画「加藤神話」
クオーツ星
たたらの目
それ以染に
opening act のざあたかし(live painting)
開場18:30/開演19:00
2,500円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/28(水)新宿WildSideTokyo※21:10出演
前西原夕子
クオーツ星
海の上のプールサイド
VERONICA VERONICO
papalion
開場18:00/開演18:30
前売2400円/当日2900円
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/29(木)吉祥寺NEPO※19:30出演
「BY THE PARK #8」
銀幕一楼
黒谷ギューン(Boiler陸亀)
小豆原一朗(クオーツ星)
開場19:00/開演19:30
前売¥2,600(+1オーダー)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●7月22日(土)豪徳寺Leafroom
黒谷ギューン
MANAMI(from福島)
小豆原一朗(クオーツ星)
アコバニ(Vanityyy)
開場18:30/開演19:00
2500円(+2drink代)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/2(水)西荻窪アートリオン
ARTRION 10周年ONE-MAN
小豆原一朗(クオーツ星)ワンマンライブ
【メイド・フォー・ユー】
開場18:30/開演19:30
前売¥3000/当日¥3500 (+1drink)
ツイキャス配信¥2000
ご予約とお題(7/1締切)は toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/5(土)西永福JAM「バニフェス2023」〜MINI ALBUMリリースパーティー〜
出演者多数(画像参照)
前売 3,000円 / 当日 3,500円
開場14:00/開演14:30
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/28(月)池袋Adm
クオーツ星
サナダヒデト(BAND) 
開場18:30/開演19:00
前売り3000円(+1Drink)
チケット先行はコチラ

-----------------------------------------------------------

 

先々週、母の日に広島に帰省し、5日間滞在。

夜行バスで12時間ほど揺られて朝方に到着。
 
新型コロナも5類に下がり、サミットと重なり、
広島市内はいつもより賑わってるように感じた。

路面電車に乗り、街並みを楽しもうと試みるが、
交通カードの残高100円足りなかったり、チャージ失敗して一本電車逃したり、降りる駅を間違えたり、
色々してたら全然街並みを楽しめなかった。
 
この日の広島は夏日のよう。
降りるはずだった駅まで歩く。
 
原爆ドームを眺めて、平和記念公園を歩き、原爆資料館を観た。
数日後のサミットでは各国の首脳達がここを訪れる。
平日なのに外国人や学生さん達が沢山いた。
 
 
 
 
父方の祖母は原爆が落ちたその日に広島にいた。
単身広島の女学校の寮にいたときに核爆弾が落ちたと聞く。
 
全身ひどい火傷のまま知らないおじさんと防空壕(というか、ただの穴ぐら)に避難した。
数日後命からがら、地元に帰った。
実家では当時高価だった蜂蜜を火傷部分にぬって懸命に治療をしたと聞く。
 
 
当時は被爆に対する知識もないし、被爆者への差別や偏見が激しかったらしい。
嫁の貰い手もなく、村八分状態で孤立していたところ、祖父と出会った。
 
 
祖父には幼い頃から知的障害を持つ弟がいた。
弟は家族から隔離された小屋で食事だけ与えられていた。
そのうち精神病に蝕まれ、弟は若いうちにその小屋で自殺してしまった。
 
孤独や拒絶は人の心を削っていく。
そういう経緯もあった為か、偏見なく祖母を一家に受け入れた。
 
 
以上は今年父の通夜前日に母から聞いた話。
昔、母親がこっそり祖母から聞き出した誰にも話してない話らしい。
祖母がまさか原爆が落ちたその現場にいたとは知らなかった。
被爆者は二世まで国の援助を受けられるのだが、父はそれを断っていた。
「申請してたら、もうちょっと裕福な生活出来たのにね」
と母は冗談まじりに言ってた。
 
現在祖母はアルツハイマーを患い、僕や家族のことも分からないままだし、自分の息子の死を知らないまま、施設にいる。
父の四十九日に親戚と面会をしたけど、虚空を見つめるだけで僕らを認識してもらえなかった。
 
 
 
実家に到着して早々に母と柴犬レオの散歩に行く。
僕の装着したリードがゆるかったらしく、するっとリードをすり抜け、犬、逃走。
あっという間に畑の奥の奥まで逃げる。
「レオー!」と手を叩くとこっちに来るが、手をするっとかわし、向こう側へ行く。
こっちが必死になればなる程、息荒く全力で走りこちらの両手をかわす。
 
犬と人は永遠に分かり合えないのか。
炎天下の中、数十分後なんとか捕獲。
 
 
滞在中、なんだかんだやることは色々あった。
 
 
母の日プレゼントとして実家に届けたレコードプレーヤーを開封。
父のレコードが何枚か残っていたのだが、再生機械がなく聴けなかったのだ。
かろうじて残ったレコードはサブスクやYouTubeで検索しても出てこないマニアックなものばかり。
レコードの状態はカビだらけで曲がりまくっている。
 
 
何十年ぶりに母が針を落とす。
劣悪な状態のレコードから沢山のノイズが流れる。その奥で辛うじて曲が鳴っている。
これはもう、雑音でしかない。実験音楽とかではなく、正真正銘の雑音。
雑音にレオがめちゃくちゃ吠えまくる。
 
「こりゃ家じゃ聴けないわ。レオが鳴きやまないから切って」
母が言うのでスイッチを切る。
 
犬と人は分かり合えないのか。
母へのプレゼントは仏壇の部屋奥へと片付けられた。
 
 
(困ったくらいに)元気なレオ。
散歩してると急に立ち止まる時がある。
車から男性を見ると甘えたような声を出して近くに行こうとする。
 
父はここ数年頻繁に車で病院との往復をしてた。
帰ってくるといつも嬉しそうにレオが玄関まで迎えに行ってたらしい。
一番懐いていた父親の記憶が色濃く残っているのだろう。
車から降りる人が知らない男性と気づいたレオの目は少し寂しそうに見える。
 
 
 
そんな父も母も20年近く乗ったフィットを廃車にするということで、新しい車を見つけに中古車ショップに行く。
良さげな軽自動車を見つけることができた。母一人なら軽自動車がちょうどいい。
その裏で、
廃車にするのは勿体ないなぁと思い、僕はスマホの中古車ショップのネットで検索をかけた。
直後に俺のスマホに色んな中古車センターから着信が止まらなくなった。
 
 
「どのような状態ですか?」
「ご購入の車は決まってますか?」
「いつ頃手放しますか?」
 
 
無視しても次から次へと。おお、中古車ショップのネットワーク恐ろしい。
その後、数日間沢山の業者からの着信に「もう廃車にします」と告げる作業が続いた。
 
 
 
なんだかこの数日うまくいかないことだらけだ。
 
 
 
翌日、車で3時間ほどかけて島根の出雲大社に行く。
雲ひとつない晴天。

二礼四拍手一礼(出雲大社はこれなんだよね)をし、おみくじをひく。
大吉や凶はなく、白い紙にただ言葉だけ書かれてた。
 
 
「善悪をわきまえ、誠心をもって人と交わらば、神の助けを得て幸栄に結ばれる」
 
 
ふーん・・・
そういわれてみれば
 
助平根性で中古車ショップ検索するの、誠心に欠けてたかもな。
パスモの残高200円以下って社会人としての誠心に欠けてるかもなあ。
あと、誠心をもっても犬とは交わらなかったなあ。
 
 
 
「私の役割はお父さんを地元に帰すことだったと思う。」と母は言う。
なぜか最近井上陽水「少年時代」を聴いてて、そう染み染み思ったのだと言う。
まだ5月だけど、面倒くさがる母を誘って庭で花火をした。
 
 
 
東京に帰る最後の日。
襖を閉めて、出来るだけボリュームを絞って、
仏壇のそばで雑音だらけのレコードを聴いた。
 
 
壁の向こうで犬が歌ってた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&メルカリとケチとキリギリス

2023年04月29日 | 豆日記

花粉症も終わり過ごしやすい季節になってきた。こんな気温だと散歩も捗り、作曲に精が出る

先日Twitterで書いたように「無菌GIG」に倣ってお客さんから作曲オーダーを承っている。要は大喜利で言うところの「お題」ですね。
書き忘れたけど、金銭はいらないです。
必ず採用するとも限らないし、
「無菌GIG」の時みたいに音源や歌詞は送りませんのであしからず。

お題に沿って喜んでもらえるよう頑張りますが、僕自身のチャレンジ企画であります。
こちらで受け付けていますのでよろしくお願いします!
toumeinotuki@yahoo.co.jp

これからどんな曲が飛び出すのか?飛び出さないのか?お楽しみに。
以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●5/6(土)江古田ロックンロール以外は全部嘘

小豆原一朗
山路貴澄
スハラブンジ
acco

開場18:30/開演19:00
2,000円+1Drink

 

●5月9日(火)新宿レッドクロス
「新宿Song Book」
岡山健二(band set)
クオーツ星
くらし
エマノネ
開場18:30/開演19:00
前売り¥2500(+1D¥600)
チケット予約はこちら

●5/13(土)西荻窪FRIDA
「言葉にしてきたから」
アサトアキラ
古郡翔馬
小豆原一朗(クオーツ星)
開場19:00開演19:30
チケット2800円(2drink別)※消費税別
ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●5月23日(火)池袋Adm
「Reality Says To Me」
無限放送47
THE FREE MAN
村上達郎
The quilt
クオーツ星
開場18:30/開演19:00
前売2,800/3,300
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●5/26(金)代々木Labo
「マロンブランド 2023」
クオーツ星
ハルカカナタ
THA HEALs
東風あんな
529411
ふじたけいすけ
開場17:30/開演18:00
前売2500円 当日3000円(ドリンク代別途600円)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●5/27(土)名古屋鑪ら場
クオーツ星
おーたけ@じぇーむず(一寸先闇バンド)
ミヤザキナツキ(砂場)
開場18:00/開演18:30
2400円(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●5/28(日)甲府naked
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
ガイア大村
グッドナイト
開場16:00/開演17:00
¥3000(D込み)
ご予約は不要

●5/29(月)新宿Marble
THE GOD LIKE CHORD presents
「本気!元気!正直!vol.6」
THE GOD LIKE CHORD
クオーツ星
開場19:00/開演19:30
前売り券¥3000(D別)
予約はこちら
ツイキャスプレミア配信はこちら¥1000
(※アーカイブ期間2週間)

●6月4日(日)
「福島まなフェス2023」
10:00~16:00
福島県福島市・情熱通り※福島駅前通り(東口側)
観覧無料 物販&投げ銭あり



●6/7(水)高円寺SHOW BOAT
『Rock Bivouac-生誕祭SP-』
SUNdals
クオーツ星
元気堂
助っ人集団✩ジャイアンツ
27〈HATANANA〉
開場18:00/開演18:30
前売り2,400円/当日2,800- (1ドリンク代別¥600-)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/8(木)池袋Adm
「Sunshine Under Ground」
モノノケノノモ
クオーツ星 
ZipOut 
SAWA 
DOPEY
開場18:00/開演18:30 
前売¥2800+1D/当日¥3300+1D
チケット:e+
バンド予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6月17日(土)京都 PUB VOXhall
"choir"voice.50
「東京・京都・ムーンウォーク」
open 18:30 / start 19:00
charge 2400円(+1drink)
act タカツキ / クオーツ星
夜の口開け ミズノミカ

ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


●6/18(日)名古屋鑪ら場
はるきちとやすのり
クオーツ星
びあぢ(牧場に鯛)
開場12:30/開演13:00
2400円(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/19(月)大阪昭和町ノーユーノーミー
NYNM 4th Anniversary
「Message In A Bottle」
松本敏将(tobaccojuice)
クォーツ星
キタアカゴN(than)
ニシヤマユウタ(giv strange car)
開場18:30/開演19:00
charge 2,500(+1d)

●6/23(金)新宿WildSideTokyo
それ以染に企画「加藤神話」
クオーツ星
たたらの目
それ以染に
opening act のざあたかし(live painting)
開場18:30/開演19:00
2,500円(+1Drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/28(水)新宿WildSideTokyo
前西原夕子
クオーツ星
海の上のプールサイド
VERONICA VERONICO
papalion
開場18:00/開演18:30
前売2400円/当日2900円
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●6/29(木)吉祥寺NEPO
「BY THE PARK #8」
銀幕一楼
黒谷ギューン(Boiler陸亀)
小豆原一朗(クオーツ星)
開場19:00/開演19:30
前売¥2,600(+1オーダー)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●7月22日(土)豪徳寺Leafroom
黒谷ギューン
MANAMI(from福島)
小豆原一朗(クオーツ星)
アコバニ(Vanityyy)
開場18:30/開演19:00
2500円(+2drink代)
ご予約はこちらtoumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/5(土)西永福JAM「バニフェス2023」〜MINI ALBUMリリースパーティー〜

出演者多数(画像参照)

前売 3,000円 / 当日 3,500円

開場14:00/開演14:30

ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●8/28(月)池袋Adm
クオーツ星
サナダヒデト(BAND) 
開場18:30/開演19:00
前売り3000円(+1Drink)
チケット先行はコチラ

-----------------------------------------------------------

家のドアの真横に直径7cmのキリギリスが張り付いてて
「柴木(しばき)」と名付けた。
見てないうちに柴木は真上に上がっているようで、
このままいくとインターホンの位置に来そうな勢い。
配達員さんが「ブチっ」と行かないか心配をしてる次第。

ここ最近めっきり「インターネットマーケットプレイス」を決め込んで、「メルカリ」「ヤフオク!」を利用している。

というのも去年末、父親が死ぬ間際まで病室でメルカリにハマっていたらしく。

実家付近のお店には似合う服がないとのことで大量に購入していたらしい。部屋を着ることもなった服が大量占拠されて母が困っていたのだ。

この大量の服をメルカリで売り払ってあげよう!とインストールした次第。

そこから数ヶ月ハマりにハマって「なんか売るもんはねぇかあ」と自らの家中探している。

ギター、エフェクター、バンドスコア、CD、CD-R、雑誌、wifiルーター、使ってないものはバンバン売り払っている。

それで収益を得て、またその収益で買い物してる。売っては買って、また売っては買って、まるでロケット鉛筆のよう。

値下げ交渉してくる人も結構いて、そのやりとりが難しい。
値下げしたらしたで、「横取りされた!」とクレームしてくる人もいるし、
値下げしても、「やっぱり新品で購入します」とキャンセルしてくる人もいる。
毎日のように送られてくるメッセージに対応するのも面倒なので最近では無視してる。

先日エレキギターをメルカリで8万円で出品した際、わざわざ親切な方が
「これは18万円の間違いじゃないですか?部品だけでも5万円する代物ですよ」とコメントをくれた。
そのコメント見た時には既にエレキは8万円で売れていて、悔しい思いをした。

人間は欲深いもので、元々8万円で売ろうとしていたのに、18万円の価値があると分かるとものすごく損した気持ちになる。
即座に「値段の設定を間違えました」とメッセージを送り、相手にキャンセルをしてもらった。
メルカリ本部からは「キャンセルが何度も続くようならアカウント停止します」との警告が来て少し怒らせてしまった。

その後ヤフオク!でエレキギターが18万円で売れたんだが、
オークションで落とした人から入金手前になって、
「やっぱりキャンセルして下さい。低評価を受ける覚悟もあります。」とメッセージがきた。
思いっきり低評価をつけた。

最初は邪魔だから捨てるくらいに考えてたのに。
10万円も差額があると分かって、色んな人を巻き込んで人間の嫌なところを見てしまった。

認めたくないが、認めざるを得ない
やっぱり僕は

ケチなのだろう。

 

出品する際には、なるべく手元にある段ボールに包んでいる。
Amazon、実家から送られてくる米、以前に買った家電製品、など梱包する段ボールはあり余っている。
メルカリ専用の梱包段ボールも購入できるのだが、なんとかうまい具合に「ありもの」を利用したいところ。
何故なら僕は

ケチなので。

 

沢山出品してると段ボールも無くなってくる。
街の居酒屋なんかで「ご自由にどうぞ」と外に置いてある段ボールまで回収していく始末。
それが出品する商品にスッポリハマるとテトリスのような快感が得られる。
しかも、

無料で!

ケチなので!!

 

そうなってくるとスーパーマーケット、飲食店など街の至るところで段ボールに目がいく。
「ああ、このサイズならあのアンプ入るんじゃないか」
「ガムテープでニコイチに貼り付けたら行けるかもな」

果ては「これはいつか使えそうだ!」
と、未来のことまで想像して段ボールを眺めている。

先日なんて理想的なサイズの段ボールを発見し、気付いたらマンションのゴミ収集場に入り込んでいた。
マンションの住民と目があい、引き返したのだが。
これはケチを通り越して、この挙動はケチを通り越して完全に
ホームレスだ。

 

 

 

「アリとキリギリス」という有名な寓話を知っているだろうか。

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまったという。

 

アリ、

ケチじゃん。

 

働かないと生きてはいけない。

しかし優しさがない心は豊かになれない。

 

ドアの真横にはりついてる「柴木」を挟まぬよう優しくドアを閉めている。せめて。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&野球

2023年03月30日 | 豆日記

この季節といえば新生活。
この年になると何かを始めるよりも、改善の方が多い。
つまりブラッシュアップライフするため、徳を積…いや、修理してる。
部屋のやぶれた網戸を直したり、割れたガラスを直したり、
かと思えば、急に自転車パンクしたり。
忙しい。

そんな中、クオーツ星3周年イベントも終了しました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
周年グッズがまだ残ってるので、今年中に各地で売り切らねば。
以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●3/31(金)郡山PEAK ACTION※20:50出演
「Life is tour 25」
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
アベマンセイ
MANAMI
開場18:30/開演19:00
¥2500(ドリンク代別)
予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/4(火)池袋Adm
「新生活応援コピーバンド大会」
まめしてほしい
ダイロウズ
シロマニヨンズ
The Bowling Stones
三人の星野秀雄
開場18:30/開演19:00
前売2300円/当日2800円
チケット予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/6(木)吉祥寺NEPO BY THE PARK #1
扇愛奈
小豆原一朗(クオーツ星)
魁-KAI-(ALLiCA)
開場19:00/開演19:30
前売2500/当日3000
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/9(日)高円寺一生青春音楽祭「ボイドリ2023」
高円寺HIGH,ShowBoat,CLUB Roots!,pundit'
約45組出演
開場11:00/開演12:00
前売り¥4000当日¥4500(1ドリンク別)
ご予約はこちら

●4/19(水)西永福JAM※20:10出演
JAM PRE.「MAX NIGHT」
内藤重人
町田直隆
小豆原一朗(クオーツ星)
西山小雨
おーたけ@じぇーむず
開場18:30/開演19:00
前売¥2500/当日¥3000
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/20(木)池袋Adm presnets
「新生活応援3man series」
茶封筒
クオーツ星
BINJU
(O.A)SUNdals
開場18:30/開演19:00
前売¥2500+1D/当日¥3000+1D
チケット:プレイガイドe+
バンド予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/22(土)池袋Adm
「横田悠二2nd.Album「YOU HAVE MY WORD」リリースツアー池袋Adm編」
横田悠二BAND 
クオーツ星
ナギサワカリン
Public Under Ground
踊る犬コロ
開場17:30/開演18:00
前売¥2500+1D/当日¥3000+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/24下北沢シェルター
『心臓の騒音』第5弾
ヤジマX(モーモールルギャバン)
クオーツ星
SEMENTOS
鈴木実貴子ズ
18:30/19:00
前売2400円(D別)
ご予約こちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/27(木)豪徳寺Leafroom
黒谷ギューンレコ発企画
「クセェ~から地球がどっかいけ」
黒谷ギューン
川崎テツシ(STANCE PUNKS)
小豆原一朗(クオーツ星)
JULiA MURPHY
開場18:30/開演19:00
2500円(別途2drink代 1000円)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/29(土)下北沢DaisyBar
18th Anniversary  Big Time
NEIRRA
クオーツ星
わたあめ坊や
晩年
THE 四十八手’s
LONSTUPID
開場17:00/開演17:30
前売2500円(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
配信視聴Ticket2000円 こちら


●5/23(火)池袋Adm
「Reality Says To Me」 
無限放送47
THE FREE MAN
The quilt
クオーツ星
開場18:30/開演19:00 
前売¥2800+1D/当日¥3300+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●5/27(土)名古屋鑪ら場
クオーツ星
おーたけ@じぇーむず(一寸先闇バンド)
ミヤザキナツキ(砂場)
開場18:00/開演18:30
2400円(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

先日、最高潮に盛り上がったWBS。
ツアー中ニュースで知り、メンバーは驚き喜んでいた。
野球を見てると妙な感情に駆られる。

 

小、中学校は野球少年だった。

初めたのはひょんなきっかけで
小学3年の時、母親と近所の野球チーム見学に参加したことから。

場所は僕らの通っていた小学校の校庭。
白いラインが引かれ、4つのベースが置かれ、毎日見てるのに違う場所のように見えた。
ユニフォームを着た9人の野球少年たちが円になり、屈伸運動をはじめた。
円の中には当時よく遊んでいた、こうじ君もいた。照れくさそうにこっちを見て笑ってた。

見学者の僕らはベンチに座りそれを見てるだけだった。
が、その日の僕は「見学者」という立場を理解しておらず、
「こうじ君と遊びたい!」とだけ思っていた。
1人ベンチから立ち上がり、走り出し、チームの円に入り一緒に屈伸運動をはじめた。
周囲がざわつきだす。

9人のユニフォームの中、1人だけ私服で野球をした。
ルールも分かっていなかったし、
グローブやバットさえ持っていなかったので、ただ素手で走ってただけだ。

「そんなにも野球をやりたいのなら、すぐ入ろう」
となり、野球道具を買い揃えてもらった。


そこから毎週土日は朝から夕方まで野球に費やした。
日が暮れるまで友達や親とキャッチボールをしたり、真夜中にバットを素振りした。
娯楽といえば、練習後に買って帰る週刊少年ジャンプくらいだった。

監督やコーチは地域の親御さんがボランティアでやっていた。
6年間務めた監督の息子が中学に上がるタイミングで、監督が変わった。
なぜか、経験知識ゼロのうちの父親が「1年だけ」という期限つきで監督に抜擢された。
指示を出したことは一度もなく、コーチ達が全部やってくれた。
そして、何の因果かこの「幽霊監督」で区大会を優勝した。
6年間、前任の監督が一生懸命チームを育ててくれた上で、最後1年の名義だけで美味しいところ持ってく父。
人生とは皮肉なもんである。

中学になっても野球を続けた。
仲良しのこうじ君が野球を続けたからだ。

中学になると練習はより厳しくなってきた。
友達は休日にテレビゲームなどして遊んでたが、
僕らは練習後、シャワー浴びて、くたばって、休日終了。

チームメイトとはよく冗談も言い合って笑ったし、悔し涙したり、時に喧嘩もした。
そんな信頼し合ってる彼らに対して僕は隠し事があった…

 

 

実は

 

 

野球が

 

 

好き

 

 

 

じゃない

 

僕は野球がやりたくて始めたのではないのだ。
「友達と遊びたいというだけの理由で参加したのだった。
一度乗ったレールから降りるタイミングを失っていた。
その他にも理由は色々あった

 

【僕が野球が好きになれなかった理由ベスト3】

3位 ユニフォームやスパイクを装着するのが面倒

2位 尋常じゃないくらい泥だらけになる

1位 ボールがよく見えてない
(思春期でメガネかけたくなかった)


毎日血の滲むような練習に励んでるチームメイトに絶対このことは言えなかった。
しかし、本格的に打ち込むチームメイトから実力をどんどん離されていった。
(だってボールよく見えてないし)
基礎体力の差もあったけど、「本当に好き」でやってる人には勝てないのだ。
(っていうかボールよく見えてないし)
いつまでも遊び感覚が抜けない僕だけどんどん練習内容がワンランク下の内容に変わっていった。
(そりゃそうだ、ボール見えてないんだもの)

中学の終わりらへんになると、仮病で休みがちにもなっていった。
「今日は行きたくないなー」と思うと、自然と37度くらいの微熱が出てきた。
ストレスで拒食症気味にもなり、食べても吐いたりしてた。
徐々に「好きじゃない」から「苦痛」に変わっていった。

「やめたい」

その一言は最後まで言わず、野球を続けた。
なんとしても、続けた。

自分に負荷をかける

それは、当時の数少ない娯楽、少年ジャンプからの影響でもあった。
悟空や幽助や剣心は恐ろしい強敵が現れてもボロボロの体でも立ち向かうのだった。
自分が死ぬだけじゃなく、地球が滅ぶかもしれないのに。
そして、敵との戦いに向けてひたすら地道に修業をするのだった。

鍛冶屋が鉄を打つようように、
納豆は一度腐らせるように、
クリリンが死んでしまうように、
辛い「負担」が「底力」を引き出すことはある。

負担を楽しむ

そう思えてからは、一種の筋トレみたいなもので、負担をかけて鍛えてたように思う。
一人っ子で甘やかされてた自分にとって、野球はメンタル強化の場となった。


仮病も挟みながらも中学卒業まで野球をやり遂た。

「あの時辛かったけど頑張った」という経験が奮い立たせてくれた。
バイトは長続きする方だし、バンド売れなくても続けてるし。熱湯には強いし。
地味な練習も、曲を生む苦しみも、苦しいレコーディングも、あの時を思うと屁でもない。
なんなら、好きなことやれてる今は贅沢過ぎる。

 

というわけで
先日の名古屋でWBCのニュースを見て、
喜んでいるメンバーを横目に
その日、負荷をかけていた。

雨の中、名古屋の公園で2時間ほど中東の「岩のドーム」に関する難しい本を読んだり、
出番直前にハシグチカナデリヤの曲にラップ作ってみたり、
忙しいのにこんな長文ブログを書いたり…

新生活を送ろうとしている皆さん
負荷をかけてブラッシュアップライフしてみてはどうでしょう。
おススメはしないが


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&接客スキル

2023年02月27日 | 豆日記

春ですねえ。
そして、クオーツ星ももうすぐ3周年だ。
3歳って言ったらもうしゃべるくらいだよな。多分。

こないだの遠征は深夜出発してすぐエンジントラブルの警告が灯り、機材車が動かせなくなった。
別の車を調達してなんとか行けたものの、トラブルってやつはいつ来るか分からない。

弱小バンド、首の皮一枚でなんとかやれてます。
それもこれも皆様のお陰。
まーよく3年も続いてるもんだ!
と、みんなで祝いましょう。

毎度のこと周年のグッズも出すのですが、こいつは良いですよ。
(機材車の修理代にあてたい)
非常にかっこいい新曲も出来てます。

というわけで
以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●3月3日(金)豪徳寺Leaf Room
クオーツ星ワンマン
「3周年の星-東京編-」
出演
クオーツ星
開場19:00/開演20:00
3,000円(別途2drink1,000円)
ご予約はこちらへ
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3/17(金)新宿Marble
「super strange」
VANQULLWAR'S
カラコルムの山々
クオーツ星
Aotenjoe
開場18:30/開演19:00
前売り¥2900(D別)/当日¥3400(D別)
※大学・専門学生 ¥1900(D別/要 学生証)
※高校生以下 ¥900(D別/要 学生証)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3/18(土)高円寺HIGH,Amp cafe
ボイドリpre「BOYS ON HIGHER」
出演者多数
開場14:00/開演14:30
前売¥3500(要1ドリンク)
ご予約はこちら

●3/20(月)甲府naked
「ニッタ春のパン祭り~前夜祭~そして麻雀へ~」
ニッタパン
云わぬが花たろう
itami teeth
シゲ
小豆原一朗
開場18:00/開演19:00
ticket charge ¥2000(ドリンク込み)
ご予約不要

●3/21(火) 甲府naked 「ニッタ春のパン祭り」
クオーツ星
シャク&リハビリーズ
内藤重人
佐藤達生
ガイア大村
ぐっどないと
MOQJI
開場17:00/開演17:40
ticket charge ¥2000(ドリンク別)
ご予約不要

●3/22(水)京都nano
ナノ19周年記念
『熱量=質量×比熱×温度変化』
クオーツ星
JUNIOR BREATH
KITANO REM
fuyuco.
開場18:00/開演18:30
前売¥2000(+1drink¥500)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3月23日(木)名古屋今池Tokuzo
クオーツ星pre「3周年の星-名古屋編-」
クオーツ星
ハシグチカナデリヤ
Willy-Nilly
開場18:00/開演19:00
前売3,000円(+1オーダー)
当日3,500円(+1オーダー)
ご予約はこちらへ
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3/24(金)池袋Adm
プピリットパロ
SABOTEN
Su凸ko D凹koi
(O.A)クオーツ星
開場18:00/開演18:30
前売3,000円
チケットはこちら

●3月31日(金) 郡山PEAK ACTION
「Life is tour 25」
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
アベマンセイ
MANAMI
開場18:30/開演19:00
¥2500(ドリンク代別)
予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/19(水)西永福JAM
JAM PRE.「MAX NIGHT」
内藤重人
町田直隆
小豆原一朗(クオーツ星)
西山小雨
おーたけ@じぇーむず
開場18:30/開演19:00
前売¥2500/当日¥3000
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●4/27(木)豪徳寺Leafroom
黒谷ギューンレコ発企画
「クセェ~から地球がどっかいけ」
黒谷ギューン
川崎テツシ(STANCE PUNKS)
小豆原一朗(クオーツ星)
JULiA MURPHY
開場18:30/開演19:00
2500円(別途2drink代 1000円)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

基本的にライブ会場での物販は自分が担当している。
グッズやCDなど品揃えは豊富だと思ってる。

物販が売れるかどうか

これはバンドを継続していく上で非常に大事なことだ。
お金だけでなく、今後のモチベーションに繋がるのだ。
そしてそれは基本的にライブの出来で左右されるものだとは思う。

が、数%の割合で「接客」が関係しているような気もする。
つまり物販に立ってる俺。

自分の接客スキルというのは、大方がバイトで培ったもので。
このスキルがなかなか信用ならないものである。
「信用ならない」というのは、自分でどうコントロールすれば良いのか分からないのである。

初めて接客をしたのは高校生の時だ。
当時、某ファーストフード店で働いていた。
ずっと厨房でいたかったのに人不足ということで駆り出された。
やる前から嫌な予感はしていた。

コミュニケーション苦手

注意力散漫

小声

という三種の神器が揃っているのだ。

沢山ミスをして、上司に怒られ、高校生の僕はナイーブに傷ついた。
僕の接客がダメなのはこの三重苦のせいだ。。。
と思っていた。

ある日、僕あてのクレームのメールが店舗に届いたと言われた。
常連50代主婦からのそのメールを見て、僕は驚愕した。

「あの店員はいつもニヤニヤして私をバカにしている」

え?

俺、笑ってたの?

書いてきた人はなんとなく覚えのある常連だが、
全く覚えのないクレームだ。

ニヤニヤ…だと?

接客が苦手で、むしろガチガチに緊張してたはずだ。
恐らくだが、接客を教わった時に言われた「スマイル」を意識しすぎたのかもしれない。

 

また別の常連さんの話。
この常連のおじいさんは毎日夕方17時頃ココアを頼みにくる。
当時、週5日くらいバイトしてた僕とはお互いに顔なじみの中だ。

それは大雪の日だった。
都内でも珍しく吹雪いてて、店内はガラガラ。
忙しいのも嫌だが、暇は暇で時間が過ぎるのが遅く感じる。

「誰か買いに来ないかなぁ」などと考えていた。
すると、いつもの夕方の時間にあの常連のおじいさんはやってきた。
外ですら人がいない。
この天候で歩くだけでもどれだけ大変か。

おじいさんが自動ドアの前で傘の雪をはらう。
カウンターまで来ていつも通りココアを頼んだ。
お会計を済ませ、ココアを渡した瞬間
こちらを見て話しかけてきた。

 

「こんな雪の日に来るなんて、バカバカしいと思ってんだろ?」

 

え?

俺に言ってる?

 

全くそんな気はないが、例の「ニヤニヤ」が発動したのだろう(暇の中、お客さんが来た喜びだろうか)。
あちらの目は怒りに満ちており、老人にこんなにも敵意を向けられたのは生まれて初めての経験だった。
そんな、祖父にも睨まれたことないのに…

それ以来、老人は店に現れなかった。
いや、もしかしたら俺がカウンターにいない時に来ているのかもしれない。

なんてこった。

つまり僕は「自分の顔がコントロール出来ない」のである。
しかも、タチの悪いことに思ってることと全然関係ない顔になってたりするのだ。

 

これは現在でも続いてて、

 

「目が死んでる」「何を考えてるか分からない」「サイコパス」「MCに心がこもってない」

 

言われたい放題である。

こんな奴が物販に立ってて売れるわけがない。

しかし、音楽の力さえあれば売れる!と信じる日々である。
昔から話しかけずらいと思われている。
話しかけるなオーラが出てるらしい。
逆にこれで売れたら正真正銘、音楽が凄かったということである。
しかもちゃんとサイン用にマッキーも常備しているサービス精神もあるのだ。

今後、ニヤニヤしてる時があるかもしれない。
ダルいなーって顔になってる時もあるかもしれない。
眠いなーって顔になってる時もあるかもしれない。
帰りたいなーって顔になってる時もあるかもしれない。

そこをなんとか踏み越えて
物販に来て欲しい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&父

2023年01月25日 | 豆日記

父の葬儀も無事終わり、細かい手続きに母と二人協力しながらさばきつつ、
10年に1度の大寒波も押し寄せてきて、東京に帰れるのか不安を抱きつつ、
意気消沈するどころか、一人っ子長男としてしっかりしなくては!と、なんだかんだやれてんのか、やっております。

3月にクオーツ星の3周年ワンマンも決まり、名古屋得三でも企画が決定。
今回、東京は豪徳寺Leafroomという場所で。
年に一度東京でワンマンをやってて、内容も場所も毎回変わっております。
クオーツ星は比較的色んな場所でも適応しやすいバンドかと。
その変わり具合を楽しんでもらえたら、と。
そして来月も色々控えておりますのでお楽しみに。

それでは、以下ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●2月3日(金)名古屋吹上鑪ら場
クオーツ星
ヤジマX
ドッグフード買い太郎
開場18:00/開演19:00
2400円+1Dオーダー
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●2月4日(土)京都PUB VOXhall
"choir"voice.34「せかいのしそうから」
at PUB VOXhall
内藤重人and原田真悟Duo
それ以染に
than
クオーツ星
開場18:30/開演19:00
2400円(+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●2/16(木)池袋Adm
「豆福決闘将軍」
クオーツ星×たゆたいず
開場19:00/開演19:30
前売¥3000+1D/当日¥3500+1D
プレイガイド

●2月17日(金)大阪・京橋Arc
ハシグチカナデリヤ presents
『 Go to ナンダナンナンダナンダフルトゥナイト!! vol.1 』
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
Katsu-Uda
モリナオフミ
クオーツ星
開場18:00/開演18:30
¥3000
ご予約はこちら

●2月18日(土)名古屋MUSIC FARM
ハシグチカナデリヤpresents
「Go to ナンダナンナンダナンダフルトゥナイト‼︎vol.2」
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
クオーツ星
ロンドンタナカ
開場17:00/開演17:30 ¥3000
ご予約はこちら

●2/24(金) 新宿Marble
「夜遊び」
ドブロク
ジョズエ
クオーツ星
YUEY
開場19:00/開演19:30/END 22:15(予定)
前売り¥2400(D別) / 当日¥2900(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3月3日(金)豪徳寺Leaf Room
クオーツ星ワンマン
「3周年の星-東京編-」
出演
クオーツ星
開場19:00/開演20:00
3,000円(別途2drink1,000円)
ご予約はこちらへ
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3/21 甲府naked 「ニッタ春のパン祭り」
クオーツ星
内藤重人
佐藤達生
ガイア大村
etc…
開場17:00 /開演18:00
ticket charge ¥2000(ドリンク別)
ご予約不要

●3/22(水)京都nano
ナノ19周年記念
『熱量=質量×比熱×温度変化』
クオーツ星
JUNIOR BREATH
KITANO REM
fuyuco.
開場18:00/開演18:30
前売¥2000(+1drink¥500)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3月23日(木)名古屋今池Tokuzo
クオーツ星pre「3周年の星-名古屋編-」
クオーツ星
ハシグチカナデリヤ
Willy-Nilly
and more
開場18:00/開演19:00
前売3,000円(+1オーダー)
当日3,500円(+1オーダー)
ご予約はこちらへ
toumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

 

令和五年一月十八日午前七時五十六分、父が永眠しました。
満、六十九歳。享年、七十一歳でした。
(twitterで享年六十九歳と書いたけど、間違い)

三年前から大腸癌を患い、手術をするも、その翌年癌が腿に転移。
先月上旬から白血球が通常の100分の1と様態が悪くなり、
医師からも「年を越せるか分からない」と言われましたが一生懸命、命を繋ぎました。

看護師さんからは「非常に我慢強い方ですね」と言われました。
時には失神をするほど想像を絶する痛みの伴う治療でしたが、その痛みからやっと解放され、安らかに眠っていると思います。
母と僕で「よく頑張ったね」「お疲れ様」と声をかけました。

 

幼少の頃から父は本を読むのが好きでした。
勉学を重ね早稲田大学に入学し、順風満帆かと思いきや。
呑んだくれて、就職面接をすっとばし、仕事にありつけず。
広島に出戻ってなんとか広告代理店に就職できたとのことです。

父は本を読むのと同じくらい音楽を聴くのが好きでした。
特にジャズやロックをお酒を飲みながら聴くのが大好きでした。

母と出会ったのも当時母が働いていた広島の有名なジャズ喫茶です。
今はなき、1951年創業の「ジャズクラブ」という店です。
オーナーさんは「サッチモ(ルイ・アームストロング)と一緒にすき焼き食べた」というのが自慢だったとか。
その頃の母は友達と(爆売れ前の)中島みゆきを呼んだりしてイベントをいくつか開催したりしてました。
3,000枚のLPを全部覚え、爆音の中客のオーダーに応えて(コースターにオーダーを書く)音楽をかけていたそうです。
父は毎晩そのジャズ喫茶に一人通い、誰とも話さずウイスキーをロックで飲んで音楽に浸ってはオーナーや母から心配されていたようです。

ところで。

母が初めて父の家に行った時、床に無数のゴキブリの卵があり、言葉を失ったと聞きます。
父にとって家は酒のんで眠るだけの場所だったのでしょう。
自分が息子というのを置いといても、料理、洗濯、掃除の出来る母と結婚してよかったなぁ、と心底思います。

 

勤めていた広告代理店が東京に支店を出すので転勤となり、
一緒に東京へ行く流れで母と結婚に至りました。

「邪魔くさいからガキなんていらない」と言っていたそうですが、
僕が生まれた途端、子煩悩となったとか。
母が止めても僕に欲しいものを買ってくれたり、ランドセルに教科書を詰め込んでくれたり...

僕が中学にあがる前、体の不調を訴えるようになったと聞きます。
当時父はハイライトという強いタバコを毎日2,3箱吸っていました。
「お父さんならタバコやめれるよって一朗が言ってた」と母が告げると、スパっとタバコをやめたそうです。
僕はそんなことを言ってないのに(母は策士)

 

家や車の中ではよく音楽が鳴っていたのを覚えています。
僕と父の好きな音楽はかけ離れていたけど、否定することなく一緒に聴いてくれました。
中学生の時、富士急でマリリン・マンソンのライブがあるとなったら富士急まで車を出してくれたり。
初めてのバイト代でCD買う時は安い中古CDショップを色々教えてくれたり。
アンプやチューナーなど一通りついてるギターセットを買ってもらったり。
昔は騒音としか思えなかった父の好みの音楽も、バンドをやる頃には素晴らしさを理解できるようになりました。

 

息を引き取る1日前。
病院から「血圧が下がって呼吸困難となっています」と知らせを受けました。

何かできることはないかと思い、病室で好きだったジャズやロックを流しました。
その頃は目で文字や液晶画面を追うのも難しく、何か月も真っ白な無音の部屋にいたのです。
せめて聴くくらいならできるかと。

「お父さんの好きだった音楽沢山持ってきたよ」と流すと、
徐々に笑顔がこぼれ、顔色もよくなり、ガッツポーズのように片手を上げ、下がっていた血圧も一時は通常値にまで上がりました。

マイルス・デイビス、キース・ジャレット、グレン・グールド、フランク・ザッパ、ピンクフロイド、ジョン・コルトレーン、エリック・クラプトン…(クオーツ星の音源も聴かせたら指で丸をしてくれ太鼓判を押してくれました)

丸一日流しました。
音楽療法というのか知らないけど、こんなに目に見えて回復するとは。
最後に父から全身全霊をもって音楽の凄さを教えてもらいました。

音楽は、思い出や景色や匂いまでも呼び起こしてくれる魔法のようなところがあります。
母と僕で父の手を握り、忘れていたような思い出が駆け巡りました。
きっと父もそうだったのではないでしょうか(この時点でしゃべることは不可能でした)。

死の間際、最後に残る感覚は聴覚だと聴きます。
最後の最後まで大好きな音楽に包まれ、
父は幸せだったのではないでしょうか。

一人っ子で甘やかされて育てられ、大したことも出来なかったけど、
最後に僅かながら親孝行出来たのではないかと。

 

 

葬儀は親族のみで行う予定でしたが、
地元の同級生や近所の方々など沢山お集まり頂いて
「家族葬でこんなに集まるのは珍しい」と葬儀場の方から言われるほど立派な式となりました。
父は自分のことを語らない人でしたが、今回色んな話を聞けて良い意味でイメージが覆りました。

同級生の方から一番よく聴いていた、と教えてもらったセシル・テイラーを通夜と告別式でかけさせてもらい、
棺桶にセシル・テイラーの『Innovation』というオレンジ色のLPを入れて火葬しました。


父はジャズの中でもフリージャズだったり、マイルスは中期後期だったり、ビートルズよりフランク・ザッパだったり
「屈折」や「狂気」が好きだったのだな、と感じています。

母からは「あんたの音楽は理屈っぽい」と言われました。
両親をあっと言わせるくらい、音楽で狂い咲いてみたいものです。
これは今後の課題。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&2023年を占う

2022年12月30日 | 豆日記

言ってみれば、叶うもんだ。
今年やってみたいことの「誰かに楽曲提供したい!」を方々で言ってたら、ひょんなきっかけでアイドルに楽曲提供することになった。

sommeile sommeile「メタモルフォーゼプール」
地方都市で悶々としてる少女の、名曲が出来ました。通販からご購入可能

「楽曲提供」
「クオーツ星の音源作る」

今年はやりたいことができた。
(あとは、1枚でも多く売れてくれ…!)

が、しかし。

12月を迎え、おみくじで人生初の「凶」をひいてからというもの色んなトラブルが立て続けに。
スマホが壊れ、先月手に入れたばかりのmacbook proが壊れ(バックアップとかしてなかった)、
あげくに広島にいる父親が倒れ(現在病院でなんとか奮闘中)、4年ぶりに家族で顔を合わせた。
もうこりゃ、次回のおみくじで挽回したい。

そのきっかけか、父親が昔よく聴いてた音楽を聴いている。

エリック・クラプトン

ジョニ・ミッチェル

マイルス・デイビス

ジミ・ヘンドリックス

子供の頃は「うるさいなぁー!」と思ってたけど、これが今やたらと染みる。
懐古主義、と片付けるには勿体ないくらいに、よく聴けば音楽的に素晴らしいもので。父親に感謝。

特にジミヘンは未発表音源まで聴きあさってるほど。こうなったら年末の明け方のJIMISEN(現在の日本で限りなくジミヘンに近いライブを見せてくれるミュージシャン兼、池袋Admのオーナー)のライブが楽しみでしょうがない。
あれを浴びて、年始からのツアーにも励めるというものだ。


というわけで、凶を払拭したい、以下ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------

●12/31(土) 池袋Adm※深夜2:00出演
Myベストテープ
プピリットパロ
moll 
クオーツ星 
ハシグチカナデリヤ
HUMANDRIVE
銀幕一楼とTIMECAFE
SUNdals
ハカイアクト。
Jimisen
新月灯花
ザ・ルーディー
tokyo lil boy
diesp8d
開場18:00/開演18:30
前売¥2800+1Drink
プレイガイド:e+ 11/12(土)10:00発売
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp


●1/4(水)大阪昭和町ノーユーノーミー※21:20出演
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
Nonsugar
黒谷ギューン
斧出拓也
開場18:30/開演19:00
前売2,500円(+1Drink)
※ツイキャス投げ銭あり
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/5(木)名古屋新栄ローリングマン※19:35出演
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
にたないけん
斧出拓也
開場18:30/開演19:00
前売2,500円(+1Drink)
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/6(金)京都二条nano※19:35出演
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
にたないけん
Nonsugar
西島衛
開場18:30/開演19:00
前売2,500円(+1Drink)
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/7(土)岡山表町Buddah※20:45出演
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
にたないけん
Nonsugar
ファズモトヒロユキ
開場18:30/開演19:00
前売2,500円(+1Drink)
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/9(月・祝)新宿Marble※クオーツ星は19:00出演
ハシグチカナデリヤ
ザ・マスミサイル
クオーツ星
開場18:30/開演19:00
¥3000(D別)
ご予約はこちら

●1/10(火)池袋Adm
「Admさんの新春コピーバンド大会4DAYS 3日目」
<出演>
 ■まめしてほしい(ブルーハーツ)
 Vo小豆原一朗(クオーツ星)/Gt加藤ヒロシ(Submarino)/Ba福(プピリットパロ)/Dr武虎)

 ■ガチ今ドリフ(ドリフターズ)
 助っ人集団☆ジャイアンツ

 ■タクマレッチリやっぱ弾けないんだろうか(Red Hot Chili Peppers)
 Baタクマ(ロマンス&バカンス)/VoチョメP(ロマンス&バカンス)Gt.シンイチロー(TONY BAND)Dr.高志宮殿下(怪盗ザ・デッドボール)

 ■D.M.Revolution(T.M.Revolution)
 Vo.ダイム/Gt.オクヤマグナム/Key.acco/Ba.TWICE三谷/Dr.こーすけ)

 ■ザ・シロマニヨンズ(ザ・クロマニョンズ)
 ザ・ルーディー

 ■三人の星野秀雄(三人の侍)
 星野秀雄、千鳥足勉三、だんご

開場18:00/開演18:30
前売¥2300+1D/当日¥2800+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/14(土)山梨笛吹市スコレーセンター『集会室』
「スコレーロックフェス」
ザ・ビートレス
クオーツ星(15:00出演)
スーパーズン
開場13:30/開演14:00
入場無料(入場整理券必要)
問い合わせ055-263-7959(笛吹市スコレーセンター)

●1/14(土)甲府naked
「クオーツ星ホールライブ反省会~おい!大村!!」
クオーツ星
ガイア大村
云わぬが花たろう
start 19:00
¥2000+ドリンク代
ご予約不要

●1/20(金)池袋Adm※クオーツ星は19:45出演
「LIVE in THE LIFE IKEBUKURO」
新月灯花
クオーツ星
無限放送47
leroy 
開場18:30/開演19:00
前売¥2800+1D/当日¥3300+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


●1/22(日)代々木labo
「identity with vol.49」
Pomodolo
Velka
27〈HATANANA〉
クオーツ星
One time pass
あんぽんたん
Flat×Company
開場17:00/開演17:30
前売¥2,500(1D別¥600)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●2/3日(金)名古屋吹上鑪ら場
クオーツ星
ヤジマX
ドッグフード買い太郎
開場18:00/開演19:00
2400円+1Dオーダー
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●2月17日(金)大阪・京橋Arc
ハシグチカナデリヤ presents
『 Go to ナンダナンナンダナンダフルトゥナイト!!  vol.1 』
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
Katsu-Uda
モリナオフミ
クオーツ星
開場18:00/開演18:30
¥3000
ご予約はこちら

●2月18日(土)名古屋MUSIC FARM
ハシグチカナデリヤpresents
「Go to ナンダナンナンダナンダフルトゥナイト‼︎vol.2」
ハシグチカナデリヤ
MANAMI
クオーツ星
ロンドンタナカ
開場17:00/開演17:30 ¥3000
ご予約はこちら

●2/24(金) 新宿Marble
「夜遊び」
ドブロク
ジョズエ
クオーツ星
YUEY
開場19:00/開演19:30/END 22:15(予定)
前売り¥2400(D別) / 当日¥2900(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

-----------------------------------------------------------

なーんか、毎年似たような意見だが、今年もあっという間である。
1年=あっという間 という何十年も擦られてきた固定概念にとらわれている。

そこで刺激を追加するために今年の終わりに、やったことないことやってみようと思うのだ。
何がいいかなーと考えたあげく、先日のおみくじが散々だったので…

この日記を読んでるあなたを、
なんの知識もない僕が占ってみようと思う。

毎日僕らは数字と対面している。
インターネット、道路表示、コンビニエンスストア、ゲーム、サッカー観戦、審査員の得点
数字を避けて生活するのは困難である。

しかしそのほとんどが「1,2,3…」といったアラビア数字である。
アラビア数字は利便性に長けていて、何より書きやすい。

だが、ここまで毎日顔を付き合わせていると、僕らは数字に対していつの間にか固定観念をつけてしまうのではないか。
「名は艇を表す」というが、それは逆も言えて、字への固定概念がこびりついて、知らず知らずのうちに人間はその方向に向かおうとするものだ。

例えば

「1」はシンプルで単純。
「2」は水面のカモのようで、らくらくと進んでくイメージ。平坦。
「3」は眠ってる目のようで睡眠。休み。
「4」は「シェー」のポーズに見えるので、嫌味。
「5」は力士が構えてるようなので、きばる。
「6」は体を丸めてるようで、防御。用心。
「7」は腕を上げてガッツポーズしてるようで、喜び。
「8」はマトリョーシカのようで、厚着した女。安心。
「9」は背中で手を丸めてる隠し球のようで、裏切り。
「0」は大口あけた食いしん坊。

各々それぞれご意見あると思うが、なんとなく自分の中ではそんなイメージ。

この数字の組み合わせによって西暦を考えてみようと思う。

まずは今年の「2022」

字だけで考えると、大口開けて余裕の平坦だ。


今年の君は平坦だったんだ。

そうなんだよ。

そうなると、これに「2」が「3」の「睡眠」になるので
2023年は「平坦で食っちゃ寝」だ。
なんて怠惰なんだ。

1311年後の3333年なんか、夢の中である。もうやる気ゼロである。

しかし、アラビア数字から離れて漢数字に置き換えてみてはどうか。

では、1から順に変換。

「壱」は屋根の下で座って読書してる人にみえるで、勤勉。
「弐」は汗流し素振りしてる野球選手のようで、鍛錬。
「参」は電波が飛んでるので、繋がり。
「肆」はウエスタンドアの前で足をつけて待ってる男に見えるので、決闘。
「伍」は「ご」に「てへん」ということで、謝罪。
「陸」はそのまま、土。土台となる人、苦労人。
「漆」は漆(うるし)とも読めるので、艶やか。
「捌」は捌(さば)くとも読めるので、単純作業。
「玖」は、「王」と「久しぶり」、ということで、緊張。
「零」は雨に令、ということで俊敏。

どうだろう。これが僕なりの方程式。

ものによってはアラビア数字とは真逆の意味にすらなる。

2023は「弐阡弐拾参」となるので、
二人の野球選手が阡(あぜみち)で素振りしたり、球を拾ったりして、チームメイトとして繋がりを強めてるという、
スポ根丸出しの年である。

2023年は「平坦で食っちゃ寝」
弐阡弐拾参年は「スポコン丸出し」


この二つから導き出される答え、

それは!!

 

来年は体を動かしなさい。

 

ちなみに、スーパーのキャベツの95円は、玖拾伍となり、「本当にごめん」になるわけ。
アンダースタンド?

 

しかし、世界はアラビア数字と漢数字だけではない。

ベラルーシ語
дзве тысячы дваццаць тры

ヒンディー語
दो हजार तेईस

イボ語
puku abụọ na iri abụọ na atọ

ボージュプリー語
दू हजार तेइस हो गइल

 

…びっくりするくらい何も感じない。
大海原でコンパスを無くしたかのようだ。

僕は如何に見慣れてる形に支配されていたのかがわかる。
そんなんだからあっという間に年が過ぎてしまうのか。どうなのか。固定概念め。

来年はもっと頭を柔軟にしていきたいとも思う。
そうしたらもっとすごい曲が作れるかもしれないし。

 

それでは、みなさん

 

रउरा सभे के साल के शुभकामना बा


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&『おい!音楽!』全曲解説

2022年11月29日 | 豆日記

あれ?11月後半ってこんなに暖かったっけ?
コタツを出すタイミングを見計らっています。

『おい!音楽!』リリースツアー、無事終了しました。
全4箇所、来場してくれた皆様ありがとうございました。
こうやってツアー終わって、なんとか今後もやってこれそうな資金は集まりつつあります…金の話!

バンドで4日間続けて演奏するってのもあまりなかったし、
なんならツアー前に弾き語りワンマンで体力的に心配なところもあったけど
上り調子で演奏よくなっていったのが嬉しかった。
「遊び心を忘れずに閃いたことをやってみる!」が今回の裏テーマでもあった。
連日アレンジやセトリに関してメンバーと話し合いながら試行錯誤した時間も楽しかったな。

ひとまずリリースツアーは終わったけど、当然まだまだライブはやりますよ。
良い音源やグッズを少しでも多くの人に買ってもらいたい…金の話!
以下、ライブスケジュールです。

-----------------------------------------------------------

●11月30日(水)大久保ひかりのうま 奥山漂流歌劇団pre「僕の好きな場所」
小豆原一朗(19:00出演)
佐々木泰雅
村上リョーケン
佐古勇気
奥山漂流歌劇団(ひとり編成)
開場18:30/開演19:00
2000円+オーダー
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12/09(金)浅草Goldsounds
MLE Music presents「MLE大博覧会」7days FESーDAY.5ー
HOST:HIGH BONE MUSCLE/(O.A:AYUKA)
クオーツ星
GA-HA-
飛太
ビリー宮野
佐藤優子
専用アドレス予約受付
hagamemomemo@gmail.com
詳細はこちら

●12月18日(日)高円寺ウーハ
しずくだうみ
小豆原一朗(20:00出演)
OA:sommeil sommeil
開場19:00/開演19:30
TICKET:3,000円(+ワンオーダー)
チケット予約はこちら

●12/21(水)西荻窪ARTRION
【持ってないもの持つ三人】
小豆原一朗(20:20出演)
聞間拓
ムラカミロキ
開場18:30/開演19:30
前売¥2500 当日¥3000 (+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12/23(金)池袋Adm
「終わってるおっさんのクリスマスイブイブ」
小豆原一朗/ニッタパン…他出演者多数(画像参照)
開場18:00/開演18:30(22:30終演)
前売¥2500+1D 食べ物持ち込みOK
飲み放題¥2000
ご予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12/31(土) 池袋Adm
Myベストテープ
プピリットパロ
moll 
クオーツ星 
ハシグチカナデリヤ
HUMANDRIVE
銀幕一楼とTIMECAFE
SUNdals
ハカイアクト。
Jimisen
and more…
開場18:00/開演18:30
前売¥2800+1Drink
プレイガイド:e+ 11/12(土)10:00発売
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp


●1/4(水)大阪昭和町ノーユーノーミー
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
Nonsugar
黒谷ギューン
斧出拓也
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/5(木)名古屋新栄ローリングマン
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
にたないけん
and more
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/6(金)京都二条nano
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
にたないけん
Nonsugar
西島衛
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/7(土)岡山表町Buddah
「詩と志と四都ツアー2023」
新世界ホシヲ
刹澤尚志
小豆原一朗
にたないけん
Nonsugar
ファズモトヒロユキ
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

●1/9(月・祝)新宿Marble
ハシグチカナデリヤ
ザ・マスミサイル
クオーツ星
開場18:30/開演19:00
¥3000(D別)
ご予約はこちら

●1/14(土)山梨笛吹市スコレーセンター『集会室』
「スコレーロックフェス」
ザ・ビートレス
クオーツ星(15:00出演)
スーパーズン
開場13:30/開演14:00
入場無料(入場整理券必要)
問い合わせ055-263-7959(笛吹市スコレーセンター)

-----------------------------------------------------------

 

毎度恒例の楽曲解説を。
早速、曲順に沿っていきましょうー

 

1.「人間妖怪」

この曲には(サウンド面で)バンドの特徴が詰まってるなあと思ったのと、
この音源の方向性を決めるのにピッタリな1曲目だなと。
今回、「踊れる」曲が多いのだ。
前作のEPとは比べ物にならないくらい、リズム隊のグルーヴが素晴らしい。

あの有名アニメの「妖怪人間」は人間になりたい妖怪の歌。
「人間妖怪」は妖怪になりたい人間の歌。
歌謡曲ってくらいにメロは立ってるものにしたかったし、
バンドでリズムを弄り倒してサウンドはかっこいいものになったな。

もともとこの曲は池袋Admのイベント「無菌GIG」で出来た曲。
このイベントってのが「お客さんからのリクエストに沿って曲を作る」というもの。
自分にはない発想と短期間で曲作り、そしてYouTube公開というプレッシャー。
コロナ禍でライブハウスが起死回生で行ったイベントだけど、これが非常に作曲家としてためになった。
大変だったけど、やってよかった。

メインのアコギはWater Pump Studioにあった「Gibson gospel」を使用。
これはGibsonがMartinのギターを真似て作ったところ、全然Martinじゃない音になったというシロモノ。
このギターがめちゃくちゃ音気持ちよくて今回のレコーディング、だいぶ使わせてもらった。
僕の持ってるGibson J-45(1964年)は枯れた音だけど、gospelは力強くキラキラしてるイメージ。

ちなみに、冒頭のジャーンって音やコーラスは僕がミックスした「プリプロ」の音をそのまま使ってる。
エンジニアのカワバタさんが「俺にはこの変んてこなミックスできないわ」と褒められてるのかバカにされてるのかわからない理由で採用に。

 

2.「アダムと僕」Music Video


これも「無菌GIG」で出来た曲。

「初出演から現在まで、自身のこの10数年のAdmでの日々を講談のように劇的な歌物語にしてほしい。
バンド盛衰記、先輩やライバルとの戦記物、取り巻く様々な人物記、などなどやりやすい箇所を好きな視点で高速まめラップ織り交ぜて」

みたいな感じでお願いしますm(_ _)m」
(リクエスト原文)
 
という、難題。
完成まで一週間(しかも他に2曲作りながら)。。。
しかし、火事場の馬鹿力というか、金銭も発生してるというか(また金の話!)、なんとかやり遂げた。

バンドでやっていいものか、そもそも池袋Adm以外でやって受け入れられるのか、などと考えて1年以上も漬けていたけど、いざやってみたらお客さんの反応がすこぶる良く、福(プピリットパロ)にも「これはMVにした方がいいですね!」って言われた。
当時、MVにするなんて発想はなかったけど、レコーディングしてくうちに色々頭の中で画が浮かんで、それがMVの元になっていった。
ほぼラップミュージック。かと思いきやバラードにまで変身する組曲。
最近じゃtiktok(最近始めました)で最初の10秒とかでその曲の良し悪しが判断されてしまう時代。
「いやいや、音楽は止まるまで正体はわからんよ」という意味も込めて5分間の最強の楽曲になった。

メインのギターは自分のGibson J-45を使用。
エレキとか色々重ねてみたけど、結局いらないってことになり、ギターは一本のみ。
つまり、今時の邦楽では珍しいほど音は少ない。
音が少ないからこそ一つ一つの音の良さが際立つし、バンドのダイナミック感が伝わるというもの。
今時のJ-POPは隙間があれば耳にうるさいくらい音重ねてるものだらけ。
味が濃ければ美味いわけじゃないし、濃い味付けは素材本来の旨味と栄養を削いでしまう。
 
 
3.「インスタグラムハニー」
 
この曲も「無菌GIG」のリクエストで生まれたもの。
オーダー自体は「7月生まれの私の誕生日プレゼントに」という内容だったけど、
曲作りのヒントのためにその方のInstagramを見てたら、だんだんネットストーカーのような気持ちになってきて、
(軽めの)ネットストーカーの曲が出来ました。
 
最初はギターのカッティングから作っていったのだけど、
最終的にサウンド自体は80年代のシティーポップを意識したものになった。
(この音源の中で一番爽やかな曲が、ネットストーカーの曲。。。)

バンドに持っていく時は主に僕がボーカル、ギター、ドラム(打ち込み)のデモを作ってメンバーに渡してる。そこにニッタパンがベースを入れてくれる。
この曲のベースはこれでもか!ってくらいに隙間があり、サビになっても隙間だらけ。
ニッタパンはこういう毎回違ったアプローチの仕方(ただ奇を衒うのではなく、ちゃんと理にかなってる)をしてくれてメンバーとしてすごく刺激になる。
 
エンジニアのカワバタさんのアイデアでボーカルは小節ごとに分けて録音した。
SMAPとか嵐みたいなグループのようにキャラクター分けして歌ってみました。
「よく分かんなかったけど、良いテイク!」と言われ、結果オーライで。

ギターはGibson J-45を使用。軽快なこの曲にはピッタリ。
間奏やアウトロの重ねギターはWater Pump Studioにあったエレガットギター(メーカーと名前聞き忘れた)を使用。
アコギでは出せない魅力的な音よね。
 
 
4.「赤鼻じゃないトナカイ」
 
サマーソングの次はクリスマスソング。
これも無菌GIGで生まれた曲。もう、無菌GIGアルバムみたいになってますけども。
これも池袋Admのお陰でございます(ちょいちょい恩を述べていくスタイル)

リクエストは
「「赤鼻のトナカイ」で有名なルドルフくん以外のトナカイ達にも歌を作ってあげてください」というもの。
クリスマスソングというと、明るくてほのぼのしてるか、バラードものというのが定番だけど、
「尖ってて突き刺す」ものにしたかった。「赤鼻のトナカイ」とは真逆のシリアスな楽曲に。
 
テーマは「脇役」とか「裏側」
道を照らして先頭を走るルドルフくんの後ろにいるトナカイたち。
煌びやかなイルミネーションに誤魔化されてる世界の裏側にいる人たち。
ルドルフ以外の8頭の名前が「コメット、ダッシャー、キューピッド、プリッツェン、ドンダー、ヴィクセン、ブランサー、ダンサー」
並べてみたら音が気持ちよくてそのままサビに入れてみた。

あと、冒頭Aメロの小節の頭が分からなくなる仕掛けも歌詞とリンクしてて気に入ってる。
先頭のルドルフくんの後ろで思うところあるトナカイくんたち。みたいな。
歌詞だけじゃなく音でも物語を紡いでいるので注目して欲しいとこ。
2番からずーっと同じコード回しになり、ギターがベース音、ベースがエレキみたいな音でリードを弾いてる。
音的にも面白い仕掛けの多い曲。
 
メインのギターはgospelを使用。
ザクザク切っていくストロークにはピッタリだった。
後半の重ねギターはエレガットとJ-45を混ぜた(アウトロでは別々のフレーズを弾いてる)。
この音色が冬っぽくてグッとドラマチックになった。
 
 
5.「煙の冠」
 
やっと「無菌GIG」じゃない曲きました。
これは2年前の誕生日弾き語りワンマンで初披露した曲。
1ヶ月でどれだけ作れるかってことで5曲披露した中の1曲(他にも「プレゼント」「バスタブのバブル」など)。
 
「自分の作った音楽の中では俺は王様!けど、なんかこの音楽、嘘っぽいなあ」
というような内容。
とはいえ、ほとんど「音の気持ちよさ」を優先して作った。
あと椎名林檎に習って大好きなベンジー(Blankey Jet City)を登場させました。
本人に聞かれたら、ビビって逃げるでしょう。
あと、サビで番号を数えてるように
「夜道ひとり(1)ぼっち つ(2)りばしに み(3)たてたホワイトライン」と数を密かにカウントしてる。
こんな感じに歌詞に仕掛けが散らばってるので発見してもらえたら。
 
元ネタはずっと前にあったがうまくいかず、8年くらい寝かしてたのを引っ張り出し、当時は見えなかった問題点が見え整えてこの形に。
音源化する前から結構ライブでやってて、わりかしフロアーが盛り上がる攻撃的な曲。
特にニッタパンのベースすごいことになってる。ベースだけ聞いても飯食える。
 
メインのギターはgospelを使用。メインのリフはJ-45。
キャラクターが全く違うから同じ音域弾いても個々が消し合わない。
あと、今回初のバンジョーを弾いてみた。これもWater Pump Studioのもの(便利だなあー)。
レコーディング期間中に練習して、なんとかワンフレーズ弾けるようになった。
こういう変化球系楽器を今後もっと使えるようになりたい。
 
 
6.「左利きとプラネタリウムと霊媒師」
 
これは去年の誕生日らへんに出来た曲。
自転車で自分が出演するライブハウスに向かってる最中に。
メロディーもコードも今まで作ってきた曲とは一味違うものに出来た。
コード詳しい人が聞けばかなりギリギリを攻めた曲とわかると思う。
間奏あけのトニーのフリーなドラムも気持ち良い。

レコーディングでは歌かなり苦労した。音程もだけど、気持ちが。
カワバタさんのアドバイスもいただいて、細かいところまで組み立てていった。
「アダムと僕」みたいな早口ラップよりもこういう「歌もの」が一番苦労したりする。
 
ちなみに、生まれてこの方、幽霊はみたことない。
だからって存在を否定するでもなく、
歌ってたらいつか現れたりするかな〜なんて淡い期待もしてる。
 
メインはJ-45。重ねのギターはエレガットを使用。
サビの流れ星みたいなギターフレーズがお気に入り。
 
 
7.「笛吹きおじさん」
 
最後の曲は「無菌GIG」からの曲。
 
(原文引用)
「(中略)豆さんの言葉で、気候変動が訪れる前の四季になぞらえて、生活・人生の場面を歌ってください。
 一日の中に四季をはめ込んでもいいし、夢の中で季節を巡ってもいいし、出会う人の象徴にしてもいいです。」
 
というもので「季節」そのものをテーマにしてみた。
今回の収録曲にはサマーソングもクリスマスソングもあるし、
星の歌ってことでバンド名ともリンクしてるし、音楽についての歌でもあるし、
サビで「おーい」っていう言葉も再び出てくるしで、『おい!音楽!』を締め括るにはぴったりの曲。
それからリクエストしてくれたのがLife is a gasさんということで歌詞に「ガス」を入れたのと、
数え歌になってて、「や(8)わらかな く(9)らやみが おてん(10)とう(10)さま」まで随所に数入れて10まで数えてる。
はっここまで解説するのは、野暮か…
 
このバンドの演奏が非常に感情的で、泣ける。
いっせーのせ、で3人別々のブースで録音した。
AメロBメロだけのシンプル楽曲と見せかけて、
BPMは変わるし、ギリギリの転調もしてるし、でスリリングな曲。

「アイコンタクトもなしでなんで合ったんだろう」って思える場面が沢山あった。
そこら辺もライブで再現しているし、その日の感情でライブでは毎回違うものになってるので是非ともライブで見てもらいたい曲。
バシッと決まった瞬間、大袈裟じゃなく、メンバーだけじゃなく、エンジニアも、全員が音楽に触れてる気がした。

メインギターはJ-45を使用。
俺よりも年上のおじいちゃんギターの枯れてる音がピッタリ。
このギターもかなり長いこと使っててボディーも曲がってきてて、
メンテナンスではどうにもならないくらいになってきた。
次回作までには大工事をしないとならないかも、、、
 
プロのドラマーでもあるカワバタさんが
「クオーツ星のドラムはやりたくない」と言ってた。
(きっと褒め言葉だと信じてる)
 
そういえば、この曲は僕がアコギとボーカルのみ弾き語り状態で聞かせて、メンバーと1から作った。
僕の打ち込みでは出せないものだと思ったので。
結果アレンジの幅や解釈も膨らんで、このやり方ですすめて正解だった。
この3人じゃなきゃ出来ない曲だ。
 
 
まとめ
 
 
以上、全曲解説するに当たって歌詞カード見ながら音源と向き合ってみた。
 
全部の曲に共通しているのは
「幻」と「現」
 
妄想だけで終わらせたくなかったし、現実の出来事ってだけで終わらせたくなかった。
だって人間って1日の1/3は眠ってるわけで、人生の1/3は夢の中なわけで(ショートスリーパーは知らんけど)
0か100なんてものもなくて、僕らは異なるものの交差してる地点に立って生きてる。
 
どんな人間も、良いところもあれば、悪いところもある。
見る角度によっていつもの風景が幻想的になったりする。
音楽はそれを更に促進してくれる効果があると思ってる。
お伽話もメンヘラも厨二病もなんでもない日常も音楽の中では輝ける。
 
君がみてるこの世界ひとつじゃないかもよ?
こんな見方もあるけど、どう?
 
そんな感じで「幻」と「現」をいったりきたりしてもらったらこれ幸い。

そして忘れてはならないのが、歌詞カードの中身も漫画形式になってて面白い。
「名曲くん!(ジャケのキャラクター)が名曲を探して冒険する」というもの。
毎回、ハル君(アートワーク担当)のセンスには驚かされる。
 
そして、以上つらつらと書いてきたこと度外視しても音楽として間違いなくかっこいい。
聴いて、味わって、またライブハウスで会いましょう。
 

会場限定販売
クオーツ星1st mini album
『おい!音楽!』
1.人間妖怪
2.アダムと僕(MV曲)
3.インスタグラムハニー
4.赤鼻じゃないトナカイ
5.煙の冠
6.左利きとプラネタリウムと霊媒師
7.笛吹きおじさん

2,000円(税込み)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&あの時の僕ら

2022年10月29日 | 豆日記

レコーディングが終わった。
エンジニアは前作同様、カワバタさん。
前作よりも方向性がハッキリしていたのもあり、想定していたよりも早めに終えることが出来た。
(前回難航したので、ビビりすぎてに)

まだラフミックスの状態だけど、ハイクオリティー。
演奏や曲もバンドのグルーヴも過去最高に良いと思う。
ああ、完成が楽しみだ!!

素晴らしいクオリティーに感謝。
そして音源制作ってクオリティー求めるととてもお金かかるのよね。
お金も回収しないと…

そんな期待と不安にまみれた以下、ライブスケジュールです。

------------------------------------------------------------

●11/7(月)新宿Marble
「このはしわたるべからず vol.15」
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
イロマキトリドリ
YUEY
開場18:30/開演19:00
前売¥2600(D別)/当日¥2900(D別)
予約はこちら
配信¥1000
アーカイブ2週間(〜11/21 23:59)

●11月9日(水)江古田ロックンロール以外は全部嘘
小豆原一朗(クオーツ星)
saya.
ひらこーじん
古川ケイタ(クラクションズ)
開場18:30/開演19:00
前売り2000円
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/15(火)代々木Labo
~ labo 18th Anniversary!! ~
マロンブランド
クオーツ星
ヘルメッツ
安藤匠
もりきこ
東風あんな
529411
開場17:30/開演18:00
前売2500円/当日3000円(ドリンク代別途600円)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/21(月)江古田ロックンロール以外は全部嘘
小豆原一朗ワンマン
「いくつになってもハッピーバースデー」
小豆原一朗(クオーツ星)
(O.A)なおのがヤバイ
開場19:00/開演19:30
前売3,000円(+1D)
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/22(火)池袋Adm
クオーツ星レコ発企画
「おい!音楽!」
クオーツ星
サナダヒデト
the MADRAS - acoustic set -w/カメダタク(key:オワリカラ/YOMOYA)
開場18:30/開演19:00
前売3000円(+1D)
eプラスご購入はこちら
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/23(水・祝)京都Livehouse nano『LOW-FI DAYS』
ネコグルマ
クオーツ星
雨市
Fancrab
開場18:00/開演18:30
前売¥2000/当日¥2500(+1drink¥500)
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/24(木)名古屋鶴舞K.Dハポン
クオーツ星レコ発企画名古屋編
「おい!音楽!」
クオーツ星
WiLLY-NiLLY
(O.A)ししど
開場18:30/開演19:00
前売3000円+1Drink/当日3500円+1Drink
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/25(金)山梨甲府naked
クオーツ星レコ発ツアー「おい!音楽〜甲府編~」
クオーツ星
テツヤムクン
云わぬが花たろう
アクタモクタ
開場18:00/開演19:00
¥2000+ドリンク別
ご予約不要

●11月30日(水)大久保ひかりのうま「僕の好きな場所」
小豆原一朗
佐々木泰雅
村上リョーケン
佐古勇気
奥山漂流歌劇団(ひとり編成)
開場18:30/開演19:00
2000円+オーダー
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12月18日(日)高円寺ウーハ
しずくだうみ
小豆原一朗(クオーツ星)
OA:sommeil sommeil
開場19:00/開演19:30
TICKET:3,000円(+ワンオーダー)
チケット受付は10/14 20:00〜
https://tiget.net/events/208195

●1/9(月・祝)新宿Marble
ハシグチカナデリヤ
ザ・マスミサイル
クオーツ星
開場18:30/開演19:00
¥3000(D別)
ご予約はこちら

-----------------------------------------------------------

カワバタさんのところで録音する度に出る話題。

「昔、まめ君エレキ弾いてたよなあ。あの音源あるけど、みんな聞く?」

これをバンドメンバーに言うのだが、絶対に聞かせたくないと阻止している。
もう15年くらい前の話だし、どうでもいいと思われるけど、今でも穴があったら入りたいくらいに消えたくなる。
バンドから抜けてから音源は聴いてない。

「まあ、俺の紹介ってことで、そこなら友達価格でクオリティー高く録れるよ」
当時、カワバタさんのスタジオを教えてくれたのはタダセンパイだった。

今はなき浅草KURAWOODで対バンしてから、個人的にライブを見に行ったりしていた。
曲が好きとか、ライブが楽しいとか、色々要素はあったけど、僕らみたいな若手にも気さくに話しかけてくれて、とにかく面白い人だった。

僕らは大学のサークルで結成したバンドだった。
コピーバンドだった。主にやってたのはブルーハーツ。
みんな同級生で、僕はギター初心者、同じくベース初心者のイッコーさん、唯一バンド経験のあるタカマサがドラム、楽器が全くできないというタクローがボーカルだった。
タクローのボーカルはお世辞にも上手いとは言えず、ステージングも照れ混じりのナヨナヨした動きでカッコ悪かった。

友達の紹介で知り合った。人見知り&自意識過剰の僕は気まずい思いをしていた。

「ねえ、ぼーっとしようよ」

初めて交わした会話がこれで、こいつとは落ち着いて話せた。不思議なやつだな〜と思った。

妙に親近感の沸くやつで、楽器も弾けないのに軽音サークルの部長になっていた。
柿生という駅に一人暮らししてて、友達でよく遊んだりしてた。
BUMP OF CHICKENや当時流行ってた青春パンクくらいしか音楽を知らなかったので色んなCDを貸して教えてあげた。
好きなものは少年ジャンプと深夜アニメとゲーム。大好物はマクドナルド、趣味沢山寝ること。親から仕送りでバイトもせず。
「お前、クソみたいな生活だな。」
僕の毒舌にも笑って良いリアクションしてくれた。

身内ノリの学園祭でコピーバンドしかしてなかったのだが、
僕がこっそり作ってた歌詞のないオリジナル曲をメンバーに聞かせて、タクローに歌詞をつけてもらったことから、大学4年生になってからオリジナルバンドとなった。

僕が当たり前のように就職活動していたら、

「まめさん、バンドやろうよ!曲良いんだからやるしかないよ!なんとかなるって!」

自分はちゃっかり教職とってるくせして、俺の就職活動を辞めさせた。
俺も音楽やりたい気持ちが強くなって結局、大学卒業してバンドの道を選んだ。

町田の方にある大学のスタジオを使わせてもらって、往復4時間かけて通った。
大江戸線と小田急線に揺られながら毎回アルバム4枚以上は聴いてた。
ロック雑誌や当時の流行り、名盤と言われたクラシック。
今思えば、それが一番音楽の勉強だったのかもしれない。

ほぼ素人の僕らは右も左もわからず、手探りでオリジナル曲を作り。
僕が曲作り、MTRで簡単な打ち込みを作り、メンバーに渡し、タクローが歌詞をつける。
抽象的な言葉やとってつけたような言葉の並ぶタクローの歌詞には何一つ共感できなかったが、歌詞なんて正直なんでもいいと思ってた。

「メロディーがよければ、絶対に評価してくれる!」そう信じてた。でも、タクローが歌うとなんか違った。
その頃の僕のデモ曲は今と同じように変な転調や強引なコードチェンジを繰り返してて、メロに乗る言葉は「ららら」しかない。
間違いなく、僕以外が歌うには難しい曲ばかりだったと思う。
簡単なコード確認やなんちゃって英語でメロのニュアンス出したり、もっと伝わりやすいやり方あったと思うが、そういうのに気づけないほどド素人だった。

高いノルマを払ってなんとかライブハウスに出さしてもらってた。
初めの頃は来てた軽音のみんなも来なくなり、動員は1人か2人でライブ出るだけで1人当たり1万円くらい払ってた。
対バンも同じようなレベルのバンドでお客さんなんてほとんどいるわけなく、SNSもない時代で、ライブ後アンケート配って新規開拓を狙ったけど、稀な人が2回くらい来てすぐ来なくなった。
とんでもない道を選んでしまったんだなと思った。

半年くらいでイッコーさんが辞めた。
元々ビジュアル系が好きで友達ってことで付き合ってくれてたけど、好きな音楽も全然違うし、将来を考えたらマイナス面しかなかったと思うので、誰も止めなかった。

そのすぐ後にネットのメンバー募集から「せきどん」(タクローが命名)が加入した。

僕らの2つ年下で、一人暮らししてる大学生だった。
明るくてコミュニケーション能力も高く、僕らとも対バンとも打ち解けるのがうまかった。

僕らの初めての企画。新宿マーブルだった。
とにかく知り合い、家族をかき集めて100人以上動員した。
いつもお金払って出てたライブハウスからお金をもらった。
「これくらい使っても大丈夫でしょ」って後日、4人でステーキを食べに行った。
これが唯一の成功らしい成功だった。

次のライブからまた2,3人のお客さんしか来なかった。またノルマ地獄だった。
ライブ後の精算の度に、「楽器隊も曲も良いけど、ボーカルがもっとよくなればなあ」と言われることが多くなってきた。
メンバーの中でも「タクローさえ成長してくれれば」という思いが強くなった。
今思えば、全てのうまく行かないことを誰かのせいにしたかったのかもしれない。

タクローが弱音を吐いたことは一度もなかったが、いつまでもステージで緊張していた。
ダメな自分をよく見せようとして無理してる感じだった。
ボーカル教室にも通ったりしていたが、成果はあまり出ていなかった。
僕に出来ることは曲作ることくらい、と思い、沢山曲だけは作った。が、タクローの歌詞が上がってくるのは遅かった。
「そのうちなんとかなるっしょ」という今までは笑えたタクローの発言もイラッとくることが多くなった。
ここら辺から、せきどんの様子が変わってきた。

「タクローさん、歌が下手なのは分かりきってるんですけど、もっと心打つようなMCできないんですか?ライブに対して本気じゃないんじゃないんですか?」
「まめさんは良い曲作って終わりなんですよ、バンドのアンサンブルとか考えてないんですよ」
「◯◯さん、企画呼んでください!そこで30人呼べなかったら全員で逆モヒカンになりますんで!」

間違いなく、メンバーの中でせきどんが一番本気だった。
ゆるい軽音活動の延長線上のような僕らは相変わらずゆるかったんだと実感した。
しかし、無理矢理カリスマ性なんて出てこないし、タクローのゆるくて親近感あるキャラとは全く別ベクトルを求めているようにも感じた。

ある日のスタジオ終わりで、せきどんがタクローの胸ぐらを掴んだ。
「お前、なんでそんな成長しないんだよ!前に言ったことひとつも出来てねえじゃん!!」
いつもは敬語だったせきどんが怒りを露わにした。
力いっぱい自分のベースを地面に叩きつけて、ベースのヘッドを真っ二つに折って帰っていった。

僕とタカマサはかける言葉も見つからず、
タクローは町田の広場で無言でぼーっとしていた。

しばらくしてタカマサから「彼女と結婚したい」という理由で脱退を告げられた。
タクローの柿生のアパートで4人で話し合った。
僕とタクローがいくら止めてもタカマサの意思は強かった。
大学から続いてた人生で初めて出来た彼女との結婚。
いつもとぼけてるようなタカマサから初めて涙を見た。
ずっと無言だった、せきどんが「もう、やめましょう」と僕らを制して決着がついた。

元軽音の同級生でフリーターしていたS君がドラムサポートになってくれた。
タクローととても仲が良く、僕やせきどんには心を開いてくれない印象だったが、
彼のドラムはめちゃくちゃうまかった。

カワバタさんとのレコーディングはそのくらいの時期だった。
この頃になるとメンバー同士の会話はほぼなかった。
横浜の駅からスタジオに行く道中も無言だった。

「タダセンパイの紹介バンドにしては、珍しく大人しい!」
初めましてのカワバタさんは気さくで優しい人だった。
今まで友達に録音してもらっていたが、もっと音源のクオリティーをあげるべきだという話をした。

衝撃的だったのが、せきどんが別人かっていうくらいに楽しく会話していた。
バンド加入した時みたいだった。
戸惑ったが、僕とタクローもそれに合わせて笑いながら会話した。

1日で2曲とった。
カワバタさんの手際はテキパキと無駄がなく、あっという間に今までとは比べ物にならないハイクオリティーな音源が出来た。

ドラムを撮り終えたS君は先に帰って、
完成品をカワバタさんとメンバーで聞いた。

カワバタさん「これからどんなバンドになりたい?」と聞かれた。

「ブランキーみたいな荒々しいロックバンドになるか、米米クラブみたいなポップを極めたバンドになるか」

俺「ブランキーですね」

せきどん「タクローさんはどう転んでも絶対ベンジーじゃないと思うんで、米粒みたいな米米クラブですかねえ」

タクロー「俺はどっちでもいいよー」

せきどん「他人事だなっ」

みんなで笑い合って、結局ブランキーとも米米クラブとも思えない音源が完成した。

帰り道は、また別人のようにせきどんは無言だった。
夜中の河原沿い、徒歩10分。長い時間だった。
「こんな腹の底のわからない奴とは一緒にいたくない」と思った。

駅の近くになってせきどんが口を開いた。

「この音源出来てレコ発したら、俺抜けますね。もうこのバンドでは将来見えないんで」

俺とタクローは何も言わなかった。
これ以上彼と一緒に何かをやりたいと思えなかった。

SNSもないし、あるようなないようなホームページでもレコ発でもメンバー脱退のお知らせはしなかった。

脱退後、せきどんとは連絡をとってない。
mixiでチラッと見たが、本来好きだったパンクバンドに入ったみたいだった。
噂ではめちゃくちゃ若い彼女作って幸せそう、と聞いたが、本当かはしらない。

タクローと二人で活動した。
二人のデュオってことで僕はエレキからアコギになった。曲も全部一から作り直した。
ライブハウスだけでなく、路上ライブをしたりした。お客さんは増えなかった。むしろ、以前より減った。
4人組だったバンドが2人のアコースティックデュオ。傍から見たらわかりやすく、衰退してるように見えてたと思う。

ただ、曲つくりに関してはエレキよりもアコギの方がしっくりきた。
歌詞は相変わらず共感しにくいけど、曲だけは自信があった。

タダセンパイは池袋Admの副店長になり、僕らはAdmに出ることになった。
Admには売れてないけど、魅力的なバンドやシンガーが沢山いた。
自分が出演してない日にもAdmに通った。普段CDで聞いてた音楽と地続きで見たいバンドが沢山いた。
彼らは自分鳴らしたい音を鳴らしてると感じた。

友達と楽しく音楽やれれば、ある程度音楽欲を満たせれば…
そう思って続けてきたけど、大学卒業して3年経ったが、何も掴めなかった。みんな離れてった。
世間は不景気で自殺者増加、ブラック企業も話題となり、就職氷河期、彼女と別れた…色んな言い訳が浮かんで音楽以外の道を歩むのも怖かった。

今までやったことないことをやろう。

自分で歌詞を書いて、自分で歌ってみよう。

友達のイベントの誘いもあってステージで歌ってみた。
25歳、自称シンガー。

いざ、書いてみたら溢れるように言葉が出てきた。
当時ラップもよく聞いてた影響で楽曲に詰め込んだ歌詞はどんどん早口になっていった。

「変な、こと言っていい?」

当時Admでブッキングマネージャーとして働いてたタクミさんがライブ後話してくれた。
ブルボンズ、客として通ってたバンドのフロントマン。

「バンドより良い」

これだと思った。

多分、本当にやりたいこと

「これから一人でやる」

数ヶ月後、僕はタクローに脱退を告げた。

僕は沢山曲を作り、1年後、自分が歌うバンドを組んだ。

それから数年後、


タクローが突然ライブに来た。サポートドラムしてくれたS君と。
パンパンの塔で竹原ピストルさんと対バンした日だった。
そういえば野狐禅、教えてあげたの俺だったなあ。
ライブ後、話たら、すごく照れ臭く「今バンドやっててギターボーカルやってる」と言ってた。
S君曰く、「背中向けてギターソロ弾いてた」らしい。
「また見にいく!」と明るく告げて帰っていった。

バンド名も教えてくれなくて、相変わらず変なやつだった。

それ以来会ってない。

バンドで企画やる時、曲作り、ライブ前、レコーディング中、ツアー中、嫌な対バン、忙しいスケジュール、バイトの面倒くさいクレーマー、将来の不安、誰にも言いたくない恥ずかしい過去のこと…

あいつのあの言葉を思い出してリラックスしてる。
あいつが唯一僕に教えてくれた良いことかも。

僕はよくボーッとしてる


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&言えないこと

2022年09月24日 | 豆日記

寒くなってきた。
秋だ。

まだ扇風機は出したまま。
縄跳びの輪に入るタイミングを失った。

先日発表された通り、クオーツ星は音源を出します。
ライブを見た方はご存知の通り、非常に充実した内容になりそう。
これは最高傑作でしょう。まだ録ってないけど。

音源とライブはまた別もんで。
細かい楽器も違うし、出てる音域も違うもんで。
レコ発ライブでその両方味わって欲しいな、という思う次第です。

是非ともお願いしますよ。

未収録の楽曲たちも日々、ライブで化けてる。
というわけで会場でお会いしましょう。
以下、ライブスケジュールです。

---------------------------------------------------------------------------------

●10/8(土)千葉稲毛K's Dream
『プピリットパロ ROAD TO SUPER QUATTRO TOUR』
moll
プピリットパロ
クオーツ星
TONY BAND
HUMANDRIVE
開場17:30/開演18:00
前売2800 当日3300 各D代別
eプラスご購入はこちら
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10月17日(月)高円寺ウーハ
小豆原一朗
さわひろ子
開場19:00/開演19:30
3000円+1D
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●10/21(金)池袋dm
「ザ・手売りフェス~弐~」
助っ人集団☆ジャイアンツ
SUNdals
クオーツ星
ハカイアクト
ザ・ルーディー
開場18:30/開演19:00
前売2500
eプラスご購入はこちら
取り置き予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/21(月)江古田ロックンロール以外は全部嘘
小豆原一朗ワンマン
「いくつになってもハッピーバースデー」
小豆原一朗(クオーツ星)
(O.A)なおのがヤバイ
開場19:00/開演19:30
前売3,000円(+1D)
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/22(火)池袋Adm
クオーツ星レコ発企画
「おい!音楽!」
クオーツ星
サナダヒデト
the MADRAS - acoustic set -w/カメダタク(key:オワリカラ/YOMOYA)
開場18:30/開演19:00
前売3000円(+1D)
eプラスご購入はこちら
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/23(水)京都nano
詳細未定

●11/24(木)名古屋鶴舞K.Dハポン
クオーツ星レコ発企画名古屋編
「おい!音楽!」
クオーツ星
WiLLY-NiLLY
(O.A)ししど
開場18:30/開演19:00
前売3000円+1Drink/当日3500円+1Drink
ご予約→toumeinotuki@yahoo.co.jp

●11/25(金)山梨甲府naked
詳細未定

----------------------------------------------------------------------------

 

嘘だろ?と思ってた。

「何考えてるか分からない」
「表情が死んでる」
「目が笑ってない」

いろんな意見を頂いてる。

結構、いる。

僕がサイコパスだと思ってる人が結構、いる。

 

某ライブハウスのスタッフにも

「何かのきっかけで全力で殴ってくる人だと思ってて、ずっと話しかけられませんでした」
なんて言われ、「またまたー」なんて笑い返したら、目がマジだった。


【サイコパス】

反社会的人格の持ち主を表す言葉。~中略~
サイコパスの特徴的性格は、冷酷・無慈悲・尊大・良心の欠如・罪悪感の薄さなど
(コトバンクより引用)

 

いやいやいや。

こんな僕でも人並みに

 

いや

 

人並み以上に

 

気を使っている。

 

 

僕が住んでるマンション。
下の部屋の子供がワンパクなのか、ドタバタうるさい。
作曲してても音が聞こえて気が散ってしまうことが多々ある。
騒音は近所トラブルの上位に入る。

下の部屋へ行って「すみません、音がうるさくて。。。」などと申し訳なさそうに言いに行く未来を想像してみる。

すると、すかさず下の住民は返す刀言うだろう
「あなたも楽器弾いてますよね?あれ音うるさいですよ。
楽器弾くのもやめてもらっていいですか?
本当は楽器ダメなのに許してもらってるけど、大家さんに言いますよ」

圧倒的に俺が不利だ。立ち退きすらあり得る。

どた!!どんどんどん!どどどどど!!!!

ああ、言いたいことも言えない…

 

 

スマホの充電がうまくできなくなった。
角度を傾けたりしてなんとか充電が出来てる状態だ。

ちょうど自転車で10分くらいのところにスマホ修理店があった。
狭いが整頓された綺麗な店内、接客の丁寧なおじさん店員一人。
症状を確認し、部品を取り寄せ、納品後に再度来店することになった。

一週間後、一時間ほどの作業を待ち、スマホを確認してみることに。
業者さんの充電器で充電を確認してみる。

すぐ充電ランプがつき、バッテリーの%もあがっている。

「いい感じですね。」
ほっとする僕。

「角度変えても大丈夫だと思います」
業者さんがスマホを動かす。

充電ランプが消え、充電が止まる。

「あれ?おかしいな。あれ?」
焦る業者さん。

また充電ランプがついて、充電しはじめた。

「…まあ、以前よりは充電しやすくはなってますね」
なぜか気を遣う僕。

「他に原因はないんだけどなあ」
独り言をこぼす業者さん。

気まずい沈黙。

「ちょっと、考えられるのは取り寄せた部品が不良の恐れがありそうで…とりあえず、これを使ってもらって、充電がまったくできないようならまた連絡してください。」

言ってやりたかった…

 

 

「ダメじゃん!!」

「修理費1万円近くかけたのにダメじゃん!!」

「んで、この無駄な時間を返せっ!!!」

 

しかし、僕は優男を気取り、
「わかりました。なんかあったらまた連絡させてください」
と言い、帰宅した。目は死んでたかもしれないが。

まぁ、前よりは多少充電しやすくなってると言い聞かせて
その直後の一週間のツアーも角度を傾けて充電をしていた。

ああ、言いたいことも言えない…

 

 

「小豆原一朗」

この名前で歌い始めてから何度となく表記間違えがある。
一番多い間違いは

「小豆原一

僕は「一」ではなく「一」なのだ

「小豆原一郎」で詳細と共にWEBフライヤーをもらった瞬間、

「うわー、違うけど、いちいち、修正してまた出演者全員に送らせるのも気がひけるし、

ま、いいかあ。。。」

となってしまう。

「クーツ星」が「クーツ星」になってるパターンもよくある。

その度に「まあ、良いか」と折れている。

「齋藤」さんが「斉藤」さんに、「渡邊」さんが「渡辺」さんにされてる気持ちが痛い程わかる。

しかし、今月ツアーに行った時にとんでもない誤字があった。
ライブハウスの前に出てる看板が

「大豆原一郎」

になっていた。

髙橋と髙橋どころの間違いじゃない。
小豆よりも大豆が好きなのか知らないが完全に思い込みで書いてる。
このスタッフ、このままほっとくと次来る時には
大豆は醤油となり、一郎も三郎くらいになり…

「醤油原三郎」

になってもおかしくない。
もう受付でお客さんとスタッフが嚙み合わないことになってしまう。
そうなったら小豆原一朗の動員ゼロで、醬油原三郎にギャラがいくことになる。
あーー醬油原三郎の音楽は色んなきっと濃いーーーんだろうなあ。

とはいえ。
「小豆原」ってあんまり見ない名前だし、「一郎」の方が多数派だし、
しょうがないよね。と打ち上げのハイボールで流し込んだ。

ああ、言いたいことも言えない…

 

 

バイト先。
一年に一回、職場環境改善アンケートというのを書かされる。
スマホで10分くらいかけて入力するアンケートなのだが、面倒くさい。

夜勤でよく一緒に働く後輩の醬油原三郎くん(仮名)が言う。
「あれ書いてないの、俺と小豆原さんくらいっすよ」

小豆原「うわー、忘れてたわ、、、今日書いとく?」

醬油原「マジっすかあ。結局、あれ書いても反映されないじゃないっすか…」

小豆原「まあねえ、でも社員にごちゃごちゃ言われるのもうざいじゃん。」

というわけで10分ほどかけてお互いにアンケート入力をした。

「あなたの上司はあなたの仕事を評価していますか?」
「あなたはこの仕事に誇りを持てていますか?」
「この仕事を友人、知人に勧めたいと思いますか?」

質問は主に社員の評価につながるようなものばかり。

1.とてもそう思う
2.そう思う
3.どちらでもない
4.そうは思わない
5.まったく思わない

この5択から選ぶのだが
僕は穏便に早く終わらせたいのでほとんど3を選んで終了。
ああ、今夜も言いたいことも言えない…

まだ黙々と入力してる醬油原くん(仮名)。

最後の店への意見や要望の欄の一部が目に入った。

「…この職場は最悪。上司はパワハラ野郎…」

おい、おい、すげえこと書いてるな。こんなの本社が見たら社員呼び出しものだぞ。

ん。

…あれ?

上司って社員だけじゃなくて俺も入ってたりする?
自分でいうのも何だが、いつも助けてあげてるし、いろいろ仕事教えてあげたつもりだ。
パワハラって何?やられた側がそう思ったらそうなってしまうのか?
〇〇やっといて、みたいな指示はするけど、それは違うよな?だよな?

「俺、パワハラしてるって思ってる?」

なんて聞いたら、関係性にヒビが入りそうだ。
俺はバイト先では影薄〜く、穏便に暮らしたいだけなのに。

っていうか、俺の隣でサラッとこんなこと書くって…

醬油原くん(仮名)がサイコパスにみえてきた

本当に不満を書いてるだけなのか、ふざけてるだけなのか、マジでサイコパスなのか、

程よい距離で彼を観察しながら今日も働いている。

言いたいことも言えない…
言いたいことあっても言わない方が良いことは確かにある。

 

 

昔、反町隆史が歌ってた。

「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜」

ドレミにすると

ミミソ#ミミミミミミミミミミミミミミレド#
だ。

世の中ってそうだよね。POISONだよね。
大なり小なりみんな気を使って生きてる。

結局、大人ってそうなのか。日本人がそうなのか。
僕が変な方向に気を使ってるだけなのか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブスケジュール&ススムくん

2022年08月27日 | 豆日記

こんばんは。
みなさん、夏はどうお過ごしでしょう?
夏フェス?お祭り?帰省?

趣味といえばラジオか映画くらいのインドアな僕ですが、
今年の夏はベタな遊びってやつを堪能しました。
先日、湯河原の方で音楽仲間と2泊3日の夏休みを過ごしました。
ドライブ、とれたての海鮮、海で泳ぎ、温泉に入り、バイキング三昧。
めっきり47Kgだった僕ですが、何とか51Kgになって帰ってきました。
バイキングでの下品なまでの大盛りプレートを見て、仲間たちは驚いていました。

ベタに湯上り卓球というのもやってみました。
みんなで普通に卓球やった後、「2人卓球」という妙なゲームを考えてやってみました。
通常通り相手に向かってサーブします。相手が打ち返します。
その打ち返した球が向こう陣地に行く前にプレイヤーがぐるっと位置を入れ替わり、打った本人が打ち返します。
その打ち返した球が向こう陣地に行く前にプレイヤーがぐるっと位置を入れ替わり、打った本人が打ち返します。
要は2人で打ち合ってるようで、実際は1人で打ってるという遊び。なんと不毛。
これを永遠続けるのがアホらしくて全員でこめかみから血管浮かせて腹筋押さえて3日間で一番笑いました。

この変な卓球動画を翌日観返したら、あの時ほど笑えなかった。
画面の中の僕等は腹がちぎれるくらいに笑い転げてる。何がそんなに面白いんだろう?
僕なんか笑いすぎて立ってられずに床に倒れてその拍子で膝すりむいて怪我までしてる。
まあまあの運動量と熱気と夏のせいなのか。
こういうの小学生の時に沢山あった気もする。
ああ、この忘れてた感覚。その場でだけ過剰に面白いやつ。
全力でくだらないことで遊ぶ感じ。これも大切な休みだ。

冷静になったら何でこんな楽しいのか説明できない。
そんな得体の知れない何かが「生きててよかった」って気持ちなのかもしれない。
思い出は集めるもんじゃないし、あの世にも持っていけない。
全部消えていくって分かってるから、その時その時を全力で遊ぶ。

先ほど体重計に乗ってみたら、50.2Kgに減ってました。
あんなに大量に食ったもんどこ行った?

毎日米2合以上は食べてる僕です。
以下、ライブスケジュールです。

-------------------------------------------------------

●9月4日(日)京都VoxHall 「ほしぼしのまにまに」
村島洋一
ミズノミカ
クオーツ星
ししど
開場
18:00/開演18:30
charge2000円(+1drink600円)
ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9月5日(月)大阪・長堀橋WAXX 「Life is tour 10」
ハシグチカナデリヤ
サナダヒデト
ロンドンタナカ
小豆原一朗(クオーツ星)
開場
18:30/開演19:00 ¥3000(ドリンク代別)
予約はこちら


●9月6日(火)福岡・小倉FUSE「Life is tour 11」
ハシグチカナデリヤ
サナダヒデト
ロンドンタナカ
小豆原一朗(クオーツ星)
ササキノタカユキ
開場18:00/開演18:30
ご予約は
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9月7日(水)広島Almighty「Life is tour 12」
ハシグチカナデリヤ
サナダヒデト
ロンドンタナカ
小豆原一朗(クオーツ星)
まつながかずき
なみやん
開場
17:30/開演18:00
¥3000(D代別) ご予約は toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/8(木)大阪昭和町優勝酒場ノーユーノーミー
小豆原一朗(クオーツ星)
立川dancingず
ワダアツシ
丸山昂太
ミウラコウスケ
開場19:00/開演19:30
2,500(+1d)
ご予約は
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9月9日(金)吹上鑪ら場
佐藤守晃
グッナイ小形
小豆原一朗(クオーツ星)
近田崇仁(はいからさん)
開場18:30/開演19:00
2000円(D別)
ご予約はこちら toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9月11日(日)池袋Adm「パンチロック祭2022 」
総勢30人弾き語り祭(出演者画像)
途中合間にボクサー達によるボクシング試合有!
開場14:00/開演14:30
前売¥2500+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/14(水)高円寺ウーハ
ずみを
小豆原一朗
西山小雨
開場19:00/開演19:30
¥2500 +1D¥500
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●9/17(土)山梨・甲府naked
「naked 4周年 〜ほとんどコロナ禍だったね2デイズ目〜」
ハロー松田
クオーツ星
Odorico
クラクションズ
怪盗銀次郎
ガイア大村
タク
開場16:00/開演17:30
ticket charge ¥2000+1ドリンク
ご予約不要

●9月20日(火)池袋Adm
ハシグチカナデリヤがMP使い切る空と海とメガネと帽子のAdm5days -カナデリクエスト- 1日目「ドラゴラムの日」
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
ヤジマX EAST
(O.A)ekitai
開場18:00/開演18:30
前売¥3000+1D
ご予約はこちら
toumeinouki@yahoo.co.jp

●10/8(土)千葉 稲毛K's Dream
『プピリットパロ
ROAD TO SUPER QUATTRO TOUR』
moll
プピリットパロ
クオーツ星
TONY BAND
HUMANDRIVE
開場17:30/開演18:00
前売2800 当日3300 各D代別
ご予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp

------------------------------------------------------------------------------------

マンションの3階で一人暮らししてるわけですが、
夏になると我が家は騒がしくなります。虫で。

どっから入ったのか、クモやコガネムシ。
窓には蝶々か何かが脱皮した抜け殻はりついてるし(ちょうどとれない角度にある)
料理しようとまな板とったらセミがいたことも。
公園が近いから虫が多いのか。
大抵は窓やドアを空けてやるとササ〜っと逃げてくれる。

何よりも強敵が

ゴキブリ。

まず動きが俊敏。
一瞬で自分の身を隠す場所へと消える。

そして恐ろしいのが知能だ。
俺の行動パターンを読んでる節がある。

いつもは家にいない深夜1時くらいに帰ったりすると
部屋のど真ん中にいたりする。んで、素早く逃げる。
完全に俺の生活スケジュールを把握して行動しているのだ。
俊敏さに加えて、知能まであるとは。
さすが、1億年以上もほぼ形を変えずに生存しているだけある。

しかし、害虫として害はとても少ないはず。
アリのように家を食べるわけでもなく、バッタのように農作物を荒らすわけでもなく、クモやハチのように毒があるわけでもない。
みんなは言う「気持ち悪い」「怖い」「不潔」と。
その基準だけで言うとコオロギや蛍なんかもわりと近い見た目だとは思うし、外を駆け回ってる虫はみんな不潔だろう。
それでも視界に入っただけで絶叫し、泣く女子供を何人も見てきた。
説明不要に全人類からとんでもなく嫌われてる、こいつ。

ゴキブリ=悪

そういうもんなんだろう

世の中「そういうもん」で片づけられてるものがいくつもある。

例えば、「肉」と言ったら「牛肉」。
豚や鳥ではなく「牛」だ。肉の日(29日)に焼き鳥屋はセールしない。
もっと言えば魚だって、身と言うけど、あれ肉だろう。が、しかし、
そういうもんなんだ。

日本の車にかけられてる税金は先進国の中でも異常に高いという。
販売店の方は購入者に車の説明する時、車本体よりも税金の説明の方が多いという。
これみよがしに税金とろうという財務省の魂胆。が、しかし、
そういうもんなんだ。

ミスチルの桜井さんのあの声で歌われたら「名曲」と思ってしまう。
耳に入った時点で一瞬「良い曲」と錯覚してしまう。
生まれて初めて買ったアルバムは『Atomic Heart』だ。
「いつの日もこの胸に~流れてるメロディー♪」が90年代から脳にすり込まれてる。
そういうもんなんだ。

aikoの『桜の時』という春に出たアルバムには
「花火」と「カブトムシ」というaikoの中でも屈指の夏ソングが入ってる。
『桜の時』3月発売なのに?次に『夏服』ってアルバム出すのに?が、しかし、
そういうもんなんだ。

八宝菜の「八」は本来「沢山」という意味だったのに今や8種類の具材を入れることになってるし、
メロンパンにメロン入ってなくても誰も怒らないし、
「ごはんですよ」はご飯じゃないし、

全部、

そういうもんなんだ

「そういうもん」に人々はなんとなく踊らされてる。なんとなく。


そして、
この夏、
僕は踊らされことをやめた。
(単館映画のキャッチコピーみたい)

牛肉のことは牛肉って言うし、増税には反対だし、メロンパンにメロン入ってなくても許すが、ミスチルにも微妙な曲は結構、ある。

我が家に滞在しているゴキブリも本当はそんな悪いやつじゃないんじゃないか。
大体「ゴキブリ」って名前がよくない。濁音が二つもある時点で悪意を感じる。
僕はこの俊敏で知性のあるドス黒い生き物を
「ススムくん」と名付けた。

それからというもの
ススムくんがゴミ箱から出てきても、
ススムくんがコンロの下に身を隠していても、
僕は冷静に受け入れていた。

「おお、また会ったな。短い人生、この部屋でせいぜい涼しみな」

とある夏の昼下がり

僕はベランダで洗濯物を干していた。
3階のベランダは日差しが強くて、よく乾く。
プラスチックのパーテーションを挟んでベランダはお隣さんのベランダと繋がってる。
お隣の部屋はフィリピン人のシングルマザーと3人の子供が暮らしていて、
たまにパーテーションの下の隙間からカラーボールがこっちに転がってくることがあるので、軽く蹴って返したりしてる。

以前、マンションの駐輪場でお母さんに
「音楽やってるんですね?」と話しかけられ、騒音で怒られるのかと思ったら、
「頑張ってくださいね」と言ってくれた。優しい方だ。

いつもの要領で洗濯竿に服をかけていたら、木の板に足がぶつかった。
これは引っ越しの時に出てきた45センチくらいの棚に使えそうな板だ。
いつか花でも飾れたら良いなぁと思ってベランダに長い間放置してる。

その板の木の隙間に見えた。

ススムくんだ。

ススムくんは急にきた衝撃に相当ビックリしたのかぐるぐる走り回り出した。
多分、隠れる所を探しているのだろう。
しかし安全そうな場所がなかったのか、悩んだ挙句、ススムくんは予想外の行動に出た。

お腹を上にして、
死んだふりをした。

ピクリともしないススムくん。

(え、でも、さっきまで元気に走り回ってたじゃん…)

6本の足、
変な模様のお腹、
あちこちに生えてる毛、

き、、、

きも、、、

きもい!!!!!!!!!!

表の姿には見慣れてたけど、裏はこんなに気持ち悪いのか…
しかし、死んだふりってどういう魂胆だ?
俺が殺すことはないって理解しているんだろう。知能の高い奴だ…
このまま踏み潰すのは簡単だが、ススムくんを殺すのは確かに罪悪感がある。

しかし、

こいつをここに置くわけにはいかない。

僕は履いてるツッカケで「チョン」と蹴ってみた。
ススムくんは死んだふりをしてる。

僕はもう一度、さっきより強く「チョン」と蹴ってみた。
ススムくんはまだ死んだふりをしてる。

僕はカラーボールを蹴るようにススムくんを蹴った。
ススムくんは吹っ飛ばされながら上手に体勢を表に戻し、

パーテーションの下を潜って...

隣の部屋のベランダへ行った。

ヤベー、、、

隣のお母さんと3人のお子さん、すみません。

ススムくんと言います。

よろしくお願いします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする