豆日記

小豆原一朗の日記

こんなはずじゃなかった

2012年04月15日 | 豆日記
皆様お久しぶりです。

ベースが抜けてからというもの、
今は二人で毎回初ライブのような試行錯誤のライブをしています。
まだ4回程ですが、やればやるほど「音楽」ってものを考えさせられています。

今日の新宿マーブルは初めてエレキギターを弾きました。
元々エレキ出身だったんで、懐かしい感じです。

エレキのパンパンの塔は、パンパンの塔が鋭くなった感じです。

でも、また変わっていくのでしょう。
メンバーが増えるかもしれないし、僕がギターを弾かなくなるかもしれません(それはないかな)。
パンパンの塔はこれからどんな音を出すのでしょう。


こんなはずじゃなかった


と思う宙ぶらりんな人生を送っています。
今が不安で、不安で、ため息を漏らすこともしょっちゅうです。
でも、この感情は誰にでもあることじゃないでしょうか。
そして、それは情けないことでしょうか。

今思い返せば少年の時は、
近所の友達がやり始めてその流れでただやっていた野球に打ち込んでました。
でも本当は漫画家になりたかったのです。
しかし、誰にもそんなことは言わず、野球に打ち込んでました。
「日々をスポーツに捧げている」ポーズを決め込んでました。
何故か、その時は本当にやりたいことが言えず、情熱を注ぐことができませんでした。

音楽はというと、父親が家で音楽を大音量で聞いていた(主にローリングストーンズ、マイルス・デービス、フランク・ザッパ)ので僕はその反動で音楽が嫌いでした。
そんな音楽嫌いが、中学生の時にブルーハーツというバンドを聴き、ロックというものを聴きあさるようになりました(今思えば単純な僕には父親の聴いてた大人のロックが分からなかったのでしょう。今は好きですが)。

大学でバンドを組み、そこでギターを弾きました。
そこで僕は曲だけを作り、ボーカルに詞を書いてもらい、歌ってもらっていました。
でも、実は僕は歌を歌いたかったのです。
「人生をバンドに捧げている」ポーズを決め込んでいました。
漫画のように、本当にやりたいことに突っ込むことができず、情熱を注ぐことが出来ませんでした。

そして今は僕は僕の歌を歌い、やりたいことに情熱を捧げています。
そして今思うのは「あの時、漫画を書いてたら」「あの時歌を歌っていたら」なんてことです。
あの時、その道を選んでいたら
今のような音楽は出来なかったでしょう。

最近本当に思う言葉があります。

人生は上手く出来てる。

神様が人間をこういう風に作ろうと思って、十人十色にしたのか。
神様が人間を作るのが下手くそで、十人十色になってしまったのか。

発想の転換でどうとでもとれます。
時として、上手く進んでるんだと思うのが生きる上で健全な考えだと思います。

こんなはずじゃなかった。

という不安な思いを大切に、ポジティブに抱きしめていきたいと思います。

上手くいかない図を思い描ける人よりも、
上手くいってる図を思い描ける人の方が成功するんだと思います。
何もかも上手くいかないと思ってる人は「今に見てろ、今は大ジャンプまでの助走だ」と考えればいいと思います。
何故ならジャンプするにはまずは自分の飛んでる姿を想像することからですから。

僕らどうせ、いずれ死ぬ身です。
そのまま何もひっかからずに墜落してしまうのはつまらないです。
人生のアクロバティックさを堪能して僕は死にたいです。
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