正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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AKさん

2010年10月09日 | 日記
AKさんの生家は、赤木の奥村にありました。
家屋はなくなりましたが石垣が残っています。

東海市に一家が住んでいますので
なかなかお会いする機会はありませんが
時々お姉さんからは『弟は元気ですよ』と
聞いています。

AKさんのお母さんが亡くなった平成5年か姉婿が
亡くなった平成9年にお会いしたのが
最後だと記憶しています。

ご姉妹がこの村に住んでいますので、お墓の
守は姉妹が滞りなく行っています。

AKさんのご両親はとても「力持ち」
だったと先住職から聞かされていました。

お母さんは物静かなおばあさんで、
お盆にお参りすると、後ろに座って
『和尚さん暑い中ご苦労さまです』と
団扇で私に風を送っていました。

クーラーや扇風機があまりなかった
時代は、お盆に僧侶がお勤めする
後ろからウチワで涼しい風を送る
檀家さんが大勢いました。

父に連れられお盆にお参りしていた
子供の私にも同じように
ウチワであおいでくれていました。

今年、新命和尚がお盆参りをしたのですが
数件の家で昔ながらにウチワであおいでくれる
おばあさんやおじいさんが居たと聞かされました。

暑い中での涼しい風は、とても有り難くて
どの僧侶も仏壇に手を合わせるのと
同時に後ろであおいでいる生身の仏さまにも
手を合わせて自然に頭が下がります。




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