正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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(HP作成は正定寺閑栖:小原壽山)
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世代なのか? 

2015年07月28日 | 日記
最近のご法事の依頼は、ほとんどが電話連絡です。

「○月○日の○時に祖母の50回忌をしたいと思いますが、和尚さんのご都合はいかがでしょうか?」

このような電話連絡が一般的なのですが、最近は

「おばあさんの50回忌を簡単にしたいのですが料金はいくらですか?」

檀家さんの中でもきわめて希なお家の法事依頼のお電話でした。

「簡単なご法事」とはどのような仏事を描いているのでしょうか。
「料金はいくら?」とは御布施の事なのでしょうが、
お寺でお品書きのような料金表はあまり見たことがありません。

このような電話を20代や30代の若者であれば、理解も出来るのですが、
還暦を過ぎた方からの電話だと本当に驚きます。

私たちがお寺のあり方や布教活動を檀家さんに
出来てない結果なのかも知れません。

都会の葬儀では、「葬儀だけ坊さん」と行って
葬儀をしてくれれば、その後の「寺と檀家の関わり」を持ちたくない
と言う方が増えていいると聞きます。

檀家制度をわずらわしいと感じる方も多いのかも知れません。

檀家制度はご存じの通り、江戸時代の寺請制度に始まり、
現在の檀家と菩提寺の図式が生まれました。

檀家制度の弊害もありますが、歴史や寺院との関わりを
大切だと思っている人もたくさんいます。

先日寺報63号ができあがり、檀家さんに配られました。



檀家さんに正定寺を知ってもらいたくて、行事や出来事を寺報で伝えだして28年を迎えました。
ホームページを公開して20年になります。

檀家さんにとって誇れる菩提寺となるようにこれからも努力したいと考えています。



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