正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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桜花爛漫・・・花の下より鼻の下

2014年03月30日 | 日記
桜の花は満開です。

境内はもちろんですが、付近の桜も見頃となり
この「上の地地区」では、今日が「花見」だそうです。

「上の地地区」の花見は毎年正定寺へ登る
車道に植えられた満開の桜の下です。



境内の桜



直川苑の桜




私が若い頃、佐伯市海崎の願成寺の堅道和尚が
「花の下より鼻の下・・だよね正定寺さん」と云ったことがありました。


「花の下より鼻の下」は
「花の下で風流な時間を過ごすより、鼻の下の口に食べさせる方が大事である。」

風流より、暮らしを立てることが大事であるという意味らしく
「花より団子」と同じ意味合いだと最近知りましたが、

堅道和尚は「花の下の風情より、鼻の下を伸ばす(色気)方が良いよね」と云った
ように聞こえました。

長い間、私は「花の下より鼻の下」は
・・桜をめでる風情よりも、きれいなお姉さんのお酌で鼻の下を伸ばしながら時間を過ごす風情が一番だ」
と云う意味だと思っていました。・・・・・

堅道和尚は数十年前に亡くなりました。

別府にご一緒すると旅館に芸者さんを呼んで、三味線を弾かせ
本人が上機嫌で「どどいつ」を披露していました。

高齢の芸者さんの前で「花の下より鼻の下・・だよね正定寺さん」と堅道和尚は手招きします。

私とは年の差が50年ほどありましたが、実に楽しく
勉強?になっていました。

この堅道和尚は、止止庵老師と兄弟弟子になります。


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