私が十数年位前、今の日蓮正宗じゃなく、キリスト教に盲信していたとき、私はうちにある仏壇が目障りで仕方がなかった。うちにキリスト教以外のものは置きたくないという考えに支配されていた。
ある日、私は何を思ったか、仏壇に手をかけ、「何だ、こんなもん」と言い、仏壇を倒して壊そうとした。すると母が急いで仏間に駆け寄り、「何をするの、止めてちょうだい」と言って、仏壇と私の間に割って入り、仏壇を守った。
私はそれきり、仏壇から手を放し、仏壇は無事、何事もなく済んだ。
邪教の害毒は、正法を誹謗し、正統な教えから遠ざかっているため、全く自分が見えずに異常な行動を取る。私はすんでの所で謗法、悪行をしてしまう一歩手前まで行ってしまった。
悪を諫める母がいてくれて本当に良かった。
その頃聞いていたキリスト教番組では、仏教などでは、祈りを荘厳、豪華に見せるために線香を焚いたり、色々美化してごまかしている、と言って、ちょうどお盆かお彼岸の時期の放送で、その話者も高齢で、この年になると線香の匂いがするとその誘惑に負けそうになる、などと言って仏教を軽蔑していた。
キリスト教の祈りは、まずもって無味乾燥であり、効き目も全くなく、祈っているだけで本当に虚しくなる。おまけにキリスト教以外の宗教を、何の科学的、比較宗教学的に考察して批判するんじゃなくて、意味もなく非難する。
私のキリスト教を盲信した数年間は、二重人格・偽善者の衣を被った、正に地獄界の世界をさまよう時間の浪費だった。
しかし、変毒為薬、毒を変じて薬と為すで、日蓮正宗に生まれ変わった私にとって、同じキリストで悩む人々の気持ちに寄り添う契機となるものだと信じている。
よかったら、読んで見てください。
私も日蓮正宗です。
リブログしたかったけど、技術がなくてできませんでした。