Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

進取究明。日々の雑感を気ままに綴る私なりに思い考え行い実践する不定期の記録。日蓮正宗とは一切関係なく私個人の見解です。

五木寛之著「風に吹かれて」を読了

2019年05月09日 15時32分40秒 | 読書・本を読む事への楽しみ誘い。日蓮正宗御本。その他一般著作物電子書籍・辞書類
以前古本屋で買った、五木寛之著「風に吹かれて」というエッセイ本を読んだ。
この作家は、私はいつ読んでもすんなりと軽く読める。相性が良い。
五木寛之氏は、いつも自分を低姿勢で語り、それが自然体であり、決して激せず、淡々と語る語り口が何とも心地よい。それは読者を低く見ているのでもなく、むしろ読者を尊重し、その目線が暖かく、嫌みがない。一度ハマれば、五木ワールドへいざなわれる魅力がある。
このエッセイは、五木氏の若き金沢在住時代の著作だ。金沢市は、私も一度、高校生の時の進路調査で、第一志望を金沢大学と書いた事があった。
しかし、未だに縁がなく、何よりその雪深さ、大雪の街という印象が私を遠ざけた。
五木氏も、その後、金沢を離れ、横浜に居を移す。永住はしなかった。
五木氏にとり、「金沢時代」とも呼べる時代の、昭和のエッセイが「風に吹かれて」である。
この本は、かなりの重刷を重ね、何百万部のベストセラーと言う。
「青春の門」の同じ著者の裏事情が判り、面白かった。

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